ノルウェートレッキング(3日目は程々コースを選択)


雨は上がった3日目ですが、まだ雲が残っています。けど風が収まっているので思ったより寒くありません。気温は5-6度位かな。
 

<こんな格好でスタート。シェルの中は、メリノウールのロングスリーブ、Tシャツ、patagoniaR2。秋用ズボンの下は冬用のスパッツ。2015/9/8
 
このルートは3つの選択肢があって、川沿いを行くあまり高低差がないコースは、所要時間約5時間。一番大変なのは、Troll-hotta(1596m)へ登る山頂コースで約9時間。そしてGeithotta(1352m)を目指しながら、ゆっくり登っていく程々コースは約6時間です。
 
Huttで私たちと反対周りで歩いてきている方に聞いたら、その方たちは川沿いを来たとか。「すごく綺麗で良かったですよ」と教えてくれました。
けど、私の中ではやっぱり高いところから景色をみたいなーという思いがあり、程々コースを進むことにしました。
 
えっ?なぜ山頂コースじゃないかって?
 
山にはまだ雲が残っていたし、こちらの地図のコースタイムって私たちにしたら相当速いんです。どう考えたって9時間じゃ歩けない。
 
歩き始めは農場地帯なので、あまりTサインがありません。地図を見ながら注意深く歩いていると、なんだか遠くからドドドドドーッ!という轟音が近づいてきます。
 
むむっ?なんじゃ?
 

なんと村人たちの大移動です!
羊飼いの方たちが大声で「よけて〜〜〜」みたいなことを叫んでいるので(村人の轟音に掻き消されよく聞こえない)、慌てて草むらに避難。
ゆうに1000頭(人)は越えていたんでは。いや〜タマゲタ。
 
農場地帯を抜けたあとは緩やかに登りが始まりました。とにかく地図を見ても至る所に沼や池があります。ということは、あちこちに水が染み出てて、まあよけるのが大変なこと!
けど一歩ずれるとお水が豊富なためか、草がフッカフカ。足裏に優しいねえ。

 
今日のルートは西へ向かって歩いているのですが、右手(北側)が大きな谷になっています。川沿いルートは、谷の下を歩く訳です。その谷を挟んだ先が山頂ルートとなるTroll-hottaの山並みですが残念ながら、どっぷりと雲の中でまるで見えません。
 
大分標高を上げたころ、雲がさーっと流れたかと思ったら、断崖絶壁の山容が目の前に現れました。

 
本のページをめくった途端に場面が変わったような世界に言葉も出ず、ただただ「すごいとこに来ちゃったんだ…」と心の中で感動の嵐がうずまいていました。
 
そして後ろを振り向くと、そこには私たちがしっかり歩いてきた過去の世界が広がっていて、もう感無量とはこのことです。
 
<左にある湖のほとりがスタートのHuttがあるとこ>
 

<不思議なお花も咲いていました>
 
森林限界というか緑が生息している限界は900mくらいなのかな。越えると、ゴロゴロした石だらけの世界になります。そんな中にもあちこちに池が点在していることに驚きます。
なので、お水は豊富につき、どこでも飲める感じ。
1200~1300mあたりは丘のようになっていて、またガスが出始めましたが、ゴロゴロ石の中に赤い色でクッキリとTサインがあるので、とても安心します。
 
目指していたGeithotta山の山頂には行かずに、すぐそばをかわすように歩いていると、またしても突然ガスがスーッと取れてくれました。
今度はその奥に大きな湖のようなものが見えます。思わず「えっ!これってフィヨルド?そうなの!えっ?」と訳ワカランチン(笑)。

 
後日談として、この辺りはフィヨルドとは呼ばないそうですが。
 
感動覚めやらない私たちは、ようやく今日の最高地点である1325mを越えました。またしてもページをめくった瞬間です。

 
もちろん感動しまくりですが、まず思ったのは、、、
 
「こっちのページは中々急坂を下るのね」と「えーっと、今日のゴールは一体全体どこなのー!」ということ。

 
えっちらほっちら下っていると、お天気はすっかり晴れに。太陽さんの力って凄いですよねー
暑いこと暑いこと。多分18度くらいには上がったと思われる中、汗かきかき目的地・Trollheimenshyttaに無事到着しました。


 
ちなみに行動時間は9時出発、16時半到着の7時間半でした。


ノルウェートレッキング(快適Hutt生活)


翌日は予定通り(笑)に風雨で始まりました。
 
そうそう、天気といえば山で大切なのは天気予報ですよね。ここ数年、ノルウェーのお天気サイトを良く利用しているのですが、なかなか良く当たります。日本も色んな場所を網羅していて、「え〜っ、こんな場所まで解るの?」とビックリしますが、今回はさすが本拠地。ばっちり当たりました。
 
http://www.yr.no/place/Japan/
 
Serch の欄に場所を入れると、細かくでてきますよ。
 
話を戻してと。
予備日を1日用意していたので、迷わずその日は停滞することにしました。
ということで、心地よい滞在ができるハットの施設をご紹介しますね。
 
今回泊ったハットは全て有人を選びました。なぜなら有人だと食事の提供があるからです。昨年のスウェーデンは基本的に食事提供が無いので、自分たちで用意しました。日本から買い込んだり現地で調達したりしましたが、なんせ自分主体で海外トレッキングは初めてだったので、とにかく大変だったんですよね。
テントなら自分で決められるけど、ハット利用なので設備が解らなかったからです。
 
ハットの中は土足厳禁なので、サンダルを持って行くと便利ですが、無い人用に厚手の靴下が置いてありました。
けど、中はとても暖かいです。ダイニングやリビングは暖炉があるし、廊下はヒーターがあります。一番寒いのは部屋かな〜
まあ寒いといっても真冬じゃないから、多少着込めば問題ありません。




 
何より凄いのは、どこもシャワーがあったことです。
疲れた身体に熱いシャワーが浴びられることは、幸せこの上ないことですもんね。残念ながらシャワールームの写真を撮り忘れましたが、どこも綺麗でたしなんと床暖があるところも!
 
ドライルームももちろん完備。しかも薪使用だから環境にも優しいです。雨に濡れてもしっかり乾くから有り難いです。
 
気になるトイレも綺麗でした。
が!ハットによっては、なぜか座り式なのに便座が無いんです。とは言っても、よくある便器ではなく、木の板をくりぬいている便座なのですが。
男女兼用だし、さすがにお尻をつけるのはハバカラレ、空気椅子状態でのトイレを余儀なくされます。
便座さえついていたら完璧なのに、、、



 
1泊目のGyevilvasshytta以外は、このようにお外のトイレです。
 
レセプションでは、どこもかしこも感じの良い管理人さんたちがお出迎えしてくれます。
そして、ほれほれ飲物もこんなに豊富!ちなみにノルウェーのビールは美味しいです(笑)。しっかりした食事代わりになるようなフリーズドライはありませんでしたが、行動食程度であれば売店で売っています。




 
食事はトラディショナルなノルディック料理が多いかな。
ちなみに最初からリクエストをしておかなくても、アレルギーに対してきちんと対応してくれます。


<とある日の朝食。野菜は少ないけど、元々あまり食べるお国柄じゃないですもんね>


<このラム肉は美味しかった!けど、私たちにとっては村人、、、>
 
お昼は朝ごはんのときに、サンドイッチとかのランチパックを自分で作れるようになっています。
 
日本の山小屋状況とはかけ離れた世界に、かなり感動しました。まあ、日本は自然に対して人の数が多すぎると言ったらそれまでですが、そういう問題よりももっと以前の自然に対しての心構えが違う気がします。
もちろん快適な訳だから、それなりに自然へストレスを与えているとは思うけど、無理ない範囲なんですよね。
 
日本では、なんとかフェスとか、山なんとかとか。
都会にあるものを何故自然の中へ持っていこうとするのだろうと。
全てがチグハグで、逆に格好わるいなーと感じてしまう私なのでした。もちろん全てがそれないし、リスペクトしている部分もたくさんありますよ。日本の山も大好きだし。
 
そういった面では色々考えさせられました。


NORWAY トレッキング(Trollheimenスタート!)


