ノルウェートレッキング紀行〜船に乗って楽ちん〜


おおっ

気がつけば暦が変わり10月に。

まだノルウェートレッキングを書き上げてないと言うのに…

よし!スピードアップだ〜〜

 

という訳で続きです。

 

果たして無事とは言いきれませんが、何はともあれ1日目が終了。その晩は、泥のように眠りました。なんといってもお酒好きのこの私が、ビール1杯しか飲めなかった位疲れていたのです。

 

しかし小屋のおじさんにルートを相談すると、なんと船を使うルートもあるということ。歩きだとコースタイム6時間のところ、船ルートだと4時間半!もちろんこれを使わない手はありません。

この辺り、日本では考えもつかない作戦です。

「さすがだわ〜、やるなぁノルウェー!いえーい」

 

<小屋の名前クラッシャとは、ノルウェー語でこう書きます>

 

その船は1日2便あるとのことで、翌朝はゆっくり過ごし10:30に出発しました。

 

<昨日から一緒だったドイツ人父娘とワンコ。めっちゃ仲良かったよー>

 

1時間半ほどで船着き場に到着。

幹線道路沿いらしく、車もビュンビュン走っていて何やら不思議な感覚です。昨日は、ほとんど誰にも合わないところを歩いていたというのに。

 

本当に来るのか?不安だったけど、ナケナシの知識と想像で無人の小屋に貼ってある今にも飛んでいきそうなチラシを読み?

時刻を確認しつつ、ボーッと待っていると船がやってくるではありませんか!

 

どうやらお客様は私たちだけのようで、気持ちよい風を受けながら、のんびり船旅です。あまりの心地よさに、靴も脱いでデッキで寝ちゃったりして。

そうこうしている内に、船が到着したのですが、「えっ?ここ?」とビックリするような桟橋で降ろされると、目の前には岩だらけの景色が広がっています。

 

いよいよHardangervidda Nationalparkに突入なのです。

 

ちなみに調べたところによると、ノルウェーには18カ所の国立公園があります。その内のひとつであるHardangerviddaは、ヨーロッパ最大で7500平方キロメートル。標高1000~1250mに位置していますが、ノルウェー南部の森林限界は約800mなので、樹木が生息していません。By Yukiko info.

 

♬丘〜をこえ、ゆこぉよ♬

な、感じで2時間ほど、ゆるゆると歩くと今宵の宿Heinseterへ到着となりました。

ここはプライベートハットということですが、DNTハットとそんなに大差ない設備でした。

 

<シチューが、めっちゃ美味しかった>

 

PS.

本日の行程約5時間。このくらいが程よいですね〜わたしには(笑)。



NORWAYトレッキング紀行〜それはFinseから始まった〜


雪のため急遽、歩く方向を変えた私たち。

しかしスタート地点まで行く電車のチケットは、日本で予約してあったので、スタートを変えることできません。

 

その後の行程として、トレッキング中の小屋は予約できないので、こうなったら行き当たりばったり。一番怖いのは、どんな道なのか?などが全く予習できなかったことですが、仕方ありません。

あと絶対必要なのは、ゴール地点変更によるその先の予約変更などなど。

何と言っても夏休み中だから、相当混んでいることが予想されるので、一体大丈夫なのか〜わたしたち!

 

Oslo駅は、お出かけの人びとでごった返しています>

 

こちらの電車って中々快適です。なんといってもWIFIが完備されているので、その後の予約変更やら何やらが無事に完了。

いや〜綱渡りだわ(苦笑)。

 

スタート地点のFinseにはOsloから電車の旅、約4時間で到着。

お〜やはり雪がいっぱいあるねえ。

 

今宵の宿は山小屋とはとても言えないほど立派なFinsehytta

奥に広がる雪景色の方向が、最初歩く予定だったところ。

これを見れば、変更すべきだったのが一目瞭然。大変な想いをしたけど、結果オーライ(に、なってくれればいいな)。

作戦会議をしながら、素晴らしい景色をみながら乾杯です。

 

しかーし、現時点で私の足は激痛が遅い、1歩を出すにも悲鳴をあげたいくらい。とはいえ、しっかり白ワインなんか飲んでいますが。

 

翌日は、いきなり今回の行程で一番長い距離を歩くだろうの日。事前に調べたところ、17kmらしかったけど、結果は…←今は言えない。

 

