タンザニア・サファリツアーその5(最終日はマニャラ湖)


そしてサファリ最終日は、マニャラ湖国立公園へ。

 

この公園は、アフリカの大地溝帯(グレートリフトバレー)の断崖の下に広がり、その中にある弱アルカリ塩湖のマニャラ湖を中心に森林や草原が国立公園を形成しています。

 

大地溝帯とは、アフリカ大陸を南北に縦断する巨大な谷のこと。

この地溝帯ができることで、最初の人類のヒトへの進化が始まったという仮説もあるとか。このあたり調べてみると、めっちゃ面白いですよ。

 

とにかく森と水が豊富!

特に樹木の中を走る道が多いので、急に動物が出てきてビックリすることったら。

 

体当たりされたら一巻の終わり。

 

そしてものすごーく遠目だけど、最後の最後でクロサイも見ることができました!

このBlack Rhinoは乱獲によって絶滅の危機に瀕しています。ここマニャラでも数頭しか生息していないとか…

人間の欲望というかエゴが地球環境を一気に変えている現実がここにあります。

 

湖の周りは沼地になっていました。

グルグル回っていると、沼地のボス・バッファローのこんな光景にも遭遇。話には聞いていたけど、本当にアマサギって背中の上に乗っかっているんですね。ほのぼの〜

 

とにかく鳥の種類と数が凄かったです。

鳥大好きなFrancisが、辞典を片手に(あっ、片手はハンドル)相変わらず「あーでもない、こーでもない」と教えてくれます。

 

たくさん見たけど印象深かったのが、この綺麗なお口の方。

クラハシコウというコウノトリの仲間だそう。結構大きかったです。後で調べたら1.4~1.7Mもあるんですって。お膝も赤い〜

 

そしてそして圧巻というか言葉を失った光景がこれ!

 

一体何万羽??という数のフラミンゴ。

湖にピンク色に輝く帯が幾重にも連なっていました。お写真はタッチーからいただき!

 

いやいや大興奮のサファリツアーも無事に終了しました。

わかったことは一回では足りないってこと(苦笑)。

 

もっと動物の生態を調べておいて、また行きたいなぁ〜

キリマンジャロは、もちろん素晴らしく楽しかったけど、やっぱりサファリの存在に地球を感じさせてもらったことが一番印象深い旅だったと思います。

 

かなり時間を要してしまいましたが、これにてアフリカ遠征ツアーは終了です。



タンザニア・サファリツアーその4(ンゴロンゴロ)


色々と思うことあったマサイ村を後にし、いよいよ「ンゴロンゴロ保全地域」へ。

 

ここは驚くほど大きいなクレーターで形成された自然の楽園だそう。イメージとしては、底の広いお椀のような感じ。

その底は南北約16km、東西約19kmあり標高約1800m、クレーターの淵は標高約2300~2400mというから、結構な高地にあります。

 

ここでひとつ。

 

どのようにして巨大なクレーターが出来上がり、それがどのような作用を及ぼしているのか?

 

数千万年前、多くの巨大な火山活動が始まりました。

その中のひとつが大噴火して、地面の中に空洞ができ、それが一気に沈下して出来たのがカルデラです。

 

このクレーターの中には、枯れない湖があります。

なぜ水が枯れないのか?

その秘密は外輪山を利用して、ほぼ毎朝キリが発生するからなのです。

 

インド洋の湿った空気が東から来る貿易風で運ばれ、外輪山にぶつかって上昇。すると急激に冷やされキリが発生するのです。

キリは木々にあたり結露して水となり、地面に蓄えられます。それが伏流水となり、クレーターの底に湧き出し、一年中枯れない湖を生み出しているという訳です。

 

ほー…

自分で言うのもなんですが、まるで学者みたい(笑)。

実はこれ、つい先日TVでやっていたンゴロンゴロの特集からなのでした。

 

しかし自然の摂理というには、本当に素晴らしいし動物が生きていくためには、理にかなっていると唸ってしまいます。

話はそれますが、その摂理を無視して開発を続ける私たち人類。この先どうなっていくのでしょうか。

 

そしてここはその自然の摂理を守り、人間と自然が見事に共存しています。この地域に住むマサイ族だけが放牧のために、唯一クレーターへ入ることが許されています。他は何人たりとも許可なしには入れません。

ですので、もちろん検問があります。

 

Francisが許可を取る間、しばし展望台からの絶景を望む私たち。

 

いよいよクレーターの底へ。

急坂をグラングラン揺られながら下っていく道すがら、双眼鏡を覗いていると、いるわいるわの黒い点!

