粉雪を求めて…CMHの旅その7(完結)


 そして迎えたCMH最終日は、5日間でさいこー!というどっぴーかん。
さあ、そのお天気のように有終のフィナーレを飾れるのか??

朝ごはんを食べてるとConieが来て、「今日はスキーに行く?」と。
私はもっちろん「いえーす、おふこーす!」と満面の笑み。今日は移動だから午前中だけになっちゃうしね。

グループボードを見ると、またまたTomと一緒でしかも丹羽さんとの3人のみ。Andreaたちは、飛行機の都合で朝の移動になるそうです。そんなこんなでまたスタッフの女の子・Christineが入ることになりました。


ガイドのPeteは、とっても話好き。
日本人のお友達がいるそうで、その彼は北大雪で天狗キャットというのを始めたんだよとか、Face bookやってるんだったら帰ったらすぐにAdamantsにアクセスするのがお約束!とか(笑)。

いつも通りヘリに乗り込んで、向かうはアルパインエリア。思えば、初日に比べてヘリの乗り降りも大分慣れてきたなーと感慨深くなりつつ、、、
雲ひとつなくどこまでも澄んだ青空の中をヘリが飛んでいきます。気温はベースロッジで−10度と低く、最高のコンディションは間違いなし。

最初に着いたのは、Clamshell。

朝の光が雪に反射して、キラキラ煌めく粉雪の中を滑り出す。どこまでもどこまでも澄み切った空気を吸い込むと、透明人間になっちゃったんじゃ?と感じるほど、全てが無になってゆく。
自分の刻むシュプールの音だけが、広大な山々の中に反射し始めると、今ここに自分が生きている!ということが痛いほど伝わり始めてくる。

何も要らないね
みーんなここに在るんだね

ただ、ただ、産まれてきたこと、そして生きてこれていることに感謝できる自分がいました。

そして下の方へ滑り降りると、大きなデブリが待ち構えています(デブリとは、雪崩が起こって雪が滑り落ちたとこにたまること)。

Peteによると、
昨日ConieとPeteで私たちの安全確保のために、アバランチコントロールをしたそうです。
これがその跡。



山の稜線の下に雪が切れている線がありますよね。その右の上の方に黒くなっているところに、爆薬を仕掛けて雪崩を起したそうです。この写真だと伝わりにくいですが、かなりの広範囲でした。

北米の雪質は日本とは全く違います。
大陸性のためか、とってもドライで密度が濃い感じ。日本の雪は降雪のあと、時間をかけながら雪の結晶同士がつながって、安定してきますが、こちらは逆なんです。
時間が経てば経つほど、雪同士はつながらなくなって雪崩の危険性が増してくるそうです。

なので、山だけじゃなく街のあちこちでもアバランチコントロールして、街全体を守っているそうです。

私たちが来る前から降り続いていてかなりの降雪があったので、雪崩も起こりやすくなってきていたんですね。

そして最高の6ランを終えて、憧れのCMHヘリスキーが無事に終了。

トータル滑走標高差は33,380M。八方のリーゼンコースを約42本滑りきりました!

ガイドのみんなとHugしてお別れ、、、
バイバイ!また絶対来るからね!



お話には登場しませんでしたが、仲良くなったシアトル在住のChiristopheが撮った動画がこれ。同じグループになれなかったので、私は映ってませんが、大体こんな感じ。かなり完成度高いですー



私もChristopheを見習ってがんばってみましたー
Andreaも出てくるよ!



CMH Adamantsの動画がこれ。今年の3月に撮ったみたい。4:20位に出てくる青ウエアの人は、2日目のガイドのCraigっぽい。速いよー!



おまけ♬

気になるTomは良いひとなのか悪いひとなのか??

帰りのバスでのこと。
丹羽さんと私は途中下車の旅で、バンフで降りました。みんなとHugしてお別れしていると、Tomがやってきました。そして、、、

「Thank you Yuki, it's wonderful time to go skiing wish you !」んで、Hughug.

