Kefaloniaに来たはいいが…


3週間のSweden滞在が過ぎ、姉たちのサマーバケーションについて、Kefaloniaというギリシャの島へやってきました。

多分聞いたことない人がほとんどだと思いますが(苦笑)。

 

エーゲ海側ではなくてイオニア海側にある、ちょっと大きめの素敵な島です。

なんつーか、ヨーロッパ的なヴァカンスって感じ〜

 

 

と今は言えますが、実は実は大変な始まりだったんです。

 

夏になるとヨーロッパ各地から、この島へのチャーター便があって、乗り継ぎなしで一気に来れます。Stockholmからは4時間くらいなので、結構気軽なんですよね。

そんなノリだったんですが、当日は、なんと嵐に見舞われたKefalonia(めったないことらしい)。ものすごーく揺れた結果、着陸できずに本土の北の街に着いたのです。

 

あーでもない、こーでもないの、すったもんだの末、その日は近くのホテルに泊ることに。

 

まあ、こればっかりは天候だから仕方なし。

とその位は余裕の私ですが、挙げ句の果てにロストバゲッジだったんです!

 

確かに変だったんですよ、Stockholmの空港の様子が。

人がうじゃっといて、どこも長蛇の列。

あとから聞いた話だと、荷物を仕分ける機会が故障していただか何だかで、ものすごい数のロストバゲッジが発生したそうです。

 

翌日はお天気もよく、午前中にKefaloniaに着きました。

とにかく暑い!常夏の島です。

 

抜けるような青い空〜

深い深い海の色と輝く太陽〜

 

本来なら「やっほーい」ですが、なんといっても荷物が無い!

北緯約60°のスウェーデンを出発した訳ですからね、着ているものはGパンにTシャツ、そして薄いトレーナーそしてスニーカーです。

 

サンダルやら帽子やら短パンやらは、全て置き去りにされたまま…

しかも困ったのはコンタクトやPC、携帯の充電器も全て荷物の中という事実。

 

とにかくすぐに町へ買い物に行ったのですが、運の悪いことにその日は日曜日なので、ほとんどのお店が閉まっているという。

 

けど、私は2回もロストバゲッジ(しかも激しいやつ)を経験しているので、その位ではメゲません。

 

なんですがね〜

届いたのが4日目となると、さすがにかなりどよ〜んと落ち込んでおりました。

 

しかし愛しの荷物ちゃんが届いた瞬間の喜びっつたら、見せたいほど歓喜の雨あられでした。

だって毎日洗濯して、コンタクトがないからメガネ生活で良く見えないし、私の場合は水着が乳がん患者専用の特別仕様だから、買って着ることもできないし…

 

それからは気持ちも上向きになり、あちこちのビーチでヨーロッパ的ヴァカンスを楽しんじゃっいましたよー!

 

 

 

Kefalonia島の詳しい情報は、また今度ね。



Sweden紀行〜夏至祭り参加!〜


さてさて日本は梅雨空という中、私はここSwedenMidsummerという大きなお祭りに参加してきました。

 

そう「夏至祭り」というやつです。

 

日本では全く馴染みがありませんよね。

多分、北欧独特の文化なのかなぁ…

冬は暗く寒い毎日で厳しい環境を過ごしますが、その分、夏が待ち遠しい訳でして、夏至のお祝いをするそうなんです。

 

前々から姉に聞いていて、一度は体験してみたいなーと思っていたのでした。

 

んで、結果はというと、かなーりDeepでしたよ〜(笑)。

 

多くのSweden人はSummer house(要は別荘)を持つみたいで、姉夫婦のお友達のSummer houseがものすごーく綺麗に改築したとのことで、そこへお邪魔してきました。

 

Stockholmから1時間位の港から、小さなフェリーで30分ほど渡ったところにある島です。

途中で、鹿やヒツジがいて、田舎感を彷彿させる綺麗な場所でした。

 