それが一体何なのか?

 

 

象にシマウマ、バッファロー、ヌー、数種類に及びアンテロープ、グランドガゼルにトムソンガゼル、ライオンとも遭遇です。

 

鳥もたくさんいました。

アフリカオオノガンにアフリカクロトキ、何やらワシらしきものも。

Francisは鳥好きらしく、指をさして色々と教えてくれるのですが、英語名だからよくわからないし、私は一番後ろの席だったのであまり聞こえません。

 

 

「ま、あとで写真で確認すればいいか」

 

と、あまりにも普通に動物や鳥がいるので、気持ちがのんびりしてきちゃいます。

 

 

お昼はこんな感じで、水辺に車を止めて外へ出られます。

 

ヒポを眺めながらのんびりと〜

 

今日も一日、恐るべしアフリカサファリ。

 

大はつきませんでしたが、満足です。

えっ?なぜ大満足じゃないかって?

 

この日の宿はあまり良くありませでした。

初日に泊まった町だったのですが、部屋は暑くエアコンなし。しかも最初は扇風機が壊れていて蒸し風呂のよう。

ちと残念。

 

お金出せばね〜

クレーターの淵にあるロッジに泊まれるらしいんですけど。

 

そうだ、言い忘れたことがありました。

ンゴロンゴロの名前の由来は、マサイ族が釣れている牛の首についている鐘の音から付けられたそうです。

ゴロンゴロンゴロンゴロン…ゴロンゴロンゴロ



タンザニア・サファリツアーその3(マサイ族の村へ)


しばらく空いてしまいましたが、サファリ復活!

 

三日目は巨大クレーターの「ンゴロンゴロ保護区」へ向かいますが、その前にマサイ族の村を訪れることになりました。

費用は70ドル/1グループとのこと、もちろん事前にリクエスト必須です。

 

キリマンジャロのポーターさんの中にもマサイ族出身という人もいたし、サファリでも見かけていたので、とても気になるマサイ族。

何が凄いって、見渡す限りサバンナが広がる中で、牛を連れて歩いている姿です。杖なのか長い棒だけ持って、ひたすら歩いている姿。

 

えっ?食べ物は?お水は?

一体どこから来て、どこへ行くの?

 

と言った疑問だらけなのです。

 

円形に作られ柵で囲まれた村に到着すると、あっという間にマサイ族の民衆が外へ出てきました。

みんなマサイシュカという綺麗な布を纏っています。女性たちは首飾りやイヤリングなども着けて、オサレ〜です。

 

すると歌を唄い始め、男性たちの歓迎のダンスが始まりました。あっという間にシュカをかけられ、私たち女性は首飾りをかけられ、女性陣の中へ。

続いてコンペティションダンスというのが始まりました。そう、あのジャンプする有名なやつ。なんでも一番高くとべた男性は、一番綺麗な女性と結婚できるらしいです。

もちろん我がチームの男性陣も挑戦←めっちゃ、負けてましたけど(苦笑)。

 

ダンスが終わり、いよいよサークルでできた村の中へ。

 

中へ入るとびっくり!

村の真ん中はお土産屋さんがズラーっと並んでいるんです。

いや〜何やら不吉な予感。

 

その後、住居に案内してくれましたが、これがまたすごい。

竹の枠組みに牛の糞と泥をこねて作った家は、ほったて小屋と言っても過言ではありません。中は薄暗く、いくつかのベッドと、キッチンという名の土が盛り上がったカマドらしきものがありました。

 

天井には、ひょうたんらしきもので作った哺乳瓶が、いくつか掛かっていました。

 

一通り暮らし方の説明を受けると、次は学校へ。

たくさんの子供たちが勉強をしていましたが、なんだか私たちを待ち構えていたかのように、大声で本を読み出したと感じてしまった私です。

 

入り口にはしっかりDonationと書かれた箱が置いてありました。

 

そして外へ出ると予感的中〜

 

土産物スペースに連れて行かれ、何かを買えと言う。お土産やは、それぞれの家の持ちスペースがあって、さっき中へ入れてもらった家のスペースから買えということでした。

<買いなさいと言われている私の後ろ姿>

 

まあ、そのくらい仕方ないかと思っても値段がありません。いくつか手に取ると、今度は家の裏に連れて行かれ、交渉が始まりました。

 

しかし法外な値段で、またまたびっくり。

 

もちろん値切りましたが、とは言ってもお土産やで買う価格の10倍はする感じ。

買うもんか〜〜〜と思ったけど、たっちーが「まあ、寄付と思ってさ」とボソっと呟いたので、木でできたキリンの置物とビーズでできた小物入れを買うことにしました。

 

いや〜

恐るべしマサイ族!商売上手です。

 

こうやって古タイヤを活用したサンダルを履いているけど、みんな腕時計もしているし、フツーにスマホも持っています。

 

しかし、他民族はどんどん生活様式を変えている中で、マサイ族だけが唯一、古くからの暮らしを守っているとか。

 

そう思うと、私にはそのような大切なものってあるのかなぁ…と思いつつ、頭の中に大好きなケミストリーの曲がループをし始めました。

 

“変っちゃいけないものを、守れるように変われたら”

 

さて、なかなかインパクト強かったマサイ村をあとにし、ンゴロンゴロのクレーターの中へ向かいますが、長くなったので続きは次へ。



タンザニア・サファリツアーその2(来たよ!セレンゲティ〜)


翌日はサファリの代名詞とも言えるセレンゲティへ。

出発前にたまたま観たBBCのセレンゲティ特集を、ガン見していた私は頭の中で大妄想が始まっています。

 

その番組はアフリカの過酷な季節を、様々な動物たちがどう生き抜いていくのかをテーマにしていました。

動物たちの中には主人公がいて、その主人公をめぐり繰り広げられるリアルなドラマを映像とナレーションで放送していたのです。

 

主人公には名前がついていました。

例えば、ハイエナの群れをまとめる雌のアッキーナや、心優しい雄ヒヒのラフィキなど。

群れを見かけると、そこにめぐる様々なドラマが想像でき、それが大妄想となっていたのでした。

<アッキーナに見えてしまう…>

 

<お土産屋さんにも寄りました>

 

セレンゲティN.Pへ入るには、ンゴロンゴロ保護区を抜けていきます。そこは大きなクレーターで形成された動物の保護区なのですが、ここは翌日に行くので説明は次の機会に。

 

抜けていくときに通るのは、クレーターの淵です。

しかしそこがめっちゃ悪路!

右に左に揺れることったら!

しかも車とすれ違うと、その砂埃が酷いので、埃まみれになりました。

 

しかし、そんな淵の悪路の中でも普通に象の群れが出てきたり、キリンがいたりと動物天国に声も出ません。

 

そして火口縁から斜面を下っていくと、そこにはセレンゲティの大草原が広がっていました。

 

<人類発祥の地!>

 

考えてみたら私は地平線というのを見たことがないことに気づきました。

人生早くも半世紀を越え、世界中いろんな国を旅してきていると思います。それにも関わらず、地平線には巡り会ったことがありません。

 

圧巻です。

 

セレンゲティは、約14,763 k屬旅さがあります。一体どれくらいかと言うと、東京、神奈川、千葉、埼玉を合わせたより大きいと言えば、想像つきますよね。

 

<チーター>

 

<二頭のメスライオン>

 

大満足で本日のサファリも終え、今宵の宿へ。

今日はサファリのキャンプサイトです。そう、サファリの中に泊まれるのです。

ちょうどセレンゲティの真ん中あたりらしいです。

 

<まずはこれから〜>

 

キャンプと言っても、今流行りのグランピングのような感じ←多分。なぜなら経験なし。

点在している居室テントには大きなベッドに洗面所、トイレ、バスが完備され清潔感溢れること大満足。

 

 

<テントの目の前はこんな風景が!>

 

 

なんと言ってもシャワーの使い方がめっちゃ素敵!

浴びる前にお願いすると、日中の太陽で温水になったお湯をテントの外にあるバケツに入れてくれるのです。

一人が使っていい量は20リットルとのこと。

 

テントから大声で「I am ready for taking a shower!」と叫び、シャワーがスタートしました。

使い方は、天井からぶら下がった鎖が2本あり、一つを引っ張るとお湯が出て、もう一つを引っ張ると止まります。

20リットルだと流しっぱなしじゃすぐになくなるとのことで、オンオフ、オンオフを微妙に調整しながら浴びます。

 

サファリでのお水の大切さは動物も人間も同じなのでした。うんうん。

 

埃まみれの身体を綺麗にして、次なるは洗濯です。

洗濯は外に置いてあるポリタンクを使用せよ、とのこと。

ジャブジャブと洗濯していると、遠くにはインパラの姿が〜

 

全てが刺激的で感動的で、ココロもカラダも解き放たれた二日目となりました。



タンザニア・サファリツアーその1(初日はタランギーレN.Pへ)


キリンマンジャロから無事に下山し、その日は七日ぶりのシャワー!

ザブンザブン浴びれないのが残念だったけど、チョロチョロでも気持ちよかです。

 

身も心も綺麗になり、早速のディナーへ。

タンザニアに到着した日の夕食はホテルで取ったのですが、これが待たされることったらありゃしない。いきなりアフリカタイムのお出迎えでした。

しかもそんなに美味しくなかった。

という訳で、この夜は街へと繰り出したのです。

 

待ちに待った乾杯の瞬間がやってまいりました〜

いやー本当に美味しいことこの上なし!

しかし全員で写真交換をしたというのに、記念すべき乾杯の写真は無し。誰も撮らなかったくらい、みんな欲していたのでしょう(笑)。

 

行ったのはこのお店←唯一、Shigeさんがこの写真だけ撮っていてくれた

 

そして翌朝から、今回のメインイベント(これ多分みんなマヂでそう思っていた)と言ってもいい「サファリツアー」へGO!

 

荷物は必要なもの除いて、再びホテルへ置いておきました。

 

サファリツアーのガイドはFrancisという陽気なAfrican guy。

若干わかりにくい英語だけど、運転の腕は間違いなさそうです。

大量のお水やらお弁当やらをランドクルーザーに積み込んで、出発しました。

 

本日の目的地はタランギーレ国立公園(N.P)。

到着すると、中に入る手続きなどいろいろあって、少々待たされます。その間に、私たちはランチタイム。

それにしても多くのツアー会社がサファリカーを出していて、これがまた全てランドクルーザー。

まあ、勢揃いした姿のかっこいいことったら。

 

綺麗な舗装路を走る日本のランクルに、違和感を感じてしまいました。やっぱりこの車はアフリカのような悪路を走るように設計されているんですよね。

 

そしてランチタイム中に、お弁当を狙ってくる輩もいます。

本当に隙を見せたら最後、かっさらっていくすばしっこさと言ったら、腹が立ちます。

 

タランギーレN.Pは、元々クロサイの保護区として設置されたそうですが、残念ながら今は見られなくなったらしいです。

草原、川、丘など豊富な地形の中にゾウをはじめヌー、シマウマなど様々な動物が生息しています。

そして圧巻なのはバオバブの巨木たち。樹齢数千年のものもあるとか。

しかし、ゾウはバオバブの木を噛んで樹液を吸うために、木の幹までくり抜かれた悲惨な姿もあります。

近年では、住宅が増えたため他のN.Pとの行き来ができなくなり、ゾウの個体数が増え過ぎたために起こっている現象だとのことです。

やはり人間の存在が野生動物へ与える影響というのは大きいのです。

 

初めて訪れたサファリ。

一番強く印象に残ったのは、多種多様な動物たちが近くに共存している姿です。

キリンやゾウ、シマウマにガゼル全てが近くにいるのです。もちろん草食動物だけじゃなく、肉食動物も近くにいます。

ライオンだってハイエナだって、いつも獲物を狙っているのではなくお腹が空いた時だけ。

だから近くで共存している姿があるのです。

<捕食直後のライオン、近くにはヌーまたはバッファローの死骸がありました>

 

<一番見たかったのが野生のキリン!人間と同じ、首の骨は7つなんです>

 

<水辺に集まる動物たち。ゾウ、キリンそして遠くにはシマウマの群れが写っています。たっちーの名作>

 

これを動物園で見ることは決してありません。

やはり動物園は作られたもの。人間に都合の良いように動物を区分して、その生態を展示しているのだと思いました。

 

その日は街のホテルへ泊まりました。

<中央がFrancis>

 

赤土の上に露店が立ち並び、村人が普通に生活をしている中、大きな門と塀に守られた空間の中へ…

オリの中で安全に暮らす動物の姿とオーバーラップしてしまいました。

 

もちろん私にとっては守られているから居心地は良かったけど。

 



キリマンジャロ遠征その7(アフリカ大陸最高峰へ!)