ふんだ、、結局良い人だったんじゃないさ(涙)。




粉雪を求めて…CMHの旅その6


 突然の登場にもうココロがはち切れそうになり、Hugしようとすると…

A「No,no! please don't touch!」と。

精密検査で頭も背骨も異常なかったそうですが、相当なむち打ちなのでしょう。両腕がまだ痺れてうまく使えないそうです。
もちろんスキーはNGだけど、残りの日程はロッジで過ごして、Emanuelたちと一緒にNew caledoniaへ戻れるとのことでした。

あーん、本当に良かったよう(涙)

そして翌日は…


朝からピーカン!しかも気温も低く、さいこーのPOWPOWDAYになりそうな予感♬いえーい。

が!
グループのボードを見ると
な、な、なんとTomと一緒じゃありませんか!

げげげー

一瞬かなり落ちたけど、私は悪い事してないんだしと気を取り直して、さあ行くぞ!

今日のガイドはKonie。
そしてグループ1だったので、一番早い出発で向かうはアルパインエリア!ひゃーん!!←なんと表現してよいかで失礼しました(苦笑)。


ヘリ2台で5つのグループをオペレーションしているのですが、グループ1だと先頭だから広大なアルパインエリアの隅々まで誰のシュプールも無い中を滑れるんです。

そしてその日は、常に先頭を滑ろうとするEmanuel達を、あのTomがしきって「今回はあなたたち2人が先頭行きなさい」って言ってくれたりして。あれ?なんか良いひと??でも騙されないっ

Konieのシュプールの横に、ターン弧を合わせて、標高差700Mを一気に滑り降りる快感!
筋肉痛が悲鳴あげたって、息があがったって、そんなもん”へっちゃらへーのへー”なんだもんねー(笑)。

[後ろにそびえる山々はMt.Adamants]

[アルパインエリアは雪崩の危険性が高いので、斜面はメロウ]

でもですね、
良いことばかりじゃありませぬー

斜面の向きによってはウィンドクラストになっていたんですが、私たちが滑ってそれをKonieが無線でヘリのパイロットや他のガイドに連絡して、そこを外して滑っていたみたいなんですよね。
そう、捨て石ってやつ(苦笑)。

ランチの時に他のグループの人と情報交換したら、その事実が判明。
だって、みんなは「We have no crust」って言うんだもん。

そんなランチはこんな感じ。お腹を空かせたゆっちんが滑り込むの図。

ヘリで温かいスープやらサンドイッチやらお野菜やら運んで、雪でテーブルセッティングした、素敵なおもてなし。



食養生中&アレルギーのある私は、行く前に食べ物のリクエストをしておきました。
するとランチにまでこんな気配りが…(涙)Yukiko用の特別メニュー、ポットの中は美味しいスープ♬


とにかく滑り倒した4日目。その距離、標高差にして10,970M!
ちなみに八方のリーゼンコースの標高差は約800Mだそうです。

いろいろあったけど、ここに来れて良かったよーう。
数年前の辛い闘病生活を考えると、今生きていることへのココロからの感謝とともに、涙がちょちょぎれたのでした。

さあ、いよいよ次がラストです!






粉雪を求めて…CMHの旅その5


 その日は会う人、会う人に「事故があったんだって?」「どうしたの?」とか、たくさん聞かれました。もちろんみんな心配してのことです。

そして夕食前にラウンジにいると、Tomがやってきて私に向かってこう言いました。

「今日のアクシデントのことは聞いたよ。あなたたちは速すぎるんだよ。僕の言っている意味解るかい?」と。

英語だから細かいニュアンスは解らないし、もしかしたら私の理解間違いかもしれないけど、感じたのは、あなたたちの滑りが速すぎるから招いた事故だと…

そのときはそのまま言葉を飲み込んで夕食を食べました。
でも考えれば考えるほど頭にきました。その状況を見ている訳でもないし、私たちは常に最後を滑っていたのも知らないはずだし、なんでこんなことを言われるんだろうと。

あまりの怒りと悲しさに夕食後は、丹羽さんに事情を話ながら思わず涙が…

丹羽さんはオトナです。
「TomはCMHの主のような人だし、Lowyerという位だから厳格なんですよ。ルールに厳しそうだし、事故があったことに対しての忠告のつもりなんじゃないかな」と。

酔っぱらった頭と悔し涙で、その晩は更けてゆき…

翌日は、どうしようもないほどの全身筋肉痛で目覚めました(苦笑)。
あいたたたたーな身体を引きずりつつ、朝のストレッチクラスでゆっくり身体を目覚めさせると、だんだん気分が上向きに♬
Andreaのことはとても心配だけど、気持ちを切り替えて楽しまないとですもんね。

私たちのグループには、Andreaがいないのでスタッフの女の子が入りました。

私たちゲストは最低補償の標高差というのを事前に払っています。もし、天候が悪くてヘリが飛ばずにその標高差を滑れなかったら払い戻しがあります。また、天気も雪も調子良くそれをオーバーしたら、オーバーチャージを支払います。

毎晩、その日に滑ったコースと標高差が貼り出されるので、これ以上滑っちゃったら支払い大変だから早めに帰ろうとか自分でコントロールもできます。
もちろん疲れちゃったとかもあるしー

そうやって空いたヘリの席に、スタッフの子たちが代わりばんこに入って滑るのです。

3日目のガイドはDock.茶目っ気があって、気遣いが優しいナイスガイ♬

[青が丹羽さん、黄色がDock、私の隣がFrederic、右端がEmanuel]

今日も滑るだろうなーと思いつつ、丹羽さんも私もさすがに疲れていたので、今日は早めにロッジに帰る決意!

Dockは多分、一番若いガイドさんなのかな?
いろいろ注意を言ってくれます。

「この先、左側にとっても良さそうなバーンが広がってくるけど、そっちは絶対言っちゃダメ!」とか、「最初に滑る人は僕のラインに近いところを滑って。そうじゃないと後の人はどんどん離れていっちゃうから」とか。

確かにそうなんです。すぐ後ろを行く人にガイドのラインを外されちゃうと、後ろから行く人はどんどん外れて行っちゃうんですよね。

とにかく先が見えないツリーランでも、ながぁーい距離を一気に滑って行っちゃうから、見つけるのが大変なんですよ(苦笑)。

”ありゃりゃ、どこ行った?”と立ち止まると、遥かとおーくの方で「イエ―オ!!」ってヨーデルが聞こえてきて、”ああ、こっちだこっちだ”な感じ。

そんなこんなで楽しいツリーランを6本ほど滑り、その日は終了してロッジへと戻りました。

[6本目の最後はこんな感じ。斜面の下にいるヘリが前のグループを乗せて、飛び立ったら私たちが滑り降ります]

スタジオでゆっくり身体をほぐし、その後はビール片手に雪山の絶景を見ながらジャグジー!
もうもう、パラダイスぅ♬

[ジャグジーの先に見えるのが、Mt.Adamants]

全身筋肉痛は続いているけど、身体もココロも軽くなって、夕食前に丹羽さんとバーラウンジへ行きました。
しばらくすると、誰かが私の肩をトントンと叩きます。

振り返ると…

そこには笑顔のAndreaが立っていました。



粉雪を求めて…CMHの旅その4



ほんでもって2日目のつづき。

大抵はグループの中で先頭をチェンジして滑るのが普通です。
が、彼らは常にサーッと滑りだしてしまうので、丹羽さんと私はほとんど後ろを滑ってました。
人数多かったら、交代しようと言うべきとこだけど、5人くらいだったらさほど体制に影響ありません。まあ、ツリーランだと厳しい部分もあるけど、逆にライン外せて良いとこ発見できたりもするし(笑)。

そして午後が始まって数本目のこと。

Craigに続いて彼らが滑り出し、丹羽さん、私という順番でした。完璧なノートラックのオープンバーンを気持ちよく滑っていて、左へストンと落ち込んだ斜面に入ったとき、私の左前方に転んだ人の姿が飛び込んできました。

あれ?誰か転んじゃった?と思い、止まってみると、Andreaが唸っています。

ゆ「Wow! Andrea, are you allright ?」
A「uuuu ! whoooo- ! NO! NO!」

私は気が動転しました。
みんな下降りちゃってるし、ゲレンデじゃないから誰か滑ってくる訳でもないし。

落ち着け!ゆきこ!あんたはインストラクターでしょ!!百戦錬磨、いろんなことやってきてるんだから、最善を尽くしなさい!!

Andreaはフランス人なので、うめきながらフランス語っぽいのを発しています。もちろん何を言っているのかは解らないし、目は閉じたまま半分意識が遠のいているような感じ。でも時折足を痛そうにしてました。

とにかくCraigに知らせないとと思い、無線を手にしました。
ちゃんと伝えられるだろうか…

ゆ「Craig! This is Yuki. Andrea fell down and he can not move !」
C「OK, Yuki. Can he speak ?」
ゆ「No, but his right leg looks painful.」

そこまでの会話は覚えているけど、正直あとは何を話したか覚えてません。とにかく必死で英語で伝えたことだけ。

Natterlyが行くからというのが解ったので、Andreaを介抱しながら待ってました。するとだんだん彼の意識が回復してきて、無線で仲間のEmanuelたちとフランス語でやりとりできるまでなってきました。
あとで解ったんですが、Emanuelたちはドクターだったんです。

ここからがCMHのオペレーションの凄いところ。

そうこうしている内に、斜面の下からヘリが、ドババババババーと轟音とともに現れて、Natterlyが来てくれ、次のヘリでCraigや同じパーティの仲間たちも来ました。
そして他のガイドたちも。

Andreaはうまく手が握れないらしく、もしかしたら頸椎を損傷しているかも…という診断で、首を固定して担架に乗せられ、一番近い街Revelstokeまでヘリで搬送されていきました。

そしてその後は、あっという間に元のグループ体制に戻ってスキーが再開したのです。
その間1時間くらいだったのでしょうか…

とにかく何もできなかった私なのに、AndreaもEmanuelたちもガイドのみんなも口々に「Thank you Yuki ! You help him.」なんて言ってくれて…(涙)

ずーっと標高の高い雪の中で止まっていたもんだから、気がつけば手が氷のようになっていました。冷たいなーと思い握ったり繰り返してたら、Craigが気がついてくれて自分の手袋は暖かいからチェンジしようと言ってくれたんです。

近くにいたConieも、これ使いなよってホカロンくれたりもして。

あったかかったです(涙)。

あーん、Andreaが元気で戻ってきますように。







粉雪を求めて…CMHの旅その3


 2日目の朝、ストレッチクラスで充分身体を起こし準備万端。

グループボードを見ると初日とは構成が変わっていて、Andrea, Emanuel,Fredericというニューカレドニアから来たフランス人の3人組と一緒になりました。
そう、あのニューカレドニアですよ!天国に一番近い島って言われている南の島からです。

いやー驚きました。
NZへよく行ってたころ、飛行機の上から「きれいだなー、1度行ってみたいなぁ」なんて思っていたところからなんですから。

そしてガイドはCraig。
CMHには10年いて、最初の3年はMonasheesで、ここAdamantsは7年になるそうです。
真ん中がCraig, 赤がAndrea, 青は丹羽さん

年齢的には初日よりグッと若返りました(笑)。

お天気があまり良くないときは、森林地帯の上のオープンバーンにヘリが着陸して、メロウなオープンからスタート。その後は尾根沿いを滑ってから急なツリーランに滑り込んで行くというのが大体のパターン。



とにかくツリーランは急&木の間隔がタイト。そのため木の存在が大きく、先が全く見えない不安もあります。
でも、雪がめっちゃ極上&たっぷりとした積雪だったので、もうもう楽しいのなんのって!

というか、必死なんだけど征服感があるんですよね。

狭い木々の間を抜けると、その先にはものすごい落差がお出迎え。慌てて足を伸ばしても届かない!身体全身を使ってリカバリーして次のターンへつなげてゆく…

私もう歳だから、、とか
体力ないから、、とか

言ってる場合じゃありません。
まあ、その日のあとは猛烈な全身筋肉痛が襲ってきたんですけど(苦笑)。

そうこう言っているうちに、数本目が終わってヘリにピックアップしてもらったときのこと。

全員が持っている無線はガイドさんやヘリのパイロットも同じチャンネルで、常にいろんなやりとりしてオペレーションしているんです。

でもペラペーラな英語だから、ほとんど耳に入ってこない私ですが、何やらあったような雰囲気が伝わってきました。耳の穴、大きく広げて聞いていると…

ゲストの1人がツリーウェルにはまってしまってNatterlyが救出に向かっているそう!!げげげっ
私たちの乗ったヘリが低空飛行して木の間を探していきます。あちこち旋回していたそのとき、いました!発見です。Natterlyが懸命に雪を掘っているのが見えました。