着いた日は、早めに来た人たちとワイワイガヤガヤとご飯を食べゆっくり就寝。

こっちの人は、ほぼ英語を話せるので私のつたない英語力でも何とかなります。みなさん気をつかってか、Swedishばかりなのに、ゆきこがいるからといってわざわざ英語で会話をしてくれたので、とても嬉しかった〜

 

メインの翌日は、朝からみんなで準備です→但し私は、ブラブラ散歩をしたりしてお昼位からお手伝い。

 

そしてお祭りはというと、まずは14時頃から遅いランチが始まります。料理はめっちゃ伝統的なSweden料理。まあ、飲むわ飲むわ。

次々に色んな人たちが歌を唄って、最後にSkal!と叫び、AKVAVITという強いお酒を飲むんです。

伝統料理でもあるニシンの酢漬けと、これが合うんだとか。

 

ちなみに私も何か歌えと言われて、何を歌ったと思います?

へへっ、

 

♬幸せはぁ〜歩いて来ない、だぁから歩いて行くんだよっ♬

Skal

 

あははっ

 

まあ、散々飲み食いして、今度は外です。

白樺を大切にする文化があるそうで、その枝を巻き付けたトーテムポールみたいなやつの周りで、みんなで歌を唄いながらダンス!

なんだか良く解らないけど、楽しんですよ。これがまた。

 

そのあとは「ゆで卵レース」。

二人がペアになって、割れないように投げ合い、どんどん離れていくのです。で、一番距離があったペアの勝ちという単純だけど、なんだか盛り上がるゲーム。

 

その後はしばらくノンビリして、最後に夕食となります。

夕食後は、音楽をガンガンかけてダンスダンスダンス!

 

いやはや、一日中飲んで食って騒ぐというのが「夏至祭り」でした。

クリスマスは家族でだけど、夏至祭りはお友達とワイワイというのが、この国の伝統みたいです。

 

どの国でもお祭りってあるし、やっぱり文化に触れる事ができるので楽しいですよね〜



SWEDEN紀行〜散歩楽しいよ〜


今日でスウェーデンに来て早2週間!

一体私は何をやっているのでしょう?という位、ノンビリしています。

いや、正確に言うとノンビリなんだけど、任務に向けて着々と準備をしているのです。

 

その任務はというと…

 

まずは来月のNORWAY TREKKINGへ向けて体力作り。

スキーシーズン中に大分回復したとはいえ、やっぱり事故の影響は残っている訳で、筋力も持久力も相当落ちているんですよね。

来月は重い荷物を背負って、相当移動する予定なのでとにかく身体を作っておかないとっ

 

なので歩いてます!

素敵なんですよ、ここSWEDENの散歩道って。

 

今は春から夏へ季節が移り変わっていて、お花たちがこれでもかという勢いで咲いています。

 

シャクナゲ

 

そして春といえば新しい命が育むとき。

 

姉んちはバルト海の入り江に面していて、たくさんの鳥がやってきています。

ちなみに、姉は糞害に憤慨(笑)していますが。

 

その入り江沿いに散歩道がずーっとあるのですが、途中でゴルフコースやヨットハーバーを横切ったりもします。

 

 

そして、全てではないけど部分的に「馬の道」にもなります。

 

至るところに牧場があって、そこでは馬のクラスがあるので、こうやって場外へもたくさん乗りに出ているんですよね。

 

もちろんワンコもたくさん散歩していて(あっ、もちろん飼い主さんとね)、元気に走り回っています。

 

あ〜再び、ワンコと暮らしたい熱が再来!

 

しかもワンコのうんちを捨てるゴミ箱まで設置されているのが、これまた凄い!

 

 

なのに、馬の糞はいいのかしら〜?

