驚き桃ノ木フィジーの飛行機旅(備忘録)


昨日、たまたまTVを見ていたら、「世界の秘境の村に住む日本人を訪ねる」という流行の企画ものがありました。南米やソロモン諸島などなど、インフラという言葉なんて存在しないのでは?と思うような村で、様々な活動をしている日本人を訪ねているのですが、久しぶりにめっちゃ引込まれ…

 

芸能人の方が、現地の人に訪ねながら場所を探し、現地の交通手段を駆使して向かうのですが、断崖絶壁を走るバスあり、車で行けなく船で行くところもあり。

 

「今の時代、そんな所まで取材でカメラが入るのね〜」

 

なぁんて思いつつ、ふと遥か昔に旅したフィジーのことを思い出しました。

 

あれは20年前のこと。

当時、契約していた旅行会社の仕事で夏はNZやオーストラリアに長く滞在していました。そう、スキーのツアーアテンドです。

NZでの仕事が終わり、やっと帰れるわ〜なタイミングでフィジーに寄ったのです。もちろん予め友達と計画をして、私はNZから、友達は日本から来て数日後に落ち合いました。

 

まあ、相変わらずトラブルが多い私は、ロストバゲージに見舞われ、南国のフィジーで独りっきり、スキー板だけ抱えて呆然としていたのですが。

 

真冬のNZから来た訳ですから、当然のごとくGパンに靴です。しかもフリースまで持っていたりして。ジリジリする太陽を浴びながら、すぐさま下着とTシャツ、短パンそしてビーサンを買いに行ったのは言うまでもありません。

 

話を巻き戻しますと、なぜフィジーへ寄ったのかと言うと、当時スキューバダイビングにハマっていた私は、どうせNZへ行くなら帰りはフィジー経由にして潜ってこようと思ったのです。

 

準備が楽しかった!

 

スーツケースには、スキーのゴーグルを入れながら、その横に「ダイビングマスクでしょ〜」と鼻歌まじり。隅っこの方には「シュノーケルも入れないとね」なんてニコニコ笑顔です。

 

その荷物が届かないなんて〜

というか、日本に勝手に帰ってしまったらしく。

 

まあそんなこんなの珍道中でしたが、無事に友達と合流してダイビングをする島に向かいました。フィジーってたくさんの島々で形成される共和国なので、移動は船や飛行機。私たちは飛行機で移動しましたが、その飛行機がビックリ仰天だったのです。

 

まさに昨日の番組で同じような光景を目にして、フィジーを思い出した訳です。

 

乗る前に体重を計り、それを手に書かれます。10人乗りくらいのセスナ機だから、重さを均等にするためらしいですが。

で、「あんたこっちね、あんたはこっち」な感じで、乗る時に振り分けられます。しかもCAなんていないから、パイロットがです。

 

「不安ね〜、大丈夫なのかしら?」

な、気分をよそにパイロットが出発前に大声でアナウンス。

 

「今日は村の誰々さんが、なんとか島に行くからそこ寄るよ」

な、感じ。急に行く先が追加されました。

 

そしてブーンと飛び立ち、しばらくするとその島が近づいてきたのですが…

 

滑走路が無いのです!

いや、正確に言うと滑走路らしき緑の芝生が見え、そこにドドドーンと着陸したのです。

 

後にも先にも芝生の上を使ったのは、それ一回きり。

しかも何故かトイレに行きたくなってしまった私はパイロットに聞くと「あそこの小屋にあるから行っといで」な、感じで降ろしてもらいました。

 

いや〜世界広しだけど、まだあんな感じが残っているといいなあ。



ノルウェートレッキング紀行〜トロルの舌(Trolltunga)〜


あっという間に2016年も終わりに近づきましたね。最後のシメとして書き上げるべく「ノルウェートレッキング紀行シリーズ」のおまけの巻。

 

無事に歩き終えた私たちは、翌日、当初から宿泊地として選んでいたOddaという小さな町へ向かいました。

フィヨルド地形そのものを絵に描いたような切り立った崖の合間を、船やバスを乗り継ぎます。対岸には垂れ落ちるかの如く長い年月を移動する氷河や、道路のすぐ脇に轟音を上げて落ちてくる滝。自然と文明の近いノルウェーを感じ思わず言葉を失い見入ってしまいました。

 

「あの崖の奥の奥を歩ききってきたんだなあ…」

 

Oddaは、ここ数年観光で脚光を浴びてきたフィヨルドにある小さな町。元々はメタル産業などで栄えていたそうです。

 