朝食を食べにテントへ行くと、たっちーがかなり具合悪いという状況から始まったのが、DAY5。

 

お腹を下し熱があるという。

高山病ではなく、何か細菌にあたったようでした。

前の晩は一緒に夜景見ながら、元気いっぱいだったのに…

 

診断はできないけど、私が持ってきた抗生物質を飲むことになりました。

 

トラベルクリニックで予防接種を受けたときに、先生に持っていく薬を相談していました。私は抵抗力が弱いから、旅先で細菌にあたった時ように薬を処方してもらっていたんです。

 

「お腹壊したり吐いたりした時に熱があるようだったら、この薬を飲むように」

 

と言われた症状が全く同じだったので、望みを託して。

 

とはいえ、すぐに効く訳ありません。

しかし下山できる場所ではなかったし、上がるしかないとの判断でアタックキャンプ地まで行くことになりました。

 

いや〜相当辛かったと思います。

あの体調で4600mまで登り切ったんですから、驚くべき精神力だと思いました。

 

もう一人の女性であるSちゃんも、高山病の症状が出始めていて、辛そうです。

反対に高度障害が出ていたShigeさんは、徐々に回復し(やっぱりさすがです)、逆に体調が良さそうなのが何よりでした。

 

なんとかかんとか4時間かけて、バラフキャンプ地に全員無事に到着。

 

遅いランチを食べた後に、翌日のアタックに備えて仮眠タイムです。

しかし興奮もしているし寝れるもんじゃありません。

ブラブラしたり、またストレッチしたりとゆっくり過ごしました。

 

ここまで来て初めて現れたマウエンジ峰

 

Spo2は83 

心拍数90

 

まあこの標高ならまずまずって感じです。

 

Day6、アタックの日を迎えました。

0:45起床 さっむい!

1:30 Tea & Cookie Time 

2:30出発

山頂でご来光を見る場合は、もっと早くに出なくてはならないけど、みんなの判断で少し遅い出発にしました。

 

どうやら薬が効いてきたようで、たっちーも大分回復してきています。とはいえ通常の50%位みたいですが。

 

ゆっくりゆっくり歩を進め、みんなで登っていきます。

かなり寒いと聞いていたので、最強の厚着をした私。ちなみに上は6枚、下は4枚。流石にそこまでの厚着は不要で、途中相当脱ぎました(苦笑)。

 

山頂への道は難しくありません。ほぼ砂礫帯を登っていく感じです。Pole pole〜

 

暗闇の中を登り始めましたが、だんだんと東の空が明るくなってきました。するとオレンジ色の光をまとったマウエンジ峰(5149M)の姿が現れてきました。

マウエンジは、すでに眼下にあり順調に高度を上げてきているのが分かります。

 

たっちーから言われていた「自分の楽な呼吸に歩くペースを合わせる」を言い聞かせながら、一歩一歩登っていきます。

だんだんと急な登りになり、息が上がってきました。足が重く、思うように上がりません。

でも幸いに頭が痛いとか気持ちが悪いということはなく、ただただ身体の重さがのしかかってくるだけでした。

 

最後は気力との闘いです。

 

ほんとに最後の一滴を振り絞り、ステラポイント(5756M)へ到達しました。

ここはお鉢に上がったところです。この後はお鉢をぐるっと回り最高峰を目指していきます。それにしてもお鉢の大きいことといったら!

考えてみれば富士山の1.5倍はあるわけですもんね。

 

温暖化の影響でものすごい勢いで減っている氷河

 

ほとんど横移動なので、もう息が上がることもなくみんな笑顔で一緒に歩いて行きました。

 

8:15アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ(5845M)登頂!