 

 

まあ、今は良い季節なのですが、もちろん真冬は薄暗くてバルト海も凍るらしいから、それはそれで辛いですよね〜

 

ちなみに、もうひとつやっていることはNORWAYの情報収集。なんと北欧の歴史まで勉強しちゃってますよ。

実は私、歴史好き〜

 

そんな日々を送っているので、あっという間の2週間という訳でした。

 

 



SWEDEN紀行〜びっくりな高校卒業式〜


今回の最大の目的は、姪っ子の高校卒業のお祝いをすること。
こちらではSTUDENTENといって、人生の一大イベントとして大きなセレモニーをするそうなんです。
18歳が成人だから、それと重なっているのかなー。
 
上に甥っ子がいるのですが、彼の時は来られなかったから今回は是が非でもという思いでやって来た訳です。
 
姪っ子はおめかしして当日朝7時に家を出ていき、一路友達の家へ。
なんと朝からシャンパンを飲んでお祝いだそう。
で、その後学校へ。
びっくりですよね〜
高校生が朝からシャンパンですよ!
まあ、成人している訳ですから、何も言えませんが(苦笑)。
 
私たちはというと、2時に学校を出てくる姪っ子を迎えにいきます。
 

これも慣例だそうで、子供の頃の写真を貼付けた大きなプラカードを持ち、学校の前でそれぞれの家族が集まり、卒場式が終わって出てくる子供たちを待つのです。

 
両親だけじゃなく親戚とか親しい友人とか、わんさか集まってくるもんだから、すごい数のひとひと人。
それにしても背が高〜い国の方々ですから、私なんか何も見えやしない。

 
2時に扉が開くと、一斉に生徒達が飛び出して来て、まずは大きな声で大合唱。古くから伝わる歌だそうですが、まあ陽気な歌で踊りながら歌っていました。もちろん迎える家族たちも子供のときは、このSTUDENTENを経験している訳ですから、みんなで大合唱して大盛り上がり!
 
白い帽子を被ったのが生徒達。
 
ひとしきり歌で盛り上がると、そのあとプラカードを見つけた姪っ子は駆け寄って来てハグハグハグ。
 
その後、姪っ子たちは着替えて飾り付けをしたトラックに乗り込み、町中を凱旋へと繰り出すのですが、いやはや口があんぐりとはこの事。
 
首からシャンパンをたくさんぶら下げ、手にはビールを持ち、大ビールかけ大会が始まったのです。音楽をガンガンならし、飛び跳ねるものだから、トラックが壊れるかと心配したくらい。地響きまでしたから、いやはや若いエネルギーの凄さを体感しました。
 

まあ日本のプロ野球でもやりますが、あれはオトナシク可愛いです(笑)。
 
でもですね、ちゃんとルールがあるそうで、絶対にトラックから缶や瓶を外に投げてはいけないそうです。その場合は即中心なるんですって。
そうそう、ちゃんと警察官も来てついていっていました。ちなみにビールかかってましたけど〜あははは。
 
トラックを送り出したあと、私たちは家に帰り今度はパーティの準備です。ケータリングサービスも使い、夕方5時にオープンハウス。
招待して来た人たちは60名近くいました。
 
いやはや刺激的な1日を体験です。
 
それにしても日本の卒業式とは、両極端に違いますよねえ。だって今生の別れのごとく、「蛍の光」や「仰げば尊し」をシンミリ歌い、ヨヨヨと泣くだけですもんねえ…
 


SWEDEN紀行〜競馬〜


今年もやってきました!北欧です。
ご存知の通り、私の姉はスウェーデンで暮らしています。北欧と聞くと「遥か遠い北の国」って感じると思いますが、私にとってはとても身近な国です。
 
姉のとこの上の子(甥っ子)が今年で21歳。姉が彼を初めて東京に連れて来たのが、なんと生後3ヶ月!まあ、長時間のフライトを幼子連れ、独りでよく帰ってきたよなぁ…母は強し!を感じました。
その帰り、私は姉をヘルプしながら初めてスウェーデンを訪れたのです。
 
その当時はもちろんIKEAH&Mも日本に来てないし、見るもの全てが初めてだらけ。「うわ〜雑貨がめちゃめちゃ可愛い」とか「家ではロウソク灯して夕食を食べるのね」などと感動したのを覚えています。
 