さて、しばし写真にてトレッキング風景をお楽しみください。

 

<なんてったって、このTマークの存在が絶大!これを見つけながら歩きます>

 

<雪が無い訳ではなく、そんなに大変じゃないってこと。ザラメ雪になっていたので足元は安全(のはず)>

 

<雪が豊富ってことは、水がある。赤いTマークに沿って歩くので、もちろんここはオンコース>

 

<たま〜に人に会うと嬉しい(笑)みんなで情報交換>

 

<おおっ!今年も村人たちが!>

 

<行けども行けども、こんな風景がずっと続く>

 

は〜…

一体何キロ歩いたのでしょうか?

重い荷物(多分18kg位)を背負い、カメラを抱え、筋肉痛の激痛に耐えること数時間。スタート直後は、精神的に元気だったので何とか足も前に進めましたが、野を越え山を幾度となく越えても先が見えません。

 

ちなみに日本と違うのは、あと何キロという標識などは一切出て来ません。

またあまりにも広大なので、地図も50000分の一しかなく、距離表示ではなく歩行タイムしか載っていません。

その歩行タイムも北欧人の長い足で歩いたものだから、私たちには1.2倍位する必要があります。

 

そして!

なんと雪渓で足がツルッと滑り、痛みで踏ん張れない私は、足首をくじいてしまったのです。ひ〜!

 

弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂、踏んだり蹴ったり…

ああっ、もう。

 

しかし、先に進むしかないんですよね。

人生と一緒です。

アコンカグアチャレンジと同じように、心の中で呪文のように歩数を数えながら、足を前に踏み出していきました。

 

最後言葉を全くかわすことが出来ない程、疲労困憊した私でしたが、夜7時半にようやく目的地の小屋(日本語でクラッシャに到着です。)

出発したのが朝915分だったので、実に10時間15分の行動時間でした。後からゆっくり調べたら距離は、なんと24km

 

続く。



Svalbard紀行〜最北端のテント場からOsloへ〜


Pyramidenから戻り、最後の夜はLongyearbyenのテント場へ。

世界最北端のテント泊というウキウキな感じ(笑)。

 

しかし日本では、相当あーでもないこーでもないと相談したんですよね。なんたって、どの位寒いか解らない!しかも雨?雪?だったらどうしよう?などなど。

この後のメインランドのトレッキングが、この旅の目的な訳で、そんなに寒くないことが想定でき、この1泊のために防寒対策をガッチリやる荷物の余裕が無い訳です。

 

テント、マットはレンタルにしたんですが、結果として最高の居心地でした。テントはティピで広々〜

マットもThermarestでフカフカ〜

 

<こーんな景色を見ながらテントに泊まれちゃうんです。しあわせだぁ…>

 

翌日は歩いて飛行場へ。

「え?歩いて?」

そうなんです。飛行場の目の前にあるテント場なものだから、ザックを担いで歩いて行けるのです。どこまでも自力が大好きな私たちです(笑)。

 

さあ、次なるはOsloですよー

 

メインランドのトレッキングが最大の目的である私たちにとって、このOslo滞在は重要な意味があります。

なぜならNorway全体のトレッキングを管理しているDNT(Norwegian Trekking Association)という組織のオフィスに行く必要があるのです。

いや、絶対に行かねばならぬ!のです。

 

DNTのサイトがあるので、日本でも大体の情報は手に入れられますが、何てったってメインはノルウェー語です。一応、英語、フランス語、ドイツ語でも書いてありますが、情報量が少ないんですよね。

 

昨年も行ったので、大体のイメージは掴めていますが、とにかくルートがたくさんあるし、アクセスの問題も不安があります。

しかも今回はセルフハットという、自分たちで鍵を開け小屋を使う場所にも行く予定だったので、その鍵を手に入れなければならなかったのです。

 

さて、そんなたくさんの想いを持ちオフィス(とは言ってもお店)へ。順番を待って、係のお兄さんに相談をし始めました。すると…

 

お兄さん「そのルートは、まだ雪がたくさん残っているよ。君たちはちゃんとした靴を持ってきた?」

 

私たち「えっ?雪?えっ?」

 

お兄さん「ノルウェーでも、その辺りは一番雪が多く夏にも残っているところなんだよ」

 

私たち「げっ…(しばしの沈黙)アイゼンって必要ですか?」

 