 

 

アクシデントは色々あったけど、ここまで来れました。

しかも全員です。

たっちーの恐るべき回復力は見事としか言いようがありません。笑顔も戻ってよかったよかった。

 

どこもそうですが、標高の高い場所に長いは禁物です。絶対的に酸素が足りない状況なわけだから、身体に相当負荷がかかっているからです。

その後は富士山の砂走りのような下山をしながら、アタックキャンプまで一気におりました。

 

それにしても私は下山が苦手。

エルブルスの時も登りは順調だったのに、降りのスキーで高山病を発症してしまいました。

まあ、これはショートターンして転んだからですが(苦笑)。

 

気をつけながら下山したけど、やっぱりだんだん頭が痛くなってきました。

アタックキャンプで頭痛薬を飲み小休止し、なんとか回復。

 

15:30ハイキャンプ(3800M)に到着です。

 

長い一日が終わりました。

標高下げたこともあり、緊張から解放されたこともあり、この日は夕食後一回もトイレに起きずに熟睡!

実に10時間以上寝続けました。

 

翌日Day7、いよいよ下山です。

朝食の後、HappyGod始めガイド、ポーターたちとお別れのご挨拶です。ガイドは下まで一緒だけど、ポーターたちはここで最後になります。

 

まずは登頂への祝福のお言葉。そして「皆さんがこうやって来てくれるから、私たちには仕事があり、生活ができます」と真剣な眼差しで語る、HappyGodの顔が忘れられない記憶になりました。

 

低木帯を抜け、樹林帯に入ると、人が生きていける大地へと戻ってきた気持ちが広がります。

 

 

 

12:30ムエカゲート到着にて下山完了。

 

こんな素晴らしい経験を積むことができた遠征、そして機会を恵んでくれたたっちー、最後まで励まし合って登ってくれた仲間に感謝の気持ちでいっぱいです。

 



キリマンジャロ遠征その6(体調との闘いが始まる)


翌日は5:45起床、7:00朝食、7:45出発という朝を迎えました。

バランコキャンプは、山かげなので寒い!

朝陽がなかなか当たってくれません。

 

しかしながら、歩いた後と朝の2回、洗面器にHOT WATERを出してくれるんです。もう天国ですよ。ありえます?

あ〜いつもサービスしてくれる彼、名前忘れちゃった(涙)

もっと早くブログ書けていれば忘れてないのに←反省。

 

なんとなくなんですけど、ポーターさんの中でも順位みたいのがあると思います。英語ができれば、接客係になれるけど、喋れなければ荷物をもつ係、みたいな。

 

出発するとすぐにバランコウォールを越えていきます。一番高いところは標高4,250M。

岩が滑りやすいので要注意とのこと。

所々で三点支持がありますが、思ったほど大変ではありませんでした。

 

そして登り切ったところにはウフルピークの絶景が広がっています!

上部に少し氷河を纏い、岩と砂礫で完成された姿は、アコンカグアと瓜二つ。

アコンカグア遠征へ一緒に行った、タッチーも稲さんもみんなで「うわ〜すげぇ」と大騒ぎ。

 

そして11:45にカランガキャンプへ無事に到着。標高3,950M。

 

今回の遠征で、私は心がけていたことがあります。

それは身体をしっかり整えておくこと。

高度のトレーニングができなかったから、それならばと少しでも酸素を取り入れられる身体にしておこうと思ったんです。

 

私は、乳がんの胸部手術の影響で肋間筋が硬くなってしまいました。

肋間筋は呼吸の時に使う筋肉なので、硬くなると呼吸に影響がでてしまいます。

なので、一番気をつけていたのは、肋骨を柔らかくしておくことでした。

 

今日はかなり早くキャンプ地に入ったので、入念に体操やストレッチをして身体をほぐしました。

こういう時間がしっかり持てるのはラッキーだと思います。

 

その晩の夕景と星空は、言葉を失うほど美しかった…

天の河がウフルピークから、タンザニアの町へと続いています。

 

 

「タンザニアの人にとって、キリマンジャロは太古から繋がる大切な心なんだろうなぁ」

 

そして一夜明け。

大変なことが起こりました!