それ以来、頻繁に通うようになったのですが、一昨年からハマっているのが北欧トレッキング。このブログでも以前スウェーデンの北を歩く「王様の散歩道=Kungsladen」の旅をお伝えしています。良かったら読んでね。
 
で、今回の一番の目的は、下の子(姪っ子)のセレモニーに出席すること。こちらでは高校卒業が大きな節目で、親戚一同始め、彼女の恩人やら友人やら総出でお祝いをするそうなのです。
まあ、これについては今日これからなので、また後日にするとして。
 
昨日はNational Holiday、日本でいう建国記念日ってやつでした。Stockholmの町近くにある大きな公園で、競馬のイベントがあるというので出かけてきました。
日本と同じく常設の競馬場があるそうですが、昨日は仮設で作った芝生のコース。しかし距離にして1週約2キロちょっとあるらしいから、かなり本格的ですよね。
 
サラブレッドが6レースで、ポニーに乗る子供のが2レース。
いや〜子供といえども、口がアングリするほど本格的で凄かったです。8歳〜12歳のちびっ子騎手たちのカッコいいことったら!


 
ポニーちゃんのお尻に飾りつけがあって可愛い♪
 
そしてサラブレッドのツヤツヤ馬肌と引き締まった身体には、思わず見とれちゃったし、その迫力は感動的でした。
 
その昔、日本でも一度だけ競馬場へ連れて行ってもらったことがあるけれど、馬との距離がかなりあったので、どんなもんだかが解った位でした。
けど、昨日はイベントだからでしょうか。柵越しのすぐそこで見られたから、近くを駆け抜ける地響きを身体で感じ、「うおお〜〜〜!」と思わず叫んじゃいましたもんね。

 
そんな感じで始まった約2ヶ月の北欧紀行、ゆきこ目線でブログに書いていきますので〜
 
お楽しみにね♬


ノルウェートレッキング(最後のパートはジュラシックパーク)


いよいよ最後のパートを歩く日になりました。
この日も朝からとっても良いお天気。外へ出るとSnota(1669m)に朝陽があたりキラキラ輝き、今日もやってくるであろう感動がすでに始まり出しました。

 
今日めざすのはTriangleのスタート地点・Gjevilvasshyttaで距離にして21km。コースタイムは8時間なので、目標を9時間としました。
う〜む、一番長い日になりそうな予感。けど、がんばるっ!
という意気込みの中、民族衣裳をまとってサービスをしてくれた、笑顔がチャーミングなHuttで働く女の子とまずはパシャリ。

 
スタートすると、すぐに川を渡り朝露に濡れた白樺の森を歩きます。みずみずしいブルーベリーがあたり一面に広がり、私たちに「食べて〜」と語りかけてきます(笑)。
もちろんバクバク食べてあげないとね。

 
いや〜
この野生のちからは偉大!美味しいというレベルを通り越した潤いがありました。
 
その後はグングン標高をあげる急登が続きます。
汗かきかき、えっちらほっちら登り振り返ると、Huttを発見!真ん中あたりにある小さな建物。こうやって見ると、本当に森の中にポツンと建っていて見事に自然に調和していますよね。
いかにもそこに「建物があります!人間がいます!」という主張がないんです。またまた日本の自然やリゾートの捉え方を考えさせられました。
「自然に対して人の数が違うからでしょ」と言われてしまえばそれまでですけど。

 
Snota山と高さが大分近くなってきました。それにしても人間、小さ過ぎ〜

 
疲れがたまってきたころに、こんなサインがお出迎え!元気になりますよね。

 
そして1300m位までようやく登りきると、その先にはこんな風景が…

 
「一体私たちったらどこまで歩くの!?」と思わず悲鳴とも言える雄叫びをあげてしまいました。
奥の山並みの低くなっている鞍部がありますよね。そこを越えていくらしいのです。写真では見えないけど、道がずーっと続いているのが見えたのです。
 
