乳房予防的切除を考える


前回のブログで「人間も地球上の生物なのだから、微生物の力を借りて最終的には地球に帰るべき」と語った私。

声を高らかにではないけれど、そんな覚悟を決めている!と思っていたが…

実際はジタバタしているのが、まんまとあきらかになってしまいました。

 

冬に入る前の私は、いろいろと検診が立て込んでいます。

 

手術後から続く年一回の婦人科検診。

そして遺伝子診療の面談。

そしてそして乳がんの主治医の検診です。

あっ、骨粗しょう症の方の診察もあった。

 

婦人科検診の方は、今年もお陰さまでクリア!

なんだかんだと不安を抱えているので嬉しい限りでございます。

 

そして遺伝子診療の方はというと…

先生が変わりまして。

新しい先生の初めての診療でしたが、いや〜ショックなことを言われました。

 

BRCA陽性だと、今のガイドラインでは乳房切除は推奨です」

 

正直、欧米に比べ日本の遺伝子治療はかなり遅れています。私が卵巣の摘出を決意した当時、まだ乳房の切除はありませんでした。

倫理委員会の問題があるとかで。

 

しかしあっという間に今では推奨になっていたという事実。

 

卵巣摘出の決意をしたのは、祖母が卵巣ガンで苦しんでいた姿を見ていたこと。そしてホルモン陽性の乳がんだから卵巣を摘出することで女性ホルモンはストップするのだから、リスクが減るわけです。

ホルモンを阻害する治療を5年間行い、その上で卵巣を摘出したので対側のリスクはだいぶ減ったと思っていたのです。

 

もちろんそれはその通りです。

が、それを上回る治療(摘出)の効果が臨床的に認められ、ガイドラインになったということなのです。

 

卵巣を摘出した後、徐々に私は身体の変化を感じています。

もちろん大きな治療をやってきたのだから、そんなもんは、へのかっぺでしょって思うかもしれません。

が、今回、相当きついのです。理由はわかんないけど…

骨粗しょう症もそのうちの一つ。先生曰く、あきらかに卵巣摘出による後遺症の一つだそう。

 

今、私は左胸にパッドを入れているのですが、重いザックを背負うので劣化というか潰れるのでしょうね、しょっちゅうダメになってしまいます。

仮にシリコンを入れた同時再建手術を受けた場合、取り替えのきかないシリコンが潰れたらどうなるのでしょうか?

 

左胸と脇には大きな傷があります。

ホルモンの影響であちこちギスギスしてきて、その傷が悪さをして身体がどうしようもないほど硬くなってきてしまいました。

左腕はリンパ浮腫もあるので、まるで自分のものじゃないような重さを感じるようになってしまいました。

 

これ以上、身体を傷つけたくない!

 

でも元気で生きていきたい!

 

QOLの向上と大切さを深く考えさせられる毎日です。

 


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