遺伝性乳がん(診断)


 さて、重い腰をあげてようやく書こうと決意した「遺伝性乳がん卵巣がん症候群」について。

以前、ちらっと書いたんですが色々とあって記事を削除。
記憶に新しいアンジェリーナ・ジョリーさんの告白から、再び深く考えることになり書く事を決意しました。

まずはこの「遺伝性」ということについて、私の認識している範囲でお話します。

現在、乳がんにかかる人のうち7-10%は遺伝の影響を強く受けて発症したのでは?と考えられています。欧米諸国では、その検査を受けるのは珍しいことではないのですが、日本では保険適用の壁や予防的な治療への認識の相違もあり、ほとんど行なわれていません。

そんな中、私は兼ねてから自分がガンになった理由を考えていました。なぜなら、母親を乳がんで無くし、その祖母は卵巣がんで亡くなっていたのです。

しかし日本では先にお話したように保険の壁が高く、またすでに乳がんを発症していたので、今更…という気持ちが心をしめていて、日常生活が日々過ぎていっていました。

1年半前、ちょっとしたキッカケがあって、スウェーデンに住む姉と一緒に検査を受けることになりました。私だけではもちろん無理でしたが、向こうに住んでいる姉は保険が適用されます。しかも無料。
ちなみに日本では20万円くらいかかります。

ちょうど1年前、その結果がでて。

私の「BRCA2遺伝子」に変異が認められました。

ちなみにこの遺伝子には「BRCA1」と「BRCA2」という2つの遺伝子があります。1は強陽性になるので、2より色んなリスクが高くなります。

驚きとともにやっぱり、という感情。

もちろん遺伝性だけではなく環境因子も大きな要因のひとつです。例えば、食生活、飲酒、喫煙、妊娠、出産などなど。
ようは「遺伝要因」と「環境要因」のかけ算だそうです。

けど、「環境」はがんばれば変えれるけど、悲しいかな「遺伝」は変えられません。だからといって、解ってしまったからには対策を練らなければなりませんもんね。

「乳がんって本当に終わらないんだ」という、どこまでも落ちていってしまうココロを奮い立たせる日々がまた始まりました。


まずは乳がんの主治医・川端先生を受診。
日本じゃなくスウェーデンで受けたということへの驚きもあったと思いますが、ともあれ、現在日本において遺伝子診療の第一人者である「がん研有明病院」の新井先生を紹介してもらいました。

遺伝の診療は、ちょっと複雑です。なぜなら、私だけの問題ではなく家族や親戚一同が、どんな病気にかかり、生きているのか、それとも他界しているのか、など詳しく知ることが大切なのです。
両親どちらかが生きていれば、まだ解るものが、二人ともいないので親戚に電話をして、色々調べるのがとても大変でした。

そこで感じたことは、今でこそ「がん」というのを口に出すし、本人にも告知するのがあたり前になりましたが、数十年前は不治の病である「がん」は、ひた隠しに隠すという日本の文化があったということです。
近い親戚でも解らないことがたくさんあったのです。

もちろん私は、陽性が解った後なので、家族や親戚の病歴が絶対必要という訳ではありません。遺伝性が疑われ、検査を受けるべきかやめておくべきかを相談するにあたっては、必ず必要だということです。

8月の暑い日、新井先生の診療を受けるべく書類を抱え、有明へと向かいました。

長くなるので、続きはまた書きますね。


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