オープンバーンにヘリが着陸すると、Craigが「すぐに行くから」と言っています。慌てて準備して滑りだしたら、無線が入って無事に救助できたとのこと。

よかったー

そんなこんなでヘトヘトになってお待ちかねのランチタイム♬

Craigから「これから天気良くなって来そうだから、アルパインエリアへ行くよ。もしロッジに帰りたいなら、今がタイミングだけどどうする?」と。
もちろんもちろん「I wanna go out !」

コトバもでないほどすごい景色が広がってました。岩山と雪と氷河のコラボレーション!
そう、私は氷河を見ると興奮するんです。だって、その下にもしかしたらマンモスが冷凍保存されているかもなんですよー(笑)。

まだ動きに慣れてないせいで写真がちゃんと撮れなくて残念。

そしてアルパインエリアを滑って数本目に…

長くなるので、続きはその4で←すみません、出し惜しみじゃないんですーあまり長いと読むの疲れちゃうかなと(苦笑)





粉雪を求めて…CMHの旅その2


 一夜明けて…時差ボケなんてなんのその!しっかり睡眠とって、朝のストレッチクラスへ。

ここには2人のセラピストがいて、マッサージやらストレッチクラスやらをやってくれます。長時間の移動で硬くなりきった筋肉をひとつひとつ丁寧に伸ばして…

なーんて思ったらキツいキツい(苦笑)ヨガを取り入れたストレッチは、なかなかハードなおもてなしでした。

朝食を食べ終わったころには、ボードにグループ分けが貼り出されます。
ゲストは総勢30名で、うち10名はSKI TOURING。これはヘリである程度上がってから、シールで登って滑ってをするグループ。残りの20名が4つのグループに分かれるという感じです。

実はCMHの通常は11人のグループだけど、今回のプログラムはSmall Groupってやつなんです。

初日のガイドさんはNatalieというめっちゃチャーミングな女性。背は高いし、スタイルいいし、笑顔も素敵だし。女性のガイドさんっていうと、なんだか男勝りってイメージあるけど、まったく違ってました。でもですね、やるべきことはしっかりやるし、頼りになる存在!見習わないとねー
黄色がNatalie、手前は丹羽さん

グループメンバーは、一緒に来た丹羽さん、New Jerseyから来たPaulとGersson、CMHハードリピーターのTomの5人。

初日ってですね、みんなけん制し合うんですよね。こいつどの位滑れるんだろう?とか、どんなやつなんだろう?とか。

まあ、私は女性だしー、むふふふふーなノリでしたが(笑)

そんなこんなでワクワクしながら、ヘリに乗り込み、さあ憧れのCMHヘリスキーがスタートです。
向かって左がPaul、右がドアマンTom

天候は雪、気温はベースで−6度くらい。
あっ、そうそう朝食のときに、必ずガイドさんがチンチンチーンとグラスを鳴らして、今日のコンディションとか予定を教えてくれるんです。

朝から耳を澄まし精神集中させて聞く必要がある私ですが(苦笑)

最初の1本目。Paulが何回も転んでしまうとう事態になってしまいました。旅の疲れもあるし、聞くとこによると彼は68歳。しかもある程度の標高があるから、転べば転ぶほど息もあがって苦しくなっちゃいますもんね。

すかさず時間をゆっくり取ろうという気配りか、Natalieのツリーウェル脱出の講習が始まりました。ツリーウェルというのは、木の幹のところにできる空洞のこと。

日本ではツリーホールと言うのですが、そんなにナーバスにならないんですよね。でもここではめっちゃナーバス。それもそのはず、その深さは積雪分になるそうで、今は3Mだという…唖然。