とにかく延々といくつかの池?湖?を右にみながら歩いていきます。ほら、一応近づいてきましたよね(苦笑)。

 
こんな不思議な石を発見!頼るって大切ですね。

 
あっ!ようやく可憐なお花も。

 
最後の池を越えて振り向くと、こんな絶景も。

 
その後はようやくさっき確認した鞍部に登り、またそこを越えると、ひ〜〜〜〜〜〜!
これはもう絶対にジュラシックパークです。遥か向こうからティラノザウルスやトリケラトプスが走り回っていたっておかしくありません。
 

えっ?そしてどこまで歩くのかって?
そりゃあ…
 
考えたくもない←これ、本当のきもち。
 
そんな時に、女性のソロトレッカーと出会いました。ちなみにこの日会ったのは、この方だけ。
聞くとこれから私たちが出発したHuttに寄って、そのままSnota山に登るという。どこから来たのか知らないけど、Huttから山頂まで5時間なんですよ。しかもまたHuttに戻る訳だから、どう考えたって10時間以上の行程が待っている訳です。いやいや、北欧女性恐るべしです。
 
そうなったらJapanese女子も負けちゃあいられない。
と、志気が上がったのは一瞬で、その後は無言で歩き続けておりました。
 

途中では川も渡ったり(ちゃんと石が置いてあるのが凄い)しながら、川に沿って歩くと、次に目に飛び込んできたのは大きな湖。
むむっ、これは何か見覚えがあるような。



 そうです。最初に泊ったHuttの横に広がっていた大きな湖ではありませんか!
やった〜もうすぐゴール!
と感動してからが長かった。多分、写真の湖の左側奥あたりがゴール。
 
それでも目標の9時間を5分だけ短縮して17:55分にHuttに到着。
3日前に「いってらっしゃい!」と笑顔で送り出してくれたお母さんが、「Welcome back!」と迎えてくれました。
 

いやいや、着いた〜
やり遂げた〜
 
その日のビールとワインが美味しかったことは言うまでもありませんよね。
 

 


ノルウェートレッキング(3日目は程々コースを選択)


雨は上がった3日目ですが、まだ雲が残っています。けど風が収まっているので思ったより寒くありません。気温は5-6度位かな。
 

<こんな格好でスタート。シェルの中は、メリノウールのロングスリーブ、Tシャツ、patagoniaR2。秋用ズボンの下は冬用のスパッツ。2015/9/8
 
このルートは3つの選択肢があって、川沿いを行くあまり高低差がないコースは、所要時間約5時間。一番大変なのは、Troll-hotta(1596m)へ登る山頂コースで約9時間。そしてGeithotta(1352m)を目指しながら、ゆっくり登っていく程々コースは約6時間です。
 
Huttで私たちと反対周りで歩いてきている方に聞いたら、その方たちは川沿いを来たとか。「すごく綺麗で良かったですよ」と教えてくれました。
けど、私の中ではやっぱり高いところから景色をみたいなーという思いがあり、程々コースを進むことにしました。
 
えっ?なぜ山頂コースじゃないかって?
 
山にはまだ雲が残っていたし、こちらの地図のコースタイムって私たちにしたら相当速いんです。どう考えたって9時間じゃ歩けない。
 
歩き始めは農場地帯なので、あまりTサインがありません。地図を見ながら注意深く歩いていると、なんだか遠くからドドドドドーッ!という轟音が近づいてきます。
 
むむっ?なんじゃ?
 

なんと村人たちの大移動です!
羊飼いの方たちが大声で「よけて〜〜〜」みたいなことを叫んでいるので(村人の轟音に掻き消されよく聞こえない)、慌てて草むらに避難。
ゆうに1000頭(人)は越えていたんでは。いや〜タマゲタ。
 
農場地帯を抜けたあとは緩やかに登りが始まりました。とにかく地図を見ても至る所に沼や池があります。ということは、あちこちに水が染み出てて、まあよけるのが大変なこと!
けど一歩ずれるとお水が豊富なためか、草がフッカフカ。足裏に優しいねえ。

 
今日のルートは西へ向かって歩いているのですが、右手(北側)が大きな谷になっています。川沿いルートは、谷の下を歩く訳です。その谷を挟んだ先が山頂ルートとなるTroll-hottaの山並みですが残念ながら、どっぷりと雲の中でまるで見えません。
 
大分標高を上げたころ、雲がさーっと流れたかと思ったら、断崖絶壁の山容が目の前に現れました。

 
本のページをめくった途端に場面が変わったような世界に言葉も出ず、ただただ「すごいとこに来ちゃったんだ…」と心の中で感動の嵐がうずまいていました。
 
そして後ろを振り向くと、そこには私たちがしっかり歩いてきた過去の世界が広がっていて、もう感無量とはこのことです。
 
<左にある湖のほとりがスタートのHuttがあるとこ>
 

<不思議なお花も咲いていました>
 
森林限界というか緑が生息している限界は900mくらいなのかな。越えると、ゴロゴロした石だらけの世界になります。そんな中にもあちこちに池が点在していることに驚きます。
なので、お水は豊富につき、どこでも飲める感じ。
1200~1300mあたりは丘のようになっていて、またガスが出始めましたが、ゴロゴロ石の中に赤い色でクッキリとTサインがあるので、とても安心します。
 
目指していたGeithotta山の山頂には行かずに、すぐそばをかわすように歩いていると、またしても突然ガスがスーッと取れてくれました。
今度はその奥に大きな湖のようなものが見えます。思わず「えっ!これってフィヨルド?そうなの!えっ?」と訳ワカランチン(笑)。

 
後日談として、この辺りはフィヨルドとは呼ばないそうですが。
 
感動覚めやらない私たちは、ようやく今日の最高地点である1325mを越えました。またしてもページをめくった瞬間です。

 
もちろん感動しまくりですが、まず思ったのは、、、
 
「こっちのページは中々急坂を下るのね」と「えーっと、今日のゴールは一体全体どこなのー!」ということ。

 
えっちらほっちら下っていると、お天気はすっかり晴れに。太陽さんの力って凄いですよねー
暑いこと暑いこと。多分18度くらいには上がったと思われる中、汗かきかき目的地・Trollheimenshyttaに無事到着しました。


 
ちなみに行動時間は9時出発、16時半到着の7時間半でした。


ノルウェートレッキング(快適Hutt生活)


翌日は予定通り(笑)に風雨で始まりました。
 
そうそう、天気といえば山で大切なのは天気予報ですよね。ここ数年、ノルウェーのお天気サイトを良く利用しているのですが、なかなか良く当たります。日本も色んな場所を網羅していて、「え〜っ、こんな場所まで解るの?」とビックリしますが、今回はさすが本拠地。ばっちり当たりました。
 
http://www.yr.no/place/Japan/
 
Serch の欄に場所を入れると、細かくでてきますよ。
 
話を戻してと。
予備日を1日用意していたので、迷わずその日は停滞することにしました。
ということで、心地よい滞在ができるハットの施設をご紹介しますね。
 
今回泊ったハットは全て有人を選びました。なぜなら有人だと食事の提供があるからです。昨年のスウェーデンは基本的に食事提供が無いので、自分たちで用意しました。日本から買い込んだり現地で調達したりしましたが、なんせ自分主体で海外トレッキングは初めてだったので、とにかく大変だったんですよね。
テントなら自分で決められるけど、ハット利用なので設備が解らなかったからです。
 
ハットの中は土足厳禁なので、サンダルを持って行くと便利ですが、無い人用に厚手の靴下が置いてありました。
けど、中はとても暖かいです。ダイニングやリビングは暖炉があるし、廊下はヒーターがあります。一番寒いのは部屋かな〜
まあ寒いといっても真冬じゃないから、多少着込めば問題ありません。




 
何より凄いのは、どこもシャワーがあったことです。
疲れた身体に熱いシャワーが浴びられることは、幸せこの上ないことですもんね。残念ながらシャワールームの写真を撮り忘れましたが、どこも綺麗でたしなんと床暖があるところも!
 
