キリマンジャロ遠征その7(アフリカ大陸最高峰へ!)


朝食を食べにテントへ行くと、たっちーがかなり具合悪いという状況から始まったのが、DAY5。

 

お腹を下し熱があるという。

高山病ではなく、何か細菌にあたったようでした。

前の晩は一緒に夜景見ながら、元気いっぱいだったのに…

 

診断はできないけど、私が持ってきた抗生物質を飲むことになりました。

 

トラベルクリニックで予防接種を受けたときに、先生に持っていく薬を相談していました。私は抵抗力が弱いから、旅先で細菌にあたった時ように薬を処方してもらっていたんです。

 

「お腹壊したり吐いたりした時に熱があるようだったら、この薬を飲むように」

 

と言われた症状が全く同じだったので、望みを託して。

 

とはいえ、すぐに効く訳ありません。

しかし下山できる場所ではなかったし、上がるしかないとの判断でアタックキャンプ地まで行くことになりました。

 

いや〜相当辛かったと思います。

あの体調で4600mまで登り切ったんですから、驚くべき精神力だと思いました。

 

もう一人の女性であるSちゃんも、高山病の症状が出始めていて、辛そうです。

反対に高度障害が出ていたShigeさんは、徐々に回復し(やっぱりさすがです)、逆に体調が良さそうなのが何よりでした。

 

なんとかかんとか4時間かけて、バラフキャンプ地に全員無事に到着。

 

遅いランチを食べた後に、翌日のアタックに備えて仮眠タイムです。

しかし興奮もしているし寝れるもんじゃありません。

ブラブラしたり、またストレッチしたりとゆっくり過ごしました。

 

ここまで来て初めて現れたマウエンジ峰

 

Spo2は83 

心拍数90

 

まあこの標高ならまずまずって感じです。

 

Day6、アタックの日を迎えました。

0:45起床 さっむい!

1:30 Tea & Cookie Time 

2:30出発

山頂でご来光を見る場合は、もっと早くに出なくてはならないけど、みんなの判断で少し遅い出発にしました。

 

どうやら薬が効いてきたようで、たっちーも大分回復してきています。とはいえ通常の50%位みたいですが。

 

ゆっくりゆっくり歩を進め、みんなで登っていきます。

かなり寒いと聞いていたので、最強の厚着をした私。ちなみに上は6枚、下は4枚。流石にそこまでの厚着は不要で、途中相当脱ぎました(苦笑)。

 

山頂への道は難しくありません。ほぼ砂礫帯を登っていく感じです。Pole pole〜

 

暗闇の中を登り始めましたが、だんだんと東の空が明るくなってきました。するとオレンジ色の光をまとったマウエンジ峰(5149M)の姿が現れてきました。

マウエンジは、すでに眼下にあり順調に高度を上げてきているのが分かります。

 

たっちーから言われていた「自分の楽な呼吸に歩くペースを合わせる」を言い聞かせながら、一歩一歩登っていきます。

だんだんと急な登りになり、息が上がってきました。足が重く、思うように上がりません。

でも幸いに頭が痛いとか気持ちが悪いということはなく、ただただ身体の重さがのしかかってくるだけでした。

 

最後は気力との闘いです。

 

ほんとに最後の一滴を振り絞り、ステラポイント(5756M)へ到達しました。

ここはお鉢に上がったところです。この後はお鉢をぐるっと回り最高峰を目指していきます。それにしてもお鉢の大きいことといったら!

考えてみれば富士山の1.5倍はあるわけですもんね。

 

温暖化の影響でものすごい勢いで減っている氷河

 

ほとんど横移動なので、もう息が上がることもなくみんな笑顔で一緒に歩いて行きました。

 

8:15アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ(5845M)登頂!

 

 

アクシデントは色々あったけど、ここまで来れました。

しかも全員です。

たっちーの恐るべき回復力は見事としか言いようがありません。笑顔も戻ってよかったよかった。

 

どこもそうですが、標高の高い場所に長いは禁物です。絶対的に酸素が足りない状況なわけだから、身体に相当負荷がかかっているからです。

その後は富士山の砂走りのような下山をしながら、アタックキャンプまで一気におりました。

 

それにしても私は下山が苦手。

エルブルスの時も登りは順調だったのに、降りのスキーで高山病を発症してしまいました。

まあ、これはショートターンして転んだからですが(苦笑)。

 

気をつけながら下山したけど、やっぱりだんだん頭が痛くなってきました。

アタックキャンプで頭痛薬を飲み小休止し、なんとか回復。

 

15:30ハイキャンプ(3800M)に到着です。

 

長い一日が終わりました。

標高下げたこともあり、緊張から解放されたこともあり、この日は夕食後一回もトイレに起きずに熟睡!

実に10時間以上寝続けました。

 

翌日Day7、いよいよ下山です。

朝食の後、HappyGod始めガイド、ポーターたちとお別れのご挨拶です。ガイドは下まで一緒だけど、ポーターたちはここで最後になります。

 

まずは登頂への祝福のお言葉。そして「皆さんがこうやって来てくれるから、私たちには仕事があり、生活ができます」と真剣な眼差しで語る、HappyGodの顔が忘れられない記憶になりました。

 

低木帯を抜け、樹林帯に入ると、人が生きていける大地へと戻ってきた気持ちが広がります。

 

 

 

12:30ムエカゲート到着にて下山完了。

 

こんな素晴らしい経験を積むことができた遠征、そして機会を恵んでくれたたっちー、最後まで励まし合って登ってくれた仲間に感謝の気持ちでいっぱいです。

 


コメント
コメントする








   

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< October 2020 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM