粉雪を求めて…CMHの旅その7(完結)




- 2012.04.19 Thursday
- アウトドア・旅(海外)
- 09:49
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- by ゆっちん
大きな木々でゆったりと作られたLodgeがいくつか点在していて、メインダイニングがある棟、バーがある棟、ジャグジーがある棟など様々な顔をもつように存在しています。
私たちはメインダイニングがある、新しく建てられた棟に宿泊。それぞれの部屋はダブルベッドが、ど〜んとふたつあって大きなバスタブとシャワー。
バスタブは私にとってかなり重要なポイントなので、めちゃめちゃ嬉しかったです。
日本でもそうなんですが、とにかくお風呂問題はどうしようもないものなので…
そしてもうひとつ大きな問題の”食べ物”。
アレルギーもあるからなんだけど、現在必死になって食さないように気をつけているもの。
卵、乳製品、牛肉
日本出発前に兄に頼んで食事のリクエストをしておいてもらいました。
しかし着いた日の夕食はいきなり牛肉のカルパッチョ。どうやら伝わってなかったようです。
まあ、せっかくだからと食べたら、これがまた美味!!たまだからね〜オッケーにしよっ(笑)
翌日の朝、朝食へいくと、男性のコックさんが寄って来て…
「Are you Yukiko?」と。
昨晩の食事の件について誤ってくれて、しかもシリアル用に豆乳を用意してくれてました。
その日の晩からはベジタリアンみたいな悲しい食事になっちゃうのかしら?と思っていたら、魚を使ったり牛肉以外のものをつかって、ほとんど他の方々と差別なくサービスしてくれたんです。
ほっんとに嬉しかったです。
そして驚いたのは、キャットの中で食べるサンドイッチ。わざわざ別に袋を用意してくれて、その中にちゃーんと私用を作っておいてくれたんですよ。。。めちゃ感動(涙)
名前が違っているのは、まあオッケーにしよーっと。
とにかくILLにいるスタッフ全員のホスピタリティが素晴らしかったです!ココロからの”おもてなし”と”楽んでもらおう”という気持ち。
決して安くはないけれど、こういう贅沢なオトナの空間は、ずーっと大切にしていきたいとココロの奥に響いてきました。ちなみに16歳以下はNGだそうです。
そうだそうだ、先日話ししたフィジー。そのとき泊まったダイビングリゾートも大人と子供をきちんと分けていたんです。このあたりの徹底ぶりは日本も見習うべしと感じましたね〜
おーっと忘れるところだった。
1日山へ出っぱなしの場合、トイレはどうなるの??というと…
お外でGOは覚悟していたんですが、一応ふたつほどトイレがあるんです。しかも、ここまでやるか!と思うほど、感じのよいトイレ←もちろん中はそんなではないですよ。
ただし滑りにいく場所に寄ってはトイレが無い訳でして、、、その場合は全員がキャットに乗ったあと、キャットの後ろが”Your privete space”だそうです。
毎晩、夕食後にお部屋へ戻ると、こんな”おもてなし”も。。
さきほどキャンプも無事終了。けが人もなく、雪も天気も良かったのでホッと一息の中ですが、ちょこっと体調崩しつつあり…しばし自重を言い聞かせているゆっちんでございます。
さてさて大分続いている”粉雪シリーズ”、今回はいろいろとぷち事件もあり人生日々勉強だなーと思うことを書いてみましょかと。
ILLはツリーランということもあり、あっという間にみんなが見えなくなっちゃうようなスキーランになります。しかも距離が長いでしょ。時折めっちゃ不安になっちゃったりして。
やっぱりノートラック(人が滑ってないところ)を滑りたい訳だから、後ろからスタートすればするほど、どうしても真ん中からそれて行っちゃうんですよね。
尾根沿いからスタートして右が開けていたので、そちらの方へ滑り込んでいったときのことです。私の目線に時折Big brothersのうちのPeatと小絵ちゃんが入っていたので、あまり不安なく滑っていきました。
結構ツリーの間も広く、完璧なノートラックと斜度!
ひゃっほ〜〜〜っ!
しかし行けども行けども、Stevenのヨーデルが聴こえないし、なんとなく変な雰囲気。
結局3人そろってLOSTしちゃったんです。
やっば〜い…
3人で途方にくれていると、遠くからKarlaのヨーデルの声が!!こちらも必死で応答して、Karlaに見つけてもらえました。
karlaに聞くと、私たちはスタートしてすぐに右へそれていったそうです。きちんと見ててくれたので、私達のシュプールを追ってきてくれたそうです。Stevenは、尾根をかなりまっすぐ行ったから、その分かなり右へそれて降りてきてしまったんですね。
反省…と安堵。3人いてよかった。。。
女子チーム♬
そして、ぷち遭難も発生!
仁里木常連の高橋さん(海外でもかなりアチコチ滑っているボーダーさん)、木の間が開いている方へ滑っていったらどんどん狭くなっちゃって、まったく身動き取れなくなってしまったそう。
高橋さんはきちんと無線を持っていたので、仲介に兄がはいりつつ、Stevenとやりとりしながら高橋さんに指示。なんとかコト無きを得て自力でルートへ戻ってこれたんですが、彼曰く…
「アイク(兄の呼び名)の声が神様のように聞こえたよ。ときおり無線の入りが悪くなるともう心細くて心細くて」
ホイッスルも吹いて確認したそうですが、木があまりに密集していたのでこもってしまい聞こえなかったそうです。
絶対無線買おう!!!とココロに誓ったわたし。
他、スキーを流しちゃった事件が2つ。2人目さんのとき、ちょうど私は下に着いていたんですが、スキーだけがシュルシュル〜〜〜と流れてきて、近くの木にドンとぶつかって止まってくれたんです。
100Mくらい流しちゃって、そのあと片足で降りなきゃならないから、それはそれは大変ですよね。
見事片足滑走ちゅ〜
そしてぷちスキーロスト。転んだときにリーシュ(流れ止め)つけてなかったので行方不明に。。これもちゃんと見つかって良かった良かった。
リーシュは微妙に難しいんですよね。斜度がある中で転倒して、転がってしまうとスキーもくっついてくる分危なかったりもするし。
どっちがいいのかなあ…
ともあれ、全て大きな事件にはならなかったけど、学ぶことってたくさんあるなーと感じたゆっちんでございました。
Photo : Sae