お兄さん「無くても大丈夫だとは思うけど、ゲーターは必要かな」

 

とほほです。

まさかここにきて雪と言われるとは。

 

すったもんだの結果、少しでも雪の少ない方向へとルートを大幅に変更したのでした。

 

<悩みに悩んでいるわたしたち>

 

日本でしっかり準備をして、小屋の情報まで色々集めておいたのに…

まあ、私の人生っていつもそんなもんなのねー

 

そして、前回お伝えしていたPyramiden山に登った時に「登って良かった」と心の底から感動した気持ちをスッパリ切り捨てることになる序章が始まっている私なのでした。

 

はい、そうなんです。

とてつもない筋肉痛が私を襲い始めてきたのです。

それは筋肉痛を通り越して、肉離れと言っても過言ではない状況になりつつあり。

 

ふむ、果たして歩けるのか?

そんな不安を遮るために美味しいランチをしてみました。

 

<キヌア丼ぶり。やっぱノルウェーサーモンは美味し!>



Svalbard紀行〜廃墟の町Pyramiden〜


今回のSvalbardでは、もう一カ所行きたい場所がありました。

それは、同行者ヒロコさんが見つけてくれたPyramidenという廃墟になったロシアの開拓地。旧ソ連時代の1910年から炭坑で栄えた町なのですが、1998年に炭坑産業が下火になると一気に手を引き、すっかりゴーストタウンになってしまったそうです。日本でいう軍艦島みたいな感じだと思います。

 

しかし2007年から観光産業に力を入れ出し、今ではLongyearbyenなどからの日帰りツアーが人気だそうです。

 

で、実際どうだったかと言うとですね。

私たちは日帰りではなく、どどーんと泊ることにし、日本でホテル(唯一ここだけ)を予約しておきました。

まあ、正直ネットで検索してもあまり情報は出て来ないし、ある意味出たとこ勝負だったんですが(苦笑)。

 

一番心配は往復の船でしたが、インフォメーションセンターで何とかなりそうなことが判明したので、あとは「野となれ山となれ」的な感じ。

 

行きは日帰りツアーに乗っかっていくような感じでした。

 

途中で氷河見物をしながら3時間くらいかけて到着すると(Longyearbyenから約50km北)、まずはロシア民族衣裳チックな男性が、これまたライフル持ってお出迎え。

 

一通りの説明を受けた後、廃墟の町をみんなでゾロゾロとガイドツアーへ。いやいやタマゲました。小規模ながら劇場から温水プールに体育館などがあったのです。しかも木材をふんだんに使っているんですから。

Svalbardには木材はありません。どう考えても全て船で運搬してきたはずです。

旧ソ連が炭坑開発に、如何に力を入れていたのかが伺える産物です。

 

しかし考えさせられます。

今では自然や動物の保護を始め、地球規模の極地研究がされている場所ですが、その昔、私たち人間はそんな不毛の大地まで開発の手を伸ばしていたんですもんね。

 

うーむ…

 

これらの廃墟は現在一部のみ、中に入っていいそうですが、個人的に見学へ行く場合は崩落とシロクマの危険がついて回ります。

 

ガイドツアーが終わり私たちはホテルにチェックイン。宿泊者は私たちの他に、ほんの数名程度なのでガラーンとしています。

広い廊下を歩くとコツコツ音がして、ドアの開け閉めの音が響き渡り、旧ソ連の香りがプンプンしている感じ。

その昔、モスクワ経由でヨーロッパへ行った時の記憶が蘇ってきました。

あっ、シャワーはお湯が出ませんでした。冬は一体どうなるのでしょう?

 

そして翌日はPyramidenという地名の由来にもなったPyramiden山トレッキングへ。もちろんガイドさん付き〜

<この先っちょを目指します>

 

植物がほとんど無い訳ですから、ほとんどがガレ場&ザレ場。そして一番の難関が最後の100M位で、私の短い足だと上への一歩が届かずに、下からガイドさんにお尻をググッと持ち上げてもらいよじ登りました。

<笑顔の裏側には…>

 

しかし待っていましたよ、絶景が!