我がリーダー、たっちーの具合が悪くなってしまったのです。

 

ひゃー

Shigeさんに続き、たっちーまでも…

 

つづく←年越さないようにがんばります(笑)



キリマンジャロ遠征その5(摩訶不思議な植物の中、横移動)


DAY3の朝が明けました。

 

昨晩もお決まりのトイレタイムはありましたが、とにかく満天の星空が綺麗なので、いつもよりトイレに行くのが嫌ではありません。

 

こぼれ落ちてきそうなほど満天に輝く星空が〜〜〜

 

これが雨だったり雪だったりすると最悪なんですけどね(苦笑)。

 

今日からは2日かけて4000m〜4600mあたりを登ったり降ったりしながら横移動し、高度順応をしていきます。そして3日目に4600mのアタックキャンプへ入るという行程です。

 

まずは4600mのラバタワーという溶岩でできた大きな岩を目指します。

道は急ではなく平坦で丘を登っていくような気分。

 

 

歩き始めると摩訶不思議な植物が目に入ってきました。

「とうもろこしのサヤを剥いたら、中に黄色の粒々が入ってない!残念〜」

と言ったような植物。

 

名前はジャイアントロベリア。

下の方の葉中に水を溜め込んでいるそうです。

 

歩き出して4時間半で、最初の目的地ラバタワーに到着しました。

ここもキャンプ地ですが、我がチームはここでランチを取って先に進みます。

しかしランチというのに、ダイニングテントも用意されていて殿様&お姫様ツアー。

良いのか悪いのか…

 

 

登っている途中から、なんとなく様子がおかしかったチームメイト1名の調子があまりよく無さそうです。

どうやら高山病を発症してしまいました。頭痛と吐き気です。

 

本日の行程は、ここが一番高いので標高下げて楽になればいいのですが…

がんばれ、Shigeさん!

 

しかし私も、ここまで登ってくる最中、若干頭が重い感じがあったので要注意です。

 

そこからは下りです。

下りが苦手な私がポールを準備しました。

メインガイドのHappygodから「ポールが長すぎるよ」と指摘されましたが、「アタイはプロのスキーヤーだい!」と反抗しながらも、超慎重に降りて行きました。

 

 

しばし降りて振り返ると、ラバタワーが見えます。

横から見る姿はタワーではなく、そそり立った断崖。

地球の創世記、この地ではどれだけの噴火が繰り返されたのでしょうか。

想像しただけで震えがきてしまいました。

 

 

今日のキャンプ地・バランコキャンプが近づいてくると、切り立った岩山の合間に巨大な植物が見えてきました。

 

予習のために見ていたDVDで知ってはいたけど、その存在感に言葉を失いました。

 

ジャイアントセネシオ(キク科)

見た目は木のようだけど、日本でもお馴染みのキクの仲間です。びっくりです!

幹の中が空洞になっていて日中に温められるため気温低下にも耐えられるとか。

また葉は枯れても落ちないので、それも断熱材の役目をしているそうです。

 

標高4000mなのに、なぜこんな巨大な植物?

 

それにしてもキリマンジャロの豊富な山容は、驚きの連続です。

石がゴロゴロして砂だらけでひたすら歩くだけ、というイメージを持っていた私が恥ずかしい。

 

百聞は一見にしかず

 

肝に銘じました。

 

本日の行程

3,750m〜4,600m〜3,940mのバランコキャンプ地

移動距離 10.75km

行動時間 7時間45分



キリマンジャロ遠征その4(森林限界を越えた先の絶景!)


シラ2キャンプに到着後、まずはtea time。

毎日このtea timeというのがあって、お茶とおやつを出してくれます。とにかく水分を取ることは必須なので、暖かいお茶は助かります。

 

そしてその後はHot lunch!

いや〜かなり有難いし何よりシェフの腕前は完璧。めっちゃ美味しいんです。

贅沢ですよね、歩いた後に何もしなくてもお茶や食事のサービスがあり、ましてや暖かいものとなると。

幸せ度100%です。

 

休憩したあと、夕方に高度順応のため標高約4000mあたりまでプラプラと散策しました。とにかくゆっくりゆっくりpole pole〜

段々ペースがわかってきて、歩くことだけじゃなく色んな動作にリズムが出てきた感じがします。

photo:Shige

 

ふむ、よしよし。

 

ちなみにKilimanjaroは山脈に属さない独立峰では世界で最も高い山です。

東西約50km、南北約30kmというとてつもなく大きな山で、西から東へシラ峰(3962m)、キボ峰(5895m)、マウエンジ峰(約5149m)の3つの成層火山で成り立っています。

 

私たちは西側から登ったので、シラ峰も間近で見ることができました。

が、あまりにも広大で説明してくれたけど、どれがpeakだか解らなかった(苦笑)。

photo:Shige

 

1時間ほどでテントに戻ると、今回のガイド始めポーターたちと自己紹介タイムとなりました。

一人一人名前を言ってご挨拶。

全員で19名ものスタッフなので、さすがに名前は覚えられないけど、できるだけ顔は覚えようと努力せねばです。

なんたって共同装備はもちろんのこと、自分の荷物まで持ってもらっている訳ですから。

 

自己紹介の後は誰からともなく歌が始まりました!