今回歩く予定のルートは「Trollheimen」と呼ばれる、周遊ルートです。通称「Triangle」らしい。
 
とにかくトレッキング大国・ノルウェーはネット検索すると情報がわんさか出てくるのですが、日本語版はどれもこれもフィヨルドばっかり。しかも有名な場所ばかりなので、ちっとも興味が湧きません。
英語が達者で検索能力抜群のヒロコさんが、今回のルートを候補に上げてくれ、決定したのです。

「当初はGjevilvasshyttaから時計回りに行く予定でしたが、天候により逆回りに」
 
しかし英語が出来るとはいえ、最終的に必要なのはノルウェー語。おおまかな様子は英語でわかっても、詳細は全てノルウェー語が必要なのです。
まあ、その辺は写真で想像して…
 


翌日はJoldalshyttaというハットを目指してスタートです。距離にして約21km。ふむ、中々歩き応えがありそうです。
朝から雲が広がっていましたが、雨は降りそうにないので、中々楽しくなりそうな予感。緑溢れる森の中を歩き出しました。


「すでに村人がわんさか!」
 
実は今回一番心配していたのが、登山道のこと。踏み跡がついているのか?標識はきちんとあるのか?お水の確保は?などです。
 
ハットのお母さんに聞くと「大丈夫よ、レッドサインがちゃんとあるから」とのことだったのですが、歩き始めて驚くばかり。至ところにレッドサインがあり、安心して歩く事ができそうです。


 
しばらくすると樹林帯を抜け、一体何キロ先まで見渡せているんだろうと思うような広大な景色が広がっていました。
そんなに高い山が見えないからか、雰囲気的には昨年歩いたKungsladen,Swedenに似てるなーと。大きな違いといえば、今日もカランコロンと村人たちがたくさんいることでしょうか(笑)。


「さすがに9月ともなればお山の上は雪が降ってます」


「先住民族のサーメ人たちの居住跡」
 
昨日は朝9時半について、ゆっくり身体を休めた私たち。「さすがに疲れるよね〜」とは言いつつも、問題なく目的地のハットに到着できました。


 
さあて、今日も美味しいビールとワインが待ってるぞ〜!


NORWAY トレッキング(夜行電車でえんやこら)


Osloからは夜行電車で向かいました。とにかく時間が少なかったので(私の)、時間を有効に使えるように、あーでもないこーでもないと日本で色々話し、朝早くに歩き出して、最初のハットまで向かうことにしたのです。
 
全て公共交通手段と自分たちの足を使って移動になるので、アレンジが中々大変です。しかし、「私は得意だからやりますよー」と同行者のヒロコさんからありがたいお申し出があり、全てをお任せすることにしたのでした。
 
電車は中々快適です。乗車時間は6時間くらいなので、値段の高いベッドにしないで席にしたのですが、リクライニングも結構するし、座席ひとつひとつにブランケット、枕、アイマスクがついているのです。
出発前にワインもガブッと飲んだもんだから、グッスリと寝る事ができちゃいました。
しかも下車時刻近くになると、車掌さんが起こしに来てくれたんですよー
これには感動です!
 
さて、時刻は朝5時。まだ真っ暗かつ小雨が降るOppdalという駅に私たちは降り立ちました。30分後に出る路線バスに乗る予定なのですが、バス停がわかりません。その駅は無人で、閑散としていて、困った私たちはあっちウロウロこっちウロウロ。バス停は見つけたけど、そこに時刻表はないし、一体どうしたら良いのか?
ようやく見つけたヒスパニック系の男性に聞いてみても、なんだかよく解りません。しばらくすると大型バスがやってきたので、その運転手に聞くと、そのバスが目的地へ行くバスだという。
目的地のバス停で降ろしてもらわないと心配だから、運転手さんにしっかり行く先を告げ、乗り込みました。

 
バスで10分くらいの距離なんですが、これをミスって歩くとなると半日はかかりそうな道のり。いやいや、乗れてよかった。
 
私たちが降りたのはFestaというバス停です。まあ、一応バス停だったけど、田舎の道沿いに降ろされたって感じ。1件ある商店も朝早いのでもちろんまだやってなく、運転手さんに言われた道をトボトボと歩き始めました。
 
Festaから最初に泊るハット・Gyevillvasshyttaまでは約12kmの林道歩きでした。所々に民家らしきものがありますが、果たして人が住んでいるのかどうか?何となく別荘のようにも見えます。


標識が全くないので、本当に合っているのか不安な私たちでしたが、1時間くらい歩くと、ようやく標識と巡り会い、「あったー!」と歓喜の声。

 
2時間半でハットに辿りつきましたが、その間、全く人とは合わず…
カランカランとお出迎えしてくれたのは、羊さんばかり。その時以来、私たちは羊たちを「村人」と呼ぶことにしたのです。
それにしても牛のようにカウベルならぬシープベルをつけているもんだから、可愛いですよね。