ドライルームももちろん完備。しかも薪使用だから環境にも優しいです。雨に濡れてもしっかり乾くから有り難いです。
 
気になるトイレも綺麗でした。
が!ハットによっては、なぜか座り式なのに便座が無いんです。とは言っても、よくある便器ではなく、木の板をくりぬいている便座なのですが。
男女兼用だし、さすがにお尻をつけるのはハバカラレ、空気椅子状態でのトイレを余儀なくされます。
便座さえついていたら完璧なのに、、、



 
1泊目のGyevilvasshytta以外は、このようにお外のトイレです。
 
レセプションでは、どこもかしこも感じの良い管理人さんたちがお出迎えしてくれます。
そして、ほれほれ飲物もこんなに豊富!ちなみにノルウェーのビールは美味しいです(笑)。しっかりした食事代わりになるようなフリーズドライはありませんでしたが、行動食程度であれば売店で売っています。




 
食事はトラディショナルなノルディック料理が多いかな。
ちなみに最初からリクエストをしておかなくても、アレルギーに対してきちんと対応してくれます。


<とある日の朝食。野菜は少ないけど、元々あまり食べるお国柄じゃないですもんね>


<このラム肉は美味しかった!けど、私たちにとっては村人、、、>
 
お昼は朝ごはんのときに、サンドイッチとかのランチパックを自分で作れるようになっています。
 
日本の山小屋状況とはかけ離れた世界に、かなり感動しました。まあ、日本は自然に対して人の数が多すぎると言ったらそれまでですが、そういう問題よりももっと以前の自然に対しての心構えが違う気がします。
もちろん快適な訳だから、それなりに自然へストレスを与えているとは思うけど、無理ない範囲なんですよね。
 
日本では、なんとかフェスとか、山なんとかとか。
都会にあるものを何故自然の中へ持っていこうとするのだろうと。
全てがチグハグで、逆に格好わるいなーと感じてしまう私なのでした。もちろん全てがそれないし、リスペクトしている部分もたくさんありますよ。日本の山も大好きだし。
 
そういった面では色々考えさせられました。


NORWAY トレッキング(Trollheimenスタート!)


今回歩く予定のルートは「Trollheimen」と呼ばれる、周遊ルートです。通称「Triangle」らしい。
 
とにかくトレッキング大国・ノルウェーはネット検索すると情報がわんさか出てくるのですが、日本語版はどれもこれもフィヨルドばっかり。しかも有名な場所ばかりなので、ちっとも興味が湧きません。
英語が達者で検索能力抜群のヒロコさんが、今回のルートを候補に上げてくれ、決定したのです。

「当初はGjevilvasshyttaから時計回りに行く予定でしたが、天候により逆回りに」
 
しかし英語が出来るとはいえ、最終的に必要なのはノルウェー語。おおまかな様子は英語でわかっても、詳細は全てノルウェー語が必要なのです。
まあ、その辺は写真で想像して…
 


翌日はJoldalshyttaというハットを目指してスタートです。距離にして約21km。ふむ、中々歩き応えがありそうです。
朝から雲が広がっていましたが、雨は降りそうにないので、中々楽しくなりそうな予感。緑溢れる森の中を歩き出しました。


「すでに村人がわんさか!」
 
実は今回一番心配していたのが、登山道のこと。踏み跡がついているのか?標識はきちんとあるのか?お水の確保は?などです。
 
ハットのお母さんに聞くと「大丈夫よ、レッドサインがちゃんとあるから」とのことだったのですが、歩き始めて驚くばかり。至ところにレッドサインがあり、安心して歩く事ができそうです。


 
しばらくすると樹林帯を抜け、一体何キロ先まで見渡せているんだろうと思うような広大な景色が広がっていました。
そんなに高い山が見えないからか、雰囲気的には昨年歩いたKungsladen,Swedenに似てるなーと。大きな違いといえば、今日もカランコロンと村人たちがたくさんいることでしょうか(笑)。


「さすがに9月ともなればお山の上は雪が降ってます」


「先住民族のサーメ人たちの居住跡」
 
昨日は朝9時半について、ゆっくり身体を休めた私たち。「さすがに疲れるよね〜」とは言いつつも、問題なく目的地のハットに到着できました。


 
さあて、今日も美味しいビールとワインが待ってるぞ〜!