なぜここを選んだかというと、本来行くつもりだったトレッキングルートの最終到着地だったからです。それは、フィナーレとして「Trolltunga(トロルの舌)」という絶景ポイントへ寄って、Oddaに到着するというルートだったのです。

 

観光シーズンになると、中々宿泊を取るのが難しいフィヨルド地方。2ヶ月以上前からホテルを取っておいたこともあり、せっかくだからOddaに寄って、「Trolltungaへ日帰りで行って来よう」となっていたのでした。

 

ホテルからはバスに乗って登山口(Skjeggedal)へ。ものすごいクネクネ道&狭さは中々なもの。ここで一体どうやってすれ違うのかしらねえ。大体30分位で到着したでしょうか。

すると、いるわいるわの人だらけ。今まで、ほとんどトレッカー達と出会わなかったのに、まるで日本の山のよう。まあ、ノルウェーでいう「観光登山」なんでしょうね。

 

しかし、そうとはいえ往復22kmあり、しかも標高差約800mという、中々タフなコース。その上当日は雨模様だったものだから、「おまけ」とは、とてもじゃ言えないほど大変な1日となりました。

 

森の中から一気に標高を上げて登って行き、その後はフィヨルド地形を巻いていくように奥へ奥へと歩いていきます。フィヨルドは岩場なので、雨がしみ込まずに川や水たまりになり、行く手を塞ぎます。

しかしここでもワンコ連れが多く、登りでは大きな犬達が飼い主を引っ張る姿も。

「いいなあ…」←ワンコと暮らす夢を持つわたし(苦笑)。

 

 

 

さて、びしょびしょになりながらやってきましたTrolltunga!!

 

写真を撮りたい人が順番を待って、思い思いにポーズ。

なんというタイミングか、プロポーズの瞬間に遭遇〜!

 

同行のお二人は、もちろん順番を待ってこのポーズ。

 

えっ?私?もちろんカメラマンに決まっているじゃありませんか(苦笑)。実はこういうのかなり苦手でして。

見ているだけで気絶しそうでしたので、ここら辺でパシャリ。

 

ちなみにロープが張ってあったり係の人がいるなんてことはありません。全ては自己責任の元です。

 

 

さて、下りはもう大変でしたよ。

森の中はたくさんの人が歩いているものだから、土がぐちゃぐちゃになって凄い事になっています。いやまあ滑る滑る。日本だと、こういう場所には掴まるためのロープが張ってあったり、梯子がかかっていたりしますが、こっちにはそういったたぐいのものはありません。

 

ころんだら痛いだけではなく泥だらけになるから、もう必死です。

しかし!帰りのバスが不便なため、予めタクシーを頼んであったので、その時間までに登山口へ行かねばならぬ私たちには時間の猶予がありませんでした。

 

最終的に間に合いそうもないとのことで、ボッティーさんが先に降りることになり、私は待合せの約15分遅れで無事に下山。ちなみに待合せは17時。

タクシーは待てないとのことで、他の人を乗せて行ってしまったそう。ボッティーさんには「また戻ってくるから」と言い残したとのことですが、待てど暮らせどやってきません。

 

結局2時間近くまち、定期バスがやってきたときに、ようやくタクシーが来て…

「ちくしょー、バスに乗ってやる!」とも思いましたが、この日のホテルは町の港に近いところに変わる予定だったので、やむなくタクシーを選び、途中で前日に泊ったホテルで荷物をピックアップして次のホテルへと向かいました。

 

タクシー運転手曰く、SNSで話題になったTrolltungaのお陰で急激に観光客が増え、ホテルもタクシーも何もかもが間に合っていないらしいです。

そしてその日は登山口までの道路で車が崖から落ちた事故があり、しばらく通行止めになっていたとか。

ひぃぃぃ〜〜〜

 

中々大変な「おまけ」になりましたが、こんなノルウェーもあるんだと見ておいて良かったです。

日本の混雑した山が嫌になってきている今日この頃、遠い北の国までやって来ましたが、世界各地どこでも同じような場所ってあるのねー

 

そうそう話は戻りますが、前日にバスで移動中に一緒になったノルウェー人ご夫婦がいました。日本から歩きに来ている私たちにとても興味を持ち、色々お話しているときに「Trolltungaではジャンプしちゃダメ。つい最近オーストリア人が滑落して亡くなっているらしいから」とご忠告を受けました。

 

どこで落ちちゃったかは解りませんが、たしかに危険箇所だらけでしたもんね。

 