 
ハットは北欧らしく素敵な建物でした。とても歴史古い建物だそうで、1739年の木材を使っていて国の指定建造物だとか。
管理人のお母さんは、とても陽気で気さくな方。はるかヤーパンから来た、不安気な女子二人を、それはそれは親切にもてなしてくださいました。

『Gyevilvasshytta到着!」


『ご飯を食べるのは別にダイニングがある。ここは外来の人がお昼食べにきたりもする」


「どう考えても、すごーく歴史ある暖炉」
 
それにしても遠かった〜
夜行列車>路線バスー>徒歩とつないで、約10時間の旅でございました。
 
おっと、まだ始まったばかり。
トレッキングはこれから開始です〜
 
つづく。


NORWAY トレッキング(まずはオスロ)


昨年のKungsladen,Swedenに引き続き、また北欧トレッキングへ行って来ました。今回の場所はTrollheimen,Norwwayです。
 
到着は夜遅くにOslo空港。
肩からは手荷物のバックをぶら下げ、トレッキング用のザックを背負い、スーツケースをガラガラ引いての到着です。
物価がとにかく高いと聞いていたので、おまけに空港到着してワインを一本買ってしまったものだから、荷物が重いことったら!
免税では無いはずだけど、多くの人が一目散にお酒を購入しているんですよね。その情報は聞いていたので、私もその波にのってみました(笑)。
 

人に聞き聞き、空港からの電車に乗り、向かうはOslo中央駅です。駅から徒歩5分ほどのホテルを予約していたけど、何せ初めての場所なので、あっちウロウロこっちウロウロ。
 
中級クラスのホテルは、1泊朝食付きで15000円くらい。フロントでビールを買ったら、60Nkr.=1000円くらいってとこでしょうか。
空港のワイン1本が99Nkr.だったから、大変な思いしてでも買って来てよかった〜
 
翌日はゆっくり起き、荷物を整理してスキージャンプ台のあるHolmenkolenへ。目当てはここにあるスキー博物館です。
私が尊敬するSIAの先生から「オスロでは絶対に行くべき」と言われていたし、ちょうどラストフロンティアの記事でスキーの歴史に触れていたので、タイミングばっちりなのです。

 
荷物はとりあえずホテルに預け、中央駅へ。
地下鉄で30分位のところにあるのですが、地下鉄はすごく解りやすく利用しやすかったです。


「ジャンプ台もありました。女子のRecordは沙羅ちゃん!」


「アムンゼンが南極探検に出かけたときに使用したスキーと服などなど。」


「昔々は狩りのためにスキーを履いてたから、ストックの先は、なんと槍!」


「な、な、なんと400年前のスキーの破片!800年前とかもありました。」

 博物館に大満足した後は、時間があったので新国立美術館へ行くことにしました。Norwayと行ったらムンク。そう、「叫び」を見なきゃですもんね。
私は決して美術系ではないので、あまり良く知らなかったのですが、ムンクの絵って元々ああいう画風じゃないんですねー
ふむふむ、勉強になります。
 
Osloの町は思ったより、すごく小さく、結構歩けちゃいます。美術館の後は、メインストリートをブラブラ歩きながら大聖堂へ。
今回のトレッキングの友・ヒロコさんと待ち合わせをしているのですが、予めGoogle Mapで雰囲気を調べ、5時半に扉の前ってことを決めていました。雨が降っていたら、扉が見えるどこかという事まで詳細にです。
いまどきは携帯時代で待合せが大体になっているから、なんだかとても新鮮な感じですよねー。

「駅前では、ビーチバレー大会が!日本で言うと東京駅の前でやってるようなもの。」
 
ヒロコさんは2ヶ月半ほどスウェーデンのレジデンスに滞在していて、実は今回トレッキングを決めたのも、その流れからでした。
 
無事に合流後は早めの夕食を食べ、ホテルへ荷物を取りに。トレッキングに不要なスーツケースは、中央駅のコインロッカーに預けました。これも予め調べておいたのですが、大きな荷物も預けられるから相当便利でした。
ちなみに係の人はいるけど、全て機械で操作します。英語での説明もあるのですが、いまいち良く解らなかったら、近くにいた利用者の人が優しく教えてくれました。
 