NORWAY トレッキング(夜行電車でえんやこら)


Osloからは夜行電車で向かいました。とにかく時間が少なかったので(私の)、時間を有効に使えるように、あーでもないこーでもないと日本で色々話し、朝早くに歩き出して、最初のハットまで向かうことにしたのです。
 
全て公共交通手段と自分たちの足を使って移動になるので、アレンジが中々大変です。しかし、「私は得意だからやりますよー」と同行者のヒロコさんからありがたいお申し出があり、全てをお任せすることにしたのでした。
 
電車は中々快適です。乗車時間は6時間くらいなので、値段の高いベッドにしないで席にしたのですが、リクライニングも結構するし、座席ひとつひとつにブランケット、枕、アイマスクがついているのです。
出発前にワインもガブッと飲んだもんだから、グッスリと寝る事ができちゃいました。
しかも下車時刻近くになると、車掌さんが起こしに来てくれたんですよー
これには感動です!
 
さて、時刻は朝5時。まだ真っ暗かつ小雨が降るOppdalという駅に私たちは降り立ちました。30分後に出る路線バスに乗る予定なのですが、バス停がわかりません。その駅は無人で、閑散としていて、困った私たちはあっちウロウロこっちウロウロ。バス停は見つけたけど、そこに時刻表はないし、一体どうしたら良いのか?
ようやく見つけたヒスパニック系の男性に聞いてみても、なんだかよく解りません。しばらくすると大型バスがやってきたので、その運転手に聞くと、そのバスが目的地へ行くバスだという。
目的地のバス停で降ろしてもらわないと心配だから、運転手さんにしっかり行く先を告げ、乗り込みました。

 
バスで10分くらいの距離なんですが、これをミスって歩くとなると半日はかかりそうな道のり。いやいや、乗れてよかった。
 
私たちが降りたのはFestaというバス停です。まあ、一応バス停だったけど、田舎の道沿いに降ろされたって感じ。1件ある商店も朝早いのでもちろんまだやってなく、運転手さんに言われた道をトボトボと歩き始めました。
 
Festaから最初に泊るハット・Gyevillvasshyttaまでは約12kmの林道歩きでした。所々に民家らしきものがありますが、果たして人が住んでいるのかどうか?何となく別荘のようにも見えます。


標識が全くないので、本当に合っているのか不安な私たちでしたが、1時間くらい歩くと、ようやく標識と巡り会い、「あったー!」と歓喜の声。

 
2時間半でハットに辿りつきましたが、その間、全く人とは合わず…
カランカランとお出迎えしてくれたのは、羊さんばかり。その時以来、私たちは羊たちを「村人」と呼ぶことにしたのです。
それにしても牛のようにカウベルならぬシープベルをつけているもんだから、可愛いですよね。

 
ハットは北欧らしく素敵な建物でした。とても歴史古い建物だそうで、1739年の木材を使っていて国の指定建造物だとか。
管理人のお母さんは、とても陽気で気さくな方。はるかヤーパンから来た、不安気な女子二人を、それはそれは親切にもてなしてくださいました。

『Gyevilvasshytta到着!」


『ご飯を食べるのは別にダイニングがある。ここは外来の人がお昼食べにきたりもする」


「どう考えても、すごーく歴史ある暖炉」
 
それにしても遠かった〜
夜行列車>路線バスー>徒歩とつないで、約10時間の旅でございました。
 
おっと、まだ始まったばかり。
トレッキングはこれから開始です〜
 
つづく。


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