粉雪を求めて…CMHの旅その5


 その日は会う人、会う人に「事故があったんだって?」「どうしたの?」とか、たくさん聞かれました。もちろんみんな心配してのことです。

そして夕食前にラウンジにいると、Tomがやってきて私に向かってこう言いました。

「今日のアクシデントのことは聞いたよ。あなたたちは速すぎるんだよ。僕の言っている意味解るかい?」と。

英語だから細かいニュアンスは解らないし、もしかしたら私の理解間違いかもしれないけど、感じたのは、あなたたちの滑りが速すぎるから招いた事故だと…

そのときはそのまま言葉を飲み込んで夕食を食べました。
でも考えれば考えるほど頭にきました。その状況を見ている訳でもないし、私たちは常に最後を滑っていたのも知らないはずだし、なんでこんなことを言われるんだろうと。

あまりの怒りと悲しさに夕食後は、丹羽さんに事情を話ながら思わず涙が…

丹羽さんはオトナです。
「TomはCMHの主のような人だし、Lowyerという位だから厳格なんですよ。ルールに厳しそうだし、事故があったことに対しての忠告のつもりなんじゃないかな」と。

酔っぱらった頭と悔し涙で、その晩は更けてゆき…

翌日は、どうしようもないほどの全身筋肉痛で目覚めました(苦笑)。
あいたたたたーな身体を引きずりつつ、朝のストレッチクラスでゆっくり身体を目覚めさせると、だんだん気分が上向きに♬
Andreaのことはとても心配だけど、気持ちを切り替えて楽しまないとですもんね。

私たちのグループには、Andreaがいないのでスタッフの女の子が入りました。

私たちゲストは最低補償の標高差というのを事前に払っています。もし、天候が悪くてヘリが飛ばずにその標高差を滑れなかったら払い戻しがあります。また、天気も雪も調子良くそれをオーバーしたら、オーバーチャージを支払います。

毎晩、その日に滑ったコースと標高差が貼り出されるので、これ以上滑っちゃったら支払い大変だから早めに帰ろうとか自分でコントロールもできます。
もちろん疲れちゃったとかもあるしー

そうやって空いたヘリの席に、スタッフの子たちが代わりばんこに入って滑るのです。

3日目のガイドはDock.茶目っ気があって、気遣いが優しいナイスガイ♬

[青が丹羽さん、黄色がDock、私の隣がFrederic、右端がEmanuel]

今日も滑るだろうなーと思いつつ、丹羽さんも私もさすがに疲れていたので、今日は早めにロッジに帰る決意!

Dockは多分、一番若いガイドさんなのかな?
いろいろ注意を言ってくれます。

「この先、左側にとっても良さそうなバーンが広がってくるけど、そっちは絶対言っちゃダメ!」とか、「最初に滑る人は僕のラインに近いところを滑って。そうじゃないと後の人はどんどん離れていっちゃうから」とか。

確かにそうなんです。すぐ後ろを行く人にガイドのラインを外されちゃうと、後ろから行く人はどんどん外れて行っちゃうんですよね。

とにかく先が見えないツリーランでも、ながぁーい距離を一気に滑って行っちゃうから、見つけるのが大変なんですよ(苦笑)。

”ありゃりゃ、どこ行った?”と立ち止まると、遥かとおーくの方で「イエ―オ!!」ってヨーデルが聞こえてきて、”ああ、こっちだこっちだ”な感じ。

そんなこんなで楽しいツリーランを6本ほど滑り、その日は終了してロッジへと戻りました。

[6本目の最後はこんな感じ。斜面の下にいるヘリが前のグループを乗せて、飛び立ったら私たちが滑り降ります]

スタジオでゆっくり身体をほぐし、その後はビール片手に雪山の絶景を見ながらジャグジー!
もうもう、パラダイスぅ♬

[ジャグジーの先に見えるのが、Mt.Adamants]

全身筋肉痛は続いているけど、身体もココロも軽くなって、夕食前に丹羽さんとバーラウンジへ行きました。
しばらくすると、誰かが私の肩をトントンと叩きます。

振り返ると…

そこには笑顔のAndreaが立っていました。


コメント
なんだろ、最近涙腺がさらに緩くなったのかなぁ。色々あったんですね。私もそこにいたような気分になってます。続きまってまーす(^-^)/
  • taiko
  • 2012/04/09 8:36 PM
なんだろ、最近涙腺がさらに緩くなったのかなぁ。色々あったんですね。私もそこにいたような気分になってます。続きまってまーす(^-^)/
  • taiko
  • 2012/04/09 8:37 PM
そうなのねー、ありがとう!たいちゃん。

色んな方々から、羨ましいよねーとか言われるけど、決して順風満帆じゃなかったの。
でもね、人との関わりの中で生きてるんだ!って気持ちになれたりして…

そんな時間を共有できてるなら、本当に嬉しいです。
  • ゆっちん
  • 2012/04/09 8:59 PM
楽しいツアー中にもいろいろあったんですね。
なんで私がこんなこと言われなくちゃならないの?って思うと、怒りを通り越して悲しくなっちゃうことありますよね。
Andreaが帰ってきて良かった!この後のStoryの展開がまた楽しみ!
  • 2FDO
  • 2012/04/10 9:59 AM
どぅさん

そうなんです。旅って楽しいだけじゃないですもんね。
楽しいことばっかり書いていると、一見良さそうだけど、それは違うかなーと思って、全てを書いてます。

Andreaに会いたくなってません?(笑)
  • ゆっちん
  • 2012/04/10 10:54 AM
いやーん!まだ先に続くの?
早く聞かせて(笑)
「ゆっちんの珍道中」っていう連ドラみてるみたい!
  • みぽっち
  • 2012/04/10 12:28 PM
みほちゃん

もうちょっとだけ、続きますー
別にわざと小出しにしてるわけじゃないのよ(^^;

あまり長くなっちゃうと、まるで小説みたいかなーと(^o^;)


  • ゆっちん
  • 2012/04/10 5:15 PM
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