キリマンジャロ遠征その5(摩訶不思議な植物の中、横移動)


DAY3の朝が明けました。

 

昨晩もお決まりのトイレタイムはありましたが、とにかく満天の星空が綺麗なので、いつもよりトイレに行くのが嫌ではありません。

 

こぼれ落ちてきそうなほど満天に輝く星空が〜〜〜

 

これが雨だったり雪だったりすると最悪なんですけどね(苦笑)。

 

今日からは2日かけて4000m〜4600mあたりを登ったり降ったりしながら横移動し、高度順応をしていきます。そして3日目に4600mのアタックキャンプへ入るという行程です。

 

まずは4600mのラバタワーという溶岩でできた大きな岩を目指します。

道は急ではなく平坦で丘を登っていくような気分。

 

 

歩き始めると摩訶不思議な植物が目に入ってきました。

「とうもろこしのサヤを剥いたら、中に黄色の粒々が入ってない!残念〜」

と言ったような植物。

 

名前はジャイアントロベリア。

下の方の葉中に水を溜め込んでいるそうです。

 

歩き出して4時間半で、最初の目的地ラバタワーに到着しました。

ここもキャンプ地ですが、我がチームはここでランチを取って先に進みます。

しかしランチというのに、ダイニングテントも用意されていて殿様&お姫様ツアー。

良いのか悪いのか…

 

 

登っている途中から、なんとなく様子がおかしかったチームメイト1名の調子があまりよく無さそうです。

どうやら高山病を発症してしまいました。頭痛と吐き気です。

 

本日の行程は、ここが一番高いので標高下げて楽になればいいのですが…

がんばれ、Shigeさん!

 

しかし私も、ここまで登ってくる最中、若干頭が重い感じがあったので要注意です。

 

そこからは下りです。

下りが苦手な私がポールを準備しました。

メインガイドのHappygodから「ポールが長すぎるよ」と指摘されましたが、「アタイはプロのスキーヤーだい!」と反抗しながらも、超慎重に降りて行きました。

 

 

しばし降りて振り返ると、ラバタワーが見えます。

横から見る姿はタワーではなく、そそり立った断崖。

地球の創世記、この地ではどれだけの噴火が繰り返されたのでしょうか。

想像しただけで震えがきてしまいました。

 

 

今日のキャンプ地・バランコキャンプが近づいてくると、切り立った岩山の合間に巨大な植物が見えてきました。

 

予習のために見ていたDVDで知ってはいたけど、その存在感に言葉を失いました。

 

ジャイアントセネシオ(キク科)

見た目は木のようだけど、日本でもお馴染みのキクの仲間です。びっくりです!

幹の中が空洞になっていて日中に温められるため気温低下にも耐えられるとか。

また葉は枯れても落ちないので、それも断熱材の役目をしているそうです。

 

標高4000mなのに、なぜこんな巨大な植物?

 

それにしてもキリマンジャロの豊富な山容は、驚きの連続です。

石がゴロゴロして砂だらけでひたすら歩くだけ、というイメージを持っていた私が恥ずかしい。

 

百聞は一見にしかず

 

肝に銘じました。

 

本日の行程

3,750m〜4,600m〜3,940mのバランコキャンプ地

移動距離 10.75km

行動時間 7時間45分



キリマンジャロ遠征その4(森林限界を越えた先の絶景!)


シラ2キャンプに到着後、まずはtea time。

毎日このtea timeというのがあって、お茶とおやつを出してくれます。とにかく水分を取ることは必須なので、暖かいお茶は助かります。

 

そしてその後はHot lunch!

いや〜かなり有難いし何よりシェフの腕前は完璧。めっちゃ美味しいんです。

贅沢ですよね、歩いた後に何もしなくてもお茶や食事のサービスがあり、ましてや暖かいものとなると。

幸せ度100%です。

 

休憩したあと、夕方に高度順応のため標高約4000mあたりまでプラプラと散策しました。とにかくゆっくりゆっくりpole pole〜

段々ペースがわかってきて、歩くことだけじゃなく色んな動作にリズムが出てきた感じがします。

photo:Shige

 

ふむ、よしよし。

 

ちなみにKilimanjaroは山脈に属さない独立峰では世界で最も高い山です。

東西約50km、南北約30kmというとてつもなく大きな山で、西から東へシラ峰(3962m)、キボ峰(5895m)、マウエンジ峰(約5149m)の3つの成層火山で成り立っています。

 

私たちは西側から登ったので、シラ峰も間近で見ることができました。

が、あまりにも広大で説明してくれたけど、どれがpeakだか解らなかった(苦笑)。

photo:Shige

 

1時間ほどでテントに戻ると、今回のガイド始めポーターたちと自己紹介タイムとなりました。

一人一人名前を言ってご挨拶。

全員で19名ものスタッフなので、さすがに名前は覚えられないけど、できるだけ顔は覚えようと努力せねばです。

なんたって共同装備はもちろんのこと、自分の荷物まで持ってもらっている訳ですから。

 

自己紹介の後は誰からともなく歌が始まりました!