身軽になったところで出発まで、駅のバーでもちろんビール!
こんなに高いのに、みんな良くガブガブ飲むなーと感心しながら、私もガブガブ飲みましたとさ。


クングスレーデン・トレッキング


久しぶりに姉の住むスウェーデンへ来ました。5年ぶり位かなあ…
前回はアイスランドへ旅行したのですが、今回は北極圏に位置する「Kungsleden=王様の散歩道」というトレッキングが目的です。
 
パートナーは、トレッキング経験ゼロの二十歳の甥っ子。不安はたっぷりだけど、スウェーデン語は話せるので強い相棒となるはず。
 
Kungsleden」は北のAbiskoから、南のHemavanまで全長440kmありますが、今回はその途中に位置するNikkaluoktaからVakkotavareまでの約70kmのコースを選びました。
というか、ネットでも情報が少なく、姉が色々調べてくれてアレンジしてくれたのですが(苦笑)。

 
途中にある山小屋=Huttに泊りながらの5日間で歩ききるルート。なるべく安く行こうということで、ストックホルムから夜行寝台車で出発したので、全行程78日の旅でした。しかも2等の男女兼用に乗ったもんだから、中々シュールな旅となりましたよ。
 
アウトドアが大好きで、夏も冬もあちこち行く私ですが、今まで経験した中で最大級の大自然!
しかもアウトドア文化の違いというか、自然への接し方の大きな差を感ぜずにはいられず、色んな想いが交差した時間でした。
 
最初の2日間は、大勢の人が歩くメインルート。ちょうど「Fjallraven classic」というトレッキングの大会をやっていたこともあり、のーんびりという感じではありませんでしたが、日本では見た事ない光景も刺激的でした。走るように進んでいくグループもあれば、家族でゆっくり歩いていたり。
そして、とにかく犬連れの多いことと言ったら!
しかも全ての犬達が、こうやって自分たちの荷物も担いでいるんですよね。日本では、犬が洋服着ているというのに。あーあ、なんて違いだ。

 
またHuttが居心地いいんです。今回のルートは、大体15kmおき位にあって、全て管理人さんがいました。食事は全くなしですが、しっかりしたキッチンがあり、またひとつおきに簡単な売店もあります。
 
しかし甥っ子は大の日本食好きということもあり、今回はほとんど日本から食材を持ち込み、担いでいきましたが、、、
後にも先にも甥っ子曰く「僕は売店で売っているものだけだったら、無理!」との一言でしたが。
がんばって持って行って良かったー、と叔母サン心がくすぐられました(笑)。
 

2泊目のSingiの絶景!
 
一番楽だったのは、お水の確保。高層湿原もあるような場所なので、至るところに川が流れていて、ガブガブ飲めます。
まあ、神経質な人は無理かもだけど、私は全くお腹を壊すことなかったし、美味しかったです。
 
Huttでは、食器を洗ったりした汚水は、バケツに貯めて指定のタンクに捨てるという徹底ぶり。
そしてヨーロッパの人って、フツーに川に入って身体を流すんですよねー
なので、場所もしっかり別れています。サウナがあるHuttもあるし、お風呂に入れなくても何とか過ごせちゃう。
辛いのは水が冷たいことかなー

 
途中で、こんなに大きな川もボートで渡ります。

 
北極圏ならではと感じたのは、日が沈みきらないので、夜9時過ぎでもフツーに歩いて行動しているんですよね。お天気も午後から崩れやすいとかもないので、朝もゆっくりできるし。
私たちはHutt泊だったので、変な時間に行動しませんでしたが、テント泊の人たちは、みんな自由に行動していました。なんたって、Abisko周辺以外は、どこでもテント張っていいそうです。
自然の大きさと人の比率の関係がなせることなんでしょねー
 

トナカイの群れにも遭遇!けど、野生はいないそうでサーメ人たちが全て管理しているそう。
 

氷河を抱く山並みには、思うわず見とれてしまい、何度もつまづいちゃいました。
 
また機会があったら、Vakkotavareから南下していきたいなー
お金貯めないとね(笑)。


インカトレックの旅〜番外編〜


無事にマチュピチュまで辿り着き、インカトレックは終了した訳ですが、旅はまだ続いています。

その晩はアグアスカリエンテス(旧マチュピチュ村)で4日分の垢を落としたあと、大いに盛り上がり!
翌日は再びマチュピチュへ行き、ワイナピチュ(老いた峰)に登ったりとスッカリ観光気分。
私は人と少しズレているので(笑)、ひとり下へくだり博物館へ行ったり町を隅々まで歩き写真を撮ったりをして、インカ文明の探究心に火をつけたりして。