ありえないほど空気が澄んでいるから、距離感が解らなくなるし自分の大きさ?いや、小さささえ混乱する感じ。

アコンカグア登頂のときと似ています。

<今回はロシア人のイケメンガイド>

 

登って良かった〜

と心の底から思いましたが、その後、その気持ちをスッパリ切り捨てることになろうとは…後日説明があります(笑)。

 

5時間位の行程でトレッキングを終了し、下山後はここで一番美味しかったランチタイム。本場仕込みのボルシチは疲れた身体に最高でした!

うんうん、遥か遠いヤーパンから来たかいがありました。

 

そして夕方の船で再びLongyearbyenへ。

最後の夜は世界最北のテント場にて、テント泊です!



Svalbard紀行〜地球を考える島〜


そんなこんなで始まったSvalbard滞在ですが、驚いたのは思いのほか一般の観光客が多かったこと。

私たちが最初に到着したのは、Spitzbergen島のLongyearbyenという町です。

北限の町ですから、それなりの人(アウトドア好き)の集まる場所なのかと思っていたら、老夫婦や中高年グループなど、普通に観光を目的とした人々が来ていたことです。

 

 

メインストリートは数百メートル。しかしここはTAX FREEなので安い!お目当てのものが見つかれば買うべし。

私は残念ながら、この先のトレッキングのため荷物を増やせずに(涙)。

 

そして次に目を見張ったのは、Snow mobileの多さ。

聞くところによると町の人口約3000人に対し、mobile4000台あるとか?

1年の内、8ヶ月位は雪の生活ですから納得です。

 

<ここは綺麗にパーキングされているが、適当に散らばっているところも>

 

初日は町をブラブラしながらインフォメーションセンターへ行きました。これから先に行く予定のPyramiden(これはまた後ほど)への船の予約などなどを調べに。あっ、このあたりは仲間のお二人がやってくれたんですけど(感謝)。

 

ほんでもってカヤックツアーが多々あることを発見した私たちは、急遽申込をすることにしました。

それにしても白夜ならでは「Midnight Tour」もあるんです。もちろんフツーのにしましたよ、いくら白夜といえども夜ですからねー

<寒くないとはいえ、ドライスーツを着用。落ちたら大変ですもんね>

 

<なんとBerugaの群れと遭遇!そう、白イルカです。ガイドさんも初めての経験だとか>

 

さて、Svalbard諸島は、かつて捕鯨や炭坑の町として栄えたようですが、今ではその廃墟が観光資源になっています。そして数々のアウトドア・アクティビティがあり、夏だけではなく冬も積極的にツアーを行っているようです。

もちろん夏は白夜!

氷河観光ツアーやハイキング、またセイウチ・サファリツアーなどもあり観光客が多いのも納得です。

 

<炭坑の跡。まるで今でも可動しているかのように存在>

 

しかし自然や動物保護に関しては徹底していて、町の外へ出るときは必ずライフルが必携です。ちなみにライフルを持っていない私たち観光客は、ガイドさんが同行でないと外へいけません。

一番の目的はシロクマから身を守ることですが、これはシロクマを撃つためではなく、威嚇するためです。それでも襲って来た場合の最終手段としてライフルで撃つそうです。

 

<カヤックのガイドは松山ケンイチさん似のイケメン♬>

 

何が大切なのかと言うと、私たち人間が彼らの住む世界に勝手に近づいている訳です。動物が襲ってくるのには理由がある訳ですからね、近づきすぎないとか、私たちの居場所を知らせるという、あたり前の配慮が必要です。

 

「安全確保のために殺して踏み入る」などというのは以ての外。だったら行くな!です。

Respect Svalbard’s wildlife !!

 

そして私がとても興味を持ったのは、極地研究が盛んだということです。地質学、生物学、地球物理学、地球科学技術などなど。

ミュージアムでは歴史の他、たくさんの研究成果が取り上げられていました。

いや〜辞書片手に一日いたかった!

 

そうそう、「世界種子貯蔵庫」って知っています?

Microsoft社のBill Gates氏と言ったら誰でもご存知かと思いますが、彼主導のもと、世界場の種子を冷凍保存する施設がありました。

これから先に予想される気候変動や自然災害、戦争などに備え農作物の絶滅を防ぐことを目的としたものなのです。永久凍土の中、−18°で世界各国から集められた種子が保存され、世界絶滅の危機があった場合に栽培再開の機会を提供することが目的だそうです。

我が国・日本からもオオムギが保存されているとのこと。

 

そんな興味深すぎるSvalbardの滞在は、まだまだ続きます。



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