頭から突っ込んでしまった場合、足から突っ込んでしまった場合、さまざまな注意と自力での脱出方法を習います。もし腰まで入ってしまったら、無理に動かず無線で救助を頼むとのこと。

で、救出する方は必ず斜面の下から三角形に掘っていくのです。

いやー絶対にはまりたくない!怖いよー

な、スタートでしたが、最高の雪質の中オープンバーンからスタートするツリーランを堪能させていただきました。



粉雪を求めて…CMHの旅その1


 Still go on な一休みはというと…

今年も粉雪を求めてカナダへと行って参りました。

今回訪れた場所は、Canadian Moutain Holidays そう、たくさんのスキーヤーが憧れるあのCMH。広大なカナディアンロッキーにたくさんの拠点を持ち、ヘリスキーを展開しています。
その歴史、実に45年というから凄いですよねー。日本じゃ、白黒TVからカラーテレビへ移り変わっていた時代でしょうか…

ご一緒したのは京都在住の丹羽さん。昨年ILLも一緒に行った方で、CMHは5回目というベテランさんです。ちなみに2月にはキルギスタンというロシアにヘリスキーへ行って来ている強者(笑)。

さてどんな旅になるのでしょうか。

スキーはファットスキーレンタルが充実しているとのことで、ブーツだけ持っていくことにしました。万が一Lost baggageになると大変だからということで手荷物。

バンクーバー経由でカルガリーへ着くと、さあ呼び出しです。むむむっ

過去ツェルマットへ行った時にLost Baggageして、めっちゃ大変な思いを経験していたときと同じ、なんとなく不穏な空気。

おーまいごっど!
やっぱりLost Baggageでした。

まあ、ぷちLostって感じ(笑)。後の便でちゃんと着いて、夜にはお部屋に到着しておりました。めでたし、めでたし。

翌日は朝6時過ぎに出発。カルガリーからのCMH専用バスで揺れに揺られて8時間!西に向かって着いたところは、Adamantsのヘリポート。


いくつかのグループに分かれ、いざAdamants Lodgeへ!


5つの谷の麓に位置するLodgeは、すっごく素敵な雰囲気。完璧に下界からシャットアウトされた空間です。



責任者でありガイドでもあるKonieと、Lodge全体のお世話係のKarlaがお出迎えしてくれました。

Karlaからはお部屋のこととか、食事のこととか生活全体の説明。Konieからはスキーレンタルに関することとか、このあと行なうヘリスキーのためのオリエンテーションのこととかの説明。

そう、当たり前だけどAll Englishってやつです。

しかもこれから5日間一緒に過ごす他28名のNative Speakerに対して話すコトバなもんだから、速い速い(汗)。またみんな途中で質問とかもするから、話があっち飛んだりこっち飛んだりなんかしたりして。

とにかく断片的にガーッと頭に詰め込んで、解らなかったことを、もう一度質問に行く!
一体その後いくど繰り返したことか…

ちなみに丹羽さんは、ほとんど英語を理解できないし話もできましぇーん(涙)

これから先どうなるのかしら??と一抹の不安を抱きながら、お部屋で休んでいると、カラーンカラーン♬と鐘の音。そう、オリエンテーションの開始の合図です。この先、滞在中はこの鐘の音で動きが始まるのでした。

オリエンテーションはヘリの乗り方や降り方、さまざまな注意事項がありました。まずはグループでドアマンというのを決めるんです。パイロット、ガイドそしてドアマンが連携して、乗り降りをコントロールするのです。

続いてはトランシーバーの使い方。ガイドとゲスト30名全員がMOTOROLAのでっかいやつを持たされるんです。しかし後にこれがどれほど役に立ったのか…

そしてビーコン、プローブ、シャベルの使い方。かつて無いほど複数捜索などを身体が冷え冷えになるほどやりました。

うー…
だいじょぶなのかい?私??というかなりの不安を抱えましたが、まあなんとかなるべ精神&時差ぼけで相当眠い中、初日の夜は更けてゆきました。





木工家さんと会いました


 まだまだ暑い日が続きますが、みなさま溶けてないですかー!?
私は溶けかかりつつ…早くも冬の予定が入りつつ…夏をエンジョイしておりまする♬

改めて健康でいるって大切なことですね。

夏休み、北海道へ行ってきた訳なんですけど。
ニセコ以外にも訪れたい場所があって、あちこち巡ってきました。その様子をちらりと。。。

一緒に行った友達のルイスはクリエイティブなお仕事をする人で、写真も撮ったりしてます。そんな彼女がブログを通じて知り合いになった木工家の国本さんに会いにいきたいということで、お供してきました@札幌です。