Kilimanjaro〜♪Kilimanjaro〜♪

 

みんなで手拍子しながら大合唱!いや〜楽しかった。最高です。

 

どうやらWelcome songな感じで、その後はキャンプ中にこの歌が響いてました。

ちなみに私はだいぶ覚えましたよ(笑)。

 

他のパーティですが、こんな感じ。

photo:Shige

 

前の晩はまだ熱帯雨林の中だったので、景色はあまり見れませんでしたが、森林限界を越えたので景色はまさに絶景!

 

午後から曇が広がり姿を隠していたキボ峰も夕景のなか、輝いていました。

 

雲海の下にはアフリカのサバンナが広がる〜

 

 

遠くのお椀みたいな山は、アフリカで5番目に高いMt.Meru(4562m)

ちょっと登ってみたい気もする。



キリマンジャロ遠征その3(高度順応に不安を抱えながらDAY2へ)


緊張と興奮からかあまり眠れずに二日目の朝を迎えました。

<手前の荷物は、私たちがポーターさんに預けた荷物>

 

ちなみにゲストテントは3人用テント3張りだったので、私は優雅にお一人様生活。普段、そうそう「ゆったりテント泊」は無いので、どこにどう荷物を置いて、どこに身を置けばいいのかがわからない貧乏性(笑)。

まあ、3泊目くらいからはすっかり広い生活に慣れ、ゆったりストレッチとかしてましたが(笑)。

 

前回のブログで書き忘れましたが、初日の晩から朝晩2回のSpo2チェックが始まります。Spo2とは、経皮的動脈血酸素飽和度のこと。小難しいけど、要は身体の中にどれだけ酸素を取り入れられているかってことです。

平常範囲は96~99%です。

 

標高が上がれば上がるほど空気中の酸素量は減りますので、大体富士山位で平地の1/3、標高5000m位で半分、エベレスト山頂となると1/3ほどになります。しかも呼吸で体内に取り入れられる量はもっと減り、富士山で半分、5000m1/3、エベレストでは1/4だとか!

 

前のブログでも書きましたが、今回私にとっての高度順応のチャンスは、出発前の週の富士山のみでした。

ちなみにエルブルスの時は富士山に2回、アコンカグアの時は5回登っていました。それにプラス「MIURA BASE」の低酸素トレーニングも受けていました。

 

しかし、北海道に拠点を移してしまったために富士山へは行けないし、ましてやMIURA BASEに通うなんということは夢のまた夢。

 

出発前は相当焦っていたし、正直、自分のコンディションがどうなるか全くわからない不安状態でのチャレンジでした。

 

ちなみに昨晩の私のSpo2はというと、91~92%。心拍数は100です。

何回か高所を経験してきたので、大体の自分の陥りやすい状況というのがわかっているのですが、Spo2はまずまずですが、若干心拍数が高めです。私の場合、心拍数が上がりすぎると、結果的にSpo2が下がってきて高度障害を発症しやすいので、初日の晩から高山病の予防薬として使用されるダイアモックスを1/2錠飲み始めることにしました。

 

それが功をなしたのか解りませんが、体調は問題なく次なるキャンプ地へと出発となりました。まあ、正直ここで体調が崩れ始めていたら、この先は相当まずいことになると思います。

 

低木帯を歩いていく道からは、目指すUFURU PEAKが望めます。

 

その内に低木の中に様々な岩が目立ち始め、そこを彩るかのように花々が咲く登山道が続いていきます。

とにかくお花が不思議で綺麗です。日本とは違って肉厚でトゲトゲしているけど、嫌味がない感じ。

 

 

熱帯雨林からうって変わった山の様相の変化、そして目の前にそびえるPeak、振り返るとアフリカの大地から湧き出る雲海が広がり、ただただ感動しながら登っていました。

 

 

行動時間約5時間程度で、予定通りに二日目のシラ2キャンプ(標高約3,750m)に到着です。

この日のキャンプの様子は次回に繰り越し〜

 



キリマンジャロ遠征その2(熱帯雨林の中、登山開始!)