贅沢な時間をかけて歴史を堪能した後は、これまた超贅沢なことに「HIRAM BINGHAM」という、オリエントエクスプレス社系列の列車でクスコへと帰還しました。
美味しいお料理とお酒をいただきながら、ゴトゴト揺れる列車の旅。もう素敵なことったら!


おまけにBARで踊っちゃったりして。

そんな帰り道、、
あと少しでクスコという辺りで、Aさんが具合が悪くなってしまったということが耳に入ってきました。BARから席に戻ると、Aさんは辛そうに横たえています。
顔をのぞくと息が上がってて苦しそう。

「どうしたんだろか、、さっきまで元気そうに、BARにも来てたのに」

高度順応があまりうまくいってなかったみたいなので、また標高が上がってきたからかな?とか話をしつつ、様子をみていると、どんどん苦しそうになってきてしまいます。
電車からホテルまでのマイクロバスでは、ほとんど意識がなく、ホテルに着くと身体がとても冷たくなってきてしまってるし、どうしたものか。

とりあえずフロントのソファーで、酸素吸入を受け(クスコのホテルは常備されているみたい)、様子を見ることになりました。

身体をさすったり声をかけたりしても全く改善されないので、ミチコさんがお医者さんを呼ぶことに。

お医者さんが来てくれたので一安心ですが、どうやら高山病ではないらしく緊急入院することとなってしまったのです。

翌日に原因が判明したのですが、なんと「ジラルディア菌」とかいうのに感染してしまったそうなんです。インドとかにいる菌だそうで、その保有期間が5-7日あるから、一緒にいた人全員が気をつけるようにと。

そうですよね、同じ釜の飯というかほとんど同じものを食べてきた訳だし、私たちだって発症してもオカシクないはずです。

結局Aさんはクスコで2日間入院して、なんとかリマまで移動し、リマでもホテルのベッドでずーっと過ごし、なんとかかんとか日本へ帰ってきたのでした。

帰りにはゲッソリと痩せてしまい、それはそれは辛そうで、、

大阪から成田への飛行機が台風の影響で遅れたところから始まって、税関で足止めされ乗り継ぎミス、挙げ句の果てに感染してしまったAさん。
神さまはAさんに何を伝えたかったのだろか、、、?

もちろん、今ではすっかりお元気になり、このお話は笑い話になりつつあります。
なのでこのブログでもAさん直々に解禁OK!のお墨つきなのでございまーす。

といった「番外編」でございましたとさ。

さて、締めの写真はと、、じゃんじゃん!食事中だったらごめんなさーい。
クスコの一番で見つけちゃったしろもの。なんでしょねえ、、牛?
またしても1人で探索中に見つけてしまったんです。あまりにも強烈な匂いに手が震えてピントがずれちゃったんだい!



インカトレックの旅その7〜完結!〜


翌朝は「ご来光を見ましょう」とのミチコさんの粋な計らい。マチュピチュ到着を急がずに、手前で3泊目をした訳が解りました。これです!


左がMt. Salcantay(6271m)
残念ながらガスがスッキリ晴れずにご来光は見れなかったけど、最終日を飾るにふさわしい朝を迎えることができました。

そしてインカ道と遺跡はまだまだ続きます。


大きな一枚岩から創られた、こんな階段も。


今回の旅で私が一番好きな遺跡は、ここINTIPATA。遠くを望むと、ウルバンバ川が流れ、その遥か彼方から私たちが歩いてきた軌跡が感じ取れます。どこまでもゆっくりとした時間の中、参加を決めた日からここまでの道のりが走馬灯のように流れていきました。

Photo:たっちー

トレックの最後は、マチュピチュ山の裏側をぐるっと巻いて鞍部近くにある「INTIPUNK・太陽の門」へマチュピチュの後ろ側から到着します。

 Photo:たっちー
そこには、まるでフィナーレを飾るかのように色とりどりの花たちが咲き乱れていました。自然に咲いた「ラン」を見るのは初めてだったので、色の勢いの強さを身体全体に感じ、震えがくるほどに。

  Photo : たっちー
この旅で一番のお気に入りはこれ!朝露に濡れた笹なんです。まるで花火みたいでしょー
お花たちと笹の花火でお祝いしてもらっているみたいでした。


最後はガッツリ急登をして、息が上がったところで現れたのが念願の場所・INTIPUNK。ガイドブックや本を読み、どれだけ妄想してイメージしてきたことか、、、
門を越えた瞬間、目の前に広がった景色を、ただ私の脳だけが受け入れ感情がついていかずに涙だけが溢れ出てきました。


するとどこからかパチパチパチと拍手の音が。
そこに居合わせた観光客の方々が、みな讃えてくれたのです。

うわーん!
やっと自分を取り戻したときには、顔はくしゃくしゃでした。

ということで、腫れぼったい顔はナシとして、待っててくれたこの子でお許しくださーい(笑)


お誘いを受けたとき、悩みもせずに即決したインカトレックの旅。亡き母を懐かしみながら準備をして望んだこの日、最高のメンバーとともに時を過ごせたことが嬉しくて仕方ありません。
人生ってすごいなー
出会いって素晴らしいなー
生きていると数年前には想像もつかなかったことが広がってもくるんだなー

また来よう!
いや、絶対来る!

「Be Active, be lively 動くことは生きること!」
時にゆっくりになったり、立ち止まったりもするけれど、私は必ず前を向いていようとココロに誓った瞬間でした。

なんだかんだと二ヶ月もかかっちゃったね(苦笑)。

追伸 これで終わると思いなかれ!最初に言ったでしょ、何かあるときは続くもんだって。番外編あるよー


インカトレックの旅その6〜雨は夜更け過ぎに〜


翌朝は4:45に起床後、沢の水でバシャバシャと顔を洗い、眠たい目を覚まします。
無事に1st PASSを越えられたからか、お酒も少し入ったからか、ぐっすり眠れたのでお陰で気分スッキリ。

「さあ、今日も歩くぞー!」と深呼吸。

photo: たっちー

と、気持ち良さそうだけど、小さな蚊がブンブンと飛び回りうるさいったらありゃしない。
あちゃー、これが噂に聞く「インカの蚊」ねえ。いやだわー

3日目の行程は、Runkurakayという遺跡を見学しながら2nd PASS(3,950m)と3rd PASS(3,670m)を越えて最後のテン場へ。
普通の行程だと最終目的地のマチュピチュへできる限り早い時間へ着きたいから、Winay Waynaというテン場まで行くそう。ガイドのミチコさん曰く「そこより大分手前だけど、朝一番でマチュピチュへ行く経験より絶対に良いから、そこで泊ります」とのこと。

日本の登山道に比べ驚くほど整備されたインカ道を歩き続けていくと、アンデスの山々はその山容を益々深くしていきます。
その至るところに点在する精巧な石造りがなされた遺跡の数々と出会うと、歴史が頭の中でフラッシュバックして、ココロがざわざわと。



一体何故こんなところに道を作ろうとしたのか?
そのためにどれだけの人の命が懸けられたのか?
そこまで君臨したインカの王様は一体どれだけの人物たちだったのか?

たくさんの疑問が頭の中を巡っているのに、なぜか思考回路が止まってしまったような不思議な感覚に陥りつつ歩き続けました。

時代は巡り、他民族の私が「今、この時代」を歩いているのに、自然は変わらないのでしょうね。2nd PASS近くにできた池には鹿が水を飲みに来ていたり、雪山とサボテンのコントラストや肉厚な花々が咲き乱れていたりと、時を越えて受け継がれてきたものの存在がとても大切に思えて仕方ありませんでした。

photo:たっちー

5時間ほどの行程を終え、最後の宿泊地Phuyupatamarka(3,600m)へ到着。
展望の良いそこは、マチュピチュ山を望むことができ最終日に歩く道が見えています。だけど、山の裏側にあるマチュピチュ遺跡は全く見ることができないのです。

photo:たっちー

「うわー!あの裏側が目的地なんだ」と思うと、もう気持ちがいっぱいいっぱいになってきて、明日のクライマックスへ向けて心臓がバクバクしてきました。
そんな私を冷ますためかのように、雨が本降りに、、、