その方が大切にしているのが”ねんりん”。
ゆうに200種以上の木々から”ねんりんアート”を題材に、さまざまなものを創りだしていらっしゃいました。

木は多くのことを教えてくれるという国本さん。
私たちの身の回りには”豊かさ”がいっぱいあって、素材の美しさは”地球の恵みの豊かさ”を教えてくれるのだと。それは決しておごりではなく、謙虚さの裏返しにある”強さ”だということ。

”ねんりん”には、その木が生きてきた証しがつまっています。その時代時代の条件や木の性質によっても、すこしずつ違っていて、そこにはたくさんのメッセージがありました。

地元の幼稚園にて。このアートに触れる子供たちはどんな目をしているのでしょう。

高校の女子寮にて。各部屋の入口に部屋の名前をつけた、こんな可愛いボードがありました。この子が一番好き!!

国本さんのブログはこちら


そして富良野&美瑛へ。

十勝岳麓に広がるこの景色!ルイスが写真を撮っているその先には。。。

こんな景色がありました@マイルドセブンの丘

美瑛川の砂防工事によって、偶然にできた青い池の絶景

北海道はね、もうトンボの季節になってたよ♬


粉雪を求めて〜カナダの旅(おもてなし)〜


大分時間があいちゃいましたが、2月に行ってきたIsland Lake Lodgeの旅の続きです。残すとこあと2つ!おつきあいくださいね。 

Island Lake Lodgeは、なんとも言えない贅沢な空間でした。

大きな木々でゆったりと作られたLodgeがいくつか点在していて、メインダイニングがある棟、バーがある棟、ジャグジーがある棟など様々な顔をもつように存在しています。


私たちはメインダイニングがある、新しく建てられた棟に宿泊。それぞれの部屋はダブルベッドが、ど〜んとふたつあって大きなバスタブとシャワー。


バスタブは私にとってかなり重要なポイントなので、めちゃめちゃ嬉しかったです。

日本でもそうなんですが、とにかくお風呂問題はどうしようもないものなので…


そしてもうひとつ大きな問題の”食べ物”。

アレルギーもあるからなんだけど、現在必死になって食さないように気をつけているもの。


卵、乳製品、牛肉


日本出発前に兄に頼んで食事のリクエストをしておいてもらいました。


しかし着いた日の夕食はいきなり牛肉のカルパッチョ。どうやら伝わってなかったようです。

まあ、せっかくだからと食べたら、これがまた美味!!たまだからね〜オッケーにしよっ(笑)


翌日の朝、朝食へいくと、男性のコックさんが寄って来て…


「Are you Yukiko?」と。


昨晩の食事の件について誤ってくれて、しかもシリアル用に豆乳を用意してくれてました。

その日の晩からはベジタリアンみたいな悲しい食事になっちゃうのかしら?と思っていたら、魚を使ったり牛肉以外のものをつかって、ほとんど他の方々と差別なくサービスしてくれたんです。


ほっんとに嬉しかったです。


そして驚いたのは、キャットの中で食べるサンドイッチ。わざわざ別に袋を用意してくれて、その中にちゃーんと私用を作っておいてくれたんですよ。。。めちゃ感動(涙)

名前が違っているのは、まあオッケーにしよーっと。


とにかくILLにいるスタッフ全員のホスピタリティが素晴らしかったです!ココロからの”おもてなし”と”楽んでもらおう”という気持ち。


決して安くはないけれど、こういう贅沢なオトナの空間は、ずーっと大切にしていきたいとココロの奥に響いてきました。ちなみに16歳以下はNGだそうです。

そうだそうだ、先日話ししたフィジー。そのとき泊まったダイビングリゾートも大人と子供をきちんと分けていたんです。このあたりの徹底ぶりは日本も見習うべしと感じましたね〜