いきなり色々ありましたが、予定通りキリマンジャロ登山の玄関口となる町・MOSHIに到着し、ホテルに到着するや否や、翌日スタートする登山荷物の仕分けになりました。

 

この後どういう風なスケジュールかと言いますと。

 

1、MOSHIのホテルに一泊し登山の荷物準備。登山に必要のない荷物はホテル預け→67日のキリマンジャロ登頂へ。

2、下山後、また同じホテルに一泊しサファリツアーの荷物準備。サファリに必要のない荷物はホテル預け→34日のサファリツアーへ。

3、サファリから戻ったらまた同じホテルに一泊し、全ての荷物をパッキングして帰国。

 

という具合です。

 

とにかく赤道直下、しかし高地登山あり、サバンナ地帯のサファリツアーありという複雑な気候なので荷物に悩んだことと言ったら伝えきれません。

まあこの荷物に関しては、後日ゆっくりお伝えするとして、まずはアフリカ大陸最高峰へGO!です。

 

登頂の祈願を祈ってカンパ〜イ!

キリマンジャロビール、かなり美味しいです。

 

翌朝、現地ガイドの方々が迎えに来てくれて一路マチャメルートの登山口へ向かいました。

キリマンジャロはバリエーション豊富なルートがたくさんありますが、たっちーが選んだのは、少し時間がかけながら高度順応をして全てテント泊となる、山の南西から登るルートです。

 

一番メジャーなのは山小屋泊で登れるマラングルートで、日数も短いので日本人にも人気が高いそうです。

が、後にも先にもこのルートで大正解!

 

町を出発し郊外へと向かうと、思ったより集落が多いことに気がつきました。その集落ごとに多くの人が集まり、露店で物を売ったり、何やら話し込んでいたり。そして何をやっているのかは不明だけど、必ずバイク野郎集団がいて、停めたバイクにヘルメットをかぶりバイクにまたがっているんです。これについては最後まで謎でした(苦笑)。

 

そしてバナナ農園を横目に標高をどんどん上げ、標高約1800mの登山口に到着です。

 

いや〜、人がいるわいるわで大賑わい。

考えてみたら私たち5名に対して、ガイドさんポーターさんなど19名がつき、総勢24名という大所帯になるんですから、他のチームもいればそうなりますよね。

 

登山口ではポーターさんたちの荷物チェックが行われます。一人に対して持っていい重量は20kgと決まっていて、測りで厳しくチェックしていました。

 

ちなみに思ったより涼しく、半パン姿だったたっちーは長パンに履き替えていました。

 

さていよいよ出発です。

現地ガイドはリーダーのHappyGodと、サブガイドのArnoldのお二人です。「Pole pole〜」と幾度となく言われながら、熱帯雨林の中を歩き始めました。

Pole poleとは「ゆっくりゆっくり」というスワヒリ語。

 

1日目は、熱帯雨林と次にやってくる低木帯との境目にあるキャンプ地・マチャメキャンプ(標高約2,835m)まで、約11kmの道のりです。

 

熱帯雨林、ものすごく楽しみにしていたのですが、想像以上に素晴らしかったです。日本じゃ絶対見られない種類のよくわからない巨木あり、キリマンジャロにしか咲いていない花々あり、おまけにモンキーまで登場してくれて、いきなりキリマンジャロの豊かな自然に大満足でした。

<インパテンス・キリマンジャリカ>

 

<エバーラスティングフラワー>

 

 

 



キリマンジャロ遠征その1(初日からアクシデント)


2019921日午前8:15分、アフリカ大陸最高峰・キリマンジャロに無事に登頂することができました!

まずは応援してくださったみなさまに、心よりお礼申し上げます。

 

と、堅苦しい挨拶から始まりましたが、ここからはいつも通りにゆっちん口調で、スルスルっと遠征の様子をお伝えしていきたいと思います。

 

いやいや、本当にがんばりましたよ(自負)。

ブログでの奮闘ぶりを読んでいただければ、その姿がわかるかと思いますが…

 

新千歳空港からDOHA経由でキリマンジャロ空港へ。

行きは乗り換えがスムーズなので、フライトタイムは26時間くらい。初のカタール航空でしたが、これまたサービスはいいしご飯は美味しいし、なかなか快適です。

 

もりもりご飯を食べ、ワインを飲み、映画を見てご満悦の旅でしたが…

ここで何もなく終わるはずが無い、私らしい旅の始まりがやってまいりました。

 