しかし雨は夜更けすぎに雪へと、、じゃなく満天の星空に変わってくれました。

photo:たっちー


インカトレックの旅その5〜標高4215Mを越えて〜


歩き始めてすぐ、不思議な光景を発見しました。

高地だというのにサボテンが咲いているのです。
サボテンの奥にそびえる雪を抱いた山々の姿が、それはそれは不思議でたまらなく、足元に気をつけながら、思わず何度も見とれてしまいました。
恐らく、緯度との関係なのかな?南緯10度くらいだそうですから。


2日目の途中までは村があって、古代インカ人の血を受け継いでいる人々が、普通に暮らしを営んでいます。私たちが歩いているインカ道は、生活道路として使われているので、村人たちがロバを使い物資を運んでいるのです。
もちろん、私たちトレッカーは村人たちを尊重しなければなりません。生活圏にお邪魔させていただいているんですからねー


さてインカ道ですが、しばらくは作り直した道が続くそうです。
そりゃそうですよね、人が暮らしているということは、それだけ道も傷みますもんね。ちなみに最高地点を越えると、古代のままのインカ道になるそう。

そして何よりは”ロバの糞!”
とにかく至るところに落ちているので、遠く景色を見ながら悠久の歴史に感動するのかというどころじゃなく、常に下を見て糞を踏まないよう歩くのに一生懸命な感じでした(笑)。

ほどなく小さな村に到着。どうやらお昼らしいです。
そうなんです。この旅はお昼付きで、しかもわざわざダイニング用のテントを張ってくれるという豪華版なのです。

まあ、後にも先にも私たちパーティは、途中ランチはこの1回きりでした。歩くの辛くなっちゃうしポーターさんも大変だから、テン場に到着してからにしてもらったんです。


キッチン用のテント。ポーターさんはコックさんでもあるのです。


気になって仕方なかったブーちゃん。いつか誰かのお腹の中に収まってしまうのかしら…

さて、すっかりお腹がいっぱいになってしまい、歩くのツライなーと思いつつ、歩を先に進めます。
「いやいや眠くもなってきたし、こんなペースで毎日歩き続けるのは大丈夫かな」と心配していると、あっという間に1泊目のテン場Waillabamba(3100m)に到着。

ガイドのミチコさんに聞くと、最初の検問所でテン場が決まってしまうそう。最初に通過した順に先のテン場になるらしいです。私たちのパーティは、通過が遅かったので下のテン場だったのです。
ということは明日は長い道のりなのね、、むむ、がんばる。

緊張の1日目が過ぎ、2日目はいよいよ1st PASS(4215m)を越えて行きます。
キーンと冷えた空気の中、朝の光がサンサンと輝くスタートとなりました。前日は緊張もあり、熟睡は出来なかったけど、体調は悪くありません。


若干調子がすぐれないAさんと、Nさん達は山の大ベテランさんなので、遅すぎずでも速すぎずという全く崩れないペースで歩いています。記事を書きたいと思っている私は、写真を撮るのでどうしても遅れてしまいます。「まずい!相当遅れた」と思っても焦らず慌てず、じっくり先頭のグループと距離を縮めることだけを気をつけました。


さすがに4000Mが近づいてくると、相当息が上がってきました。
うー!空気薄いっ
けど負けないっ!このためにがんばってきたんじゃないか!


到着した時は涙が出そうだったけど、ここでは絶対泣くもんか。まだまだ先があるんだもんねー

しばし休憩後、今度は長ーい下り。
2日目のテン場Paqaymayuは3500Mなんです。そう、1115M上がって700Mを一気に下るというPASSな訳ですから…
お膝ちゃん、がんばってね。

それにしてもポーターさんたちの速いことったら。20kgもの荷物を背負って、駆け下りていくんですよ。もう、驚くもなんもって言葉もありません。私たちゲストが到着する前に次の場所へいち早く行って、テントを立てて準備をしなくてはならないからなんですって。

お仕事とはいえ、申し訳ない気持ちがいっぱいに広がってきました。


そして2日目のテン場に到着!見よ、この絶景に包まれちゃうんですー
で、ですね。
何を隠そう、男子2名と私は最後の売店で、こんなもんGETしてました。もちろんプシューってやつです。むふふ。








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