おーっと忘れるところだった。

1日山へ出っぱなしの場合、トイレはどうなるの??というと… 


お外でGOは覚悟していたんですが、一応ふたつほどトイレがあるんです。しかも、ここまでやるか!と思うほど、感じのよいトイレ←もちろん中はそんなではないですよ。


ただし滑りにいく場所に寄ってはトイレが無い訳でして、、、その場合は全員がキャットに乗ったあと、キャットの後ろが”Your privete space”だそうです。


毎晩、夕食後にお部屋へ戻ると、こんな”おもてなし”も。。




粉雪を求めて〜カナダの旅(日々勉強!)〜


 寒気が戻りつつ@ニセコでございます〜

さきほどキャンプも無事終了。けが人もなく、雪も天気も良かったのでホッと一息の中ですが、ちょこっと体調崩しつつあり…しばし自重を言い聞かせているゆっちんでございます。


さてさて大分続いている”粉雪シリーズ”、今回はいろいろとぷち事件もあり人生日々勉強だなーと思うことを書いてみましょかと。


ILLはツリーランということもあり、あっという間にみんなが見えなくなっちゃうようなスキーランになります。しかも距離が長いでしょ。時折めっちゃ不安になっちゃったりして。


やっぱりノートラック(人が滑ってないところ)を滑りたい訳だから、後ろからスタートすればするほど、どうしても真ん中からそれて行っちゃうんですよね。


尾根沿いからスタートして右が開けていたので、そちらの方へ滑り込んでいったときのことです。私の目線に時折Big brothersのうちのPeatと小絵ちゃんが入っていたので、あまり不安なく滑っていきました。


結構ツリーの間も広く、完璧なノートラックと斜度!


ひゃっほ〜〜〜っ!


しかし行けども行けども、Stevenのヨーデルが聴こえないし、なんとなく変な雰囲気。

結局3人そろってLOSTしちゃったんです。


やっば〜い…

3人で途方にくれていると、遠くからKarlaのヨーデルの声が!!こちらも必死で応答して、Karlaに見つけてもらえました。


karlaに聞くと、私たちはスタートしてすぐに右へそれていったそうです。きちんと見ててくれたので、私達のシュプールを追ってきてくれたそうです。Stevenは、尾根をかなりまっすぐ行ったから、その分かなり右へそれて降りてきてしまったんですね。


反省…と安堵。3人いてよかった。。。


女子チーム♬


そして、ぷち遭難も発生!

仁里木常連の高橋さん(海外でもかなりアチコチ滑っているボーダーさん)、木の間が開いている方へ滑っていったらどんどん狭くなっちゃって、まったく身動き取れなくなってしまったそう。


高橋さんはきちんと無線を持っていたので、仲介に兄がはいりつつ、Stevenとやりとりしながら高橋さんに指示。なんとかコト無きを得て自力でルートへ戻ってこれたんですが、彼曰く…


「アイク(兄の呼び名)の声が神様のように聞こえたよ。ときおり無線の入りが悪くなるともう心細くて心細くて」


ホイッスルも吹いて確認したそうですが、木があまりに密集していたのでこもってしまい聞こえなかったそうです。


絶対無線買おう!!!とココロに誓ったわたし。


他、スキーを流しちゃった事件が2つ。2人目さんのとき、ちょうど私は下に着いていたんですが、スキーだけがシュルシュル〜〜〜と流れてきて、近くの木にドンとぶつかって止まってくれたんです。

100Mくらい流しちゃって、そのあと片足で降りなきゃならないから、それはそれは大変ですよね。


見事片足滑走ちゅ〜


そしてぷちスキーロスト。転んだときにリーシュ(流れ止め)つけてなかったので行方不明に。。これもちゃんと見つかって良かった良かった。


リーシュは微妙に難しいんですよね。斜度がある中で転倒して、転がってしまうとスキーもくっついてくる分危なかったりもするし。


どっちがいいのかなあ…


ともあれ、全て大きな事件にはならなかったけど、学ぶことってたくさんあるなーと感じたゆっちんでございました。


Photo : Sae




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