Kilimanjaro〜♪Kilimanjaro〜♪

 

みんなで手拍子しながら大合唱!いや〜楽しかった。最高です。

 

どうやらWelcome songな感じで、その後はキャンプ中にこの歌が響いてました。

ちなみに私はだいぶ覚えましたよ(笑)。

 

他のパーティですが、こんな感じ。

photo:Shige

 

前の晩はまだ熱帯雨林の中だったので、景色はあまり見れませんでしたが、森林限界を越えたので景色はまさに絶景!

 

午後から曇が広がり姿を隠していたキボ峰も夕景のなか、輝いていました。

 

雲海の下にはアフリカのサバンナが広がる〜

 

 

遠くのお椀みたいな山は、アフリカで5番目に高いMt.Meru(4562m)

ちょっと登ってみたい気もする。



キリマンジャロ遠征その3(高度順応に不安を抱えながらDAY2へ)


緊張と興奮からかあまり眠れずに二日目の朝を迎えました。

<手前の荷物は、私たちがポーターさんに預けた荷物>

 

ちなみにゲストテントは3人用テント3張りだったので、私は優雅にお一人様生活。普段、そうそう「ゆったりテント泊」は無いので、どこにどう荷物を置いて、どこに身を置けばいいのかがわからない貧乏性(笑)。

まあ、3泊目くらいからはすっかり広い生活に慣れ、ゆったりストレッチとかしてましたが(笑)。

 

前回のブログで書き忘れましたが、初日の晩から朝晩2回のSpo2チェックが始まります。Spo2とは、経皮的動脈血酸素飽和度のこと。小難しいけど、要は身体の中にどれだけ酸素を取り入れられているかってことです。

平常範囲は96~99%です。

 

標高が上がれば上がるほど空気中の酸素量は減りますので、大体富士山位で平地の1/3、標高5000m位で半分、エベレスト山頂となると1/3ほどになります。しかも呼吸で体内に取り入れられる量はもっと減り、富士山で半分、5000m1/3、エベレストでは1/4だとか!

 

前のブログでも書きましたが、今回私にとっての高度順応のチャンスは、出発前の週の富士山のみでした。

ちなみにエルブルスの時は富士山に2回、アコンカグアの時は5回登っていました。それにプラス「MIURA BASE」の低酸素トレーニングも受けていました。

 

しかし、北海道に拠点を移してしまったために富士山へは行けないし、ましてやMIURA BASEに通うなんということは夢のまた夢。

 

出発前は相当焦っていたし、正直、自分のコンディションがどうなるか全くわからない不安状態でのチャレンジでした。

 

ちなみに昨晩の私のSpo2はというと、91~92%。心拍数は100です。

何回か高所を経験してきたので、大体の自分の陥りやすい状況というのがわかっているのですが、Spo2はまずまずですが、若干心拍数が高めです。私の場合、心拍数が上がりすぎると、結果的にSpo2が下がってきて高度障害を発症しやすいので、初日の晩から高山病の予防薬として使用されるダイアモックスを1/2錠飲み始めることにしました。

 

それが功をなしたのか解りませんが、体調は問題なく次なるキャンプ地へと出発となりました。まあ、正直ここで体調が崩れ始めていたら、この先は相当まずいことになると思います。

 

低木帯を歩いていく道からは、目指すUFURU PEAKが望めます。

 

その内に低木の中に様々な岩が目立ち始め、そこを彩るかのように花々が咲く登山道が続いていきます。

とにかくお花が不思議で綺麗です。日本とは違って肉厚でトゲトゲしているけど、嫌味がない感じ。

 

 

熱帯雨林からうって変わった山の様相の変化、そして目の前にそびえるPeak、振り返るとアフリカの大地から湧き出る雲海が広がり、ただただ感動しながら登っていました。

 

 

行動時間約5時間程度で、予定通りに二日目のシラ2キャンプ(標高約3,750m)に到着です。

この日のキャンプの様子は次回に繰り越し〜

 



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