羽田から、DOHAまでの座席はエコノミーにも関わらず、アメニティーやら何やら付いていました。何が良かったかって枕も付いていたんです。

いや〜快適、快適と枕を使いながら、ふとあることに気づきました。

 

「そうだ!せっかくポーターさんが荷物を運んでくれるのだから、テント生活をより快適にするために、この枕をGETしていこう」という悪だくみです。

 

DOHAに到着し飛行機を降りるときに、なるべく周りに気付かれないように、そそくさと枕をバックパックに押し込めました。

 

しめしめ(笑)。

 

初のDOHAターミナルでしたが、さすがは世界のハブ空港。広いし、綺麗だし、活気あふれています。

次の便のゲートがまだ決まってなかったので、しばし待ち、ゲートがわかってからみんなでカフェに入ることにしました。

 

「そうだそうだ、みんなに枕を自慢しよっと」と、バックパックをガサゴソしていた時です。

 

「あれ?飛行機の中で使っていたポーチがない!」

 

もうそこから慌てたのなんのって、広いことに感激していたターミナルを、「なんでこんなに広いのよぉ〜」と泣きたいばかりに駆けずり回ることになってしまったのです。

 

なぜそこまで慌てたかというと、中に大切なコンタクトレンズが入っていたからです。

 

以前、ギリシャのKefaloniaに行った時に荷物が3日も届かず、とても大変だった記憶が新しかったため、16日分のコンタクト半分の8日分を、手荷物としてポーチに入れていたのです。

 

とにかくダッシュしてインフォメーションへ。それぞれに時間がかかるので、待つこと数十分、イライラしながら聞くとトランスファーデスクへ行けと指示。

言われた通りに向かってみるけど、なかなか見つからずに階段で上へ上がったり下へ駆け下りたり。

 

ようやくトランスファーデスクにたどり着き、係りの人に事態を説明しました。

あなたが乗ってきた飛行機は遠くにあるから、時間がかかるとのこと。これから人を向かわせるから少し待ちなさいとの回答でした。

 

待つこと30分。

結果は…

 

発見できず、、、とほほ。

 

しかし私は待っている間に色々と考えました。

もし見つからなかった場合にどう対処したらいいのか?

 

残りの8枚を二日ずつ使えばいいということに気づいたのです。しかしそれには保存液とコンタクトを入れる容器が必要です。

とにかく乗り換えに急がなければならなかったので、その希望は滞在予定地のMOSHIという町に託すことにしました。

 

まあ、リーダーたっちーには、「アフリカ人は目が良いんだから、コンタクトなんて使ってないよ!」と、無情にも言い放たれましたが(涙)。

 

「あ〜あ、、しょっぱなからとんでもないことになってしまった。こんなんでキリマンジャロを楽しめるんだろか…前回のエルブルスではビンディングが壊れて大変なことになるし、全く私はなんでこうダメダメちゃんなんだろう」と嘆きつつキリマンジャロ空港へと身体は無事に到着しました。

 

しかし心はウキウキです。

ずーっと昔から行きたかったアフリカの大地を踏みしめているんですから!

 

機内預けの荷物は無事に出てきて、現地のエージェントの方とも合流し、一路町へと向かいました。

 

 

たっちーがすぐにドライバーに説明してくれて、途中でドラッグストアへ寄ってみることに。

ドラッグストアと言っても、町の小さな薬屋さんって程度。はい、ありませんでした。

もう一軒あるからということで、次のお店へ行くとそこも同じくらいの小さなお店です。半ば諦めつつ聞くと、ありました!!

なんとオプティーフリーの箱が輝いています!

「中にコンタクトを入れる容器が入っているか?」と聞くと、「ないよ」とつれない返事。

 

それでも保存液があったのだからヨシとし、あとはホテルでなんか策を相談してみることにしました。

 

やるなぁ、アフリカ!

目が悪い人もいるのね〜

 

結果として、箱の中には容器もありメデタシメデタシ(笑)。

 

しかし中に入っていたのはコンタクトだけではありません。

 

  • 買ったばかりのBBクリーム←あ〜日焼け対策がぁ
  • これも買ったばかりの目薬←まあ、これは仕方なし
  • 手ピカジェル←うわ〜これも必要なのになぁ
  • メガネケース←これはサングラスと一緒にケースに入れられればなんとかなる

 

何はともあれ、最重要品のコンタクトが半分あるのだから不幸中の幸と、自分を納得させた初日になりました。



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