2年に渡り歩いた北欧の国ノルウェー。

3年前のスウェーデンと併せると北欧トレッキングは3回目になりますが、幾度に自然との関わり方を勉強させてもらっています。

ノルウェーにはノルウェーの、日本には日本の、そして以前行った南米ペルーにはペルーの、アコンカグアにはアコンカグアの、それぞれの土地が持つ自然があり、人があり、だから文化があります。

この国だから良いとか悪いとかではなく、それはリスペクトすべき大切なもので人類の財産だと痛切に感じます。

 

さて、2017年はどこへ行きますか。

そんなことを考えていると、人生の短さを感じざるを得ませんね。

 

生きているって楽しいなー!

 



ノルウェートレッキング紀行〜歩き切りました!ゴール〜


ヒロコさんがくべていてくれた暖炉のおかげで、ぐっすり寝た私は快適な起床。

さあ、いよいよ最終日です。

 

ゆっくりコーヒーを飲み、朝ご飯を食べ、出発時間は、なんと11:00過ぎ。

日本の山じゃ、ありえませんね〜

これだからノルウェートレッキングはやめられない(笑)。

 

最終日も相変わらず、どこまでも続く道を歩いていきます。かなりの湖が点在しているからか、途中ではトレッキング兼釣りという人にも会いました。どうやら、ここいらはこのスタイルがノーマルみたい。

 

あっちいって釣り、こっちいって釣り。

そこいらでテント張って寝る。

まー!自由でいいわねー!

 

そうこうしているうちに段々雰囲気が変わり標高を下げ始めました。最後の最後にきてこれでもかという岩だらけの世界。

それはまるで「岩の川」のようです。何千年?何万年?前に、一体このあたりに何が起こったのでしょう。とにかく不思議な世界です。

 

そんな岩の川を抜けていくと、その先に湖が見えてきました。

お〜〜あの辺りがゴールのはず!

 

しかしこれだけ広大だと、見えてからが長いのは周知の事実。いい加減に慣れて来たので、まだまだ一休み。

 

ゴールの湖近くになってくると、久しぶりの森です。

ずーっと岩だらけの山の中にいたので、森の香りに満たされると、すごく安心する私がいました。やっぱり人間は「森の人」なのね。

 

花々が咲き乱れた森を抜けると、いよいよゴール!のMorgenへ。

この日は約15kmの道のりで17:00着でした。

 

ここでも「小屋を建て替えてから来た日本人は、あなたたちが初めて!ゲストブックを書いてね」と感激され、つたない英語で書かせてもらいました。

 

古い山小屋なので、長い歴史のゲストブックの1ページに刻ませてもらったと思うと、胸の奥がジーンと…

 

思えば、現地に来てから急遽ルートが変わるというビックリなスタート。雪渓を越え、岩山を越え、歩くこと87.1KM

とてつもない筋肉痛から始まり、足首もくじいたし、まあまあ色んなことがありました。

 

しかし決して一人では成し得なかったこの経験は、私の山の歴史の中に深く深く刻み込まれました。

 

ありがとう〜〜

NORWAY!大好きだよ、また必ず来るよ!

 

NORWAYからSWEDENへの飛行機が、今回歩いたHardangervidda上空を飛んだので、ぱしゃり。

人間ってちっぽけだね。

 

 



ノルウェートレッキング紀行〜初体験!Self-service cabin泊〜


DNTは大きく分けて3つの宿泊システムがあります。

  • Staffed Lodge  人がいてご飯のサービスがある。けど、閑散期は人がいなくなる場合が多い。
  • Self-service cabins 寝食に必要なものは揃っている。薪、ガス、調理器具、お皿など。食糧は缶詰、スープ、紅茶、コーヒーなどでキャビンによって違う。自分たちで薪を割って暖炉をつけ、水を汲み、料理をする。ハイシーズンになると管理人さんがいる場合もある。
  • No-service cabins  セルフと大体同じ物がそろっているけど、あるかどうかは行ってみてわかる。場合によってはシュラフなど持参要。

 

と、こんな感じです。

今回の大きな挑戦はSelfに泊ること。一体何があって何がないのか?どんな状況になっているのか?なんとなくHPで雰囲気は解るけど、ある意味出たとこ勝負。

勘では、SwedenKungsladenと同じなのかなーと。

 

ふむふむ。

大体アタリでした。

 

ハイシーズンということで管理人さんがいたので、ベッドの割り振りやCabinの使い方とか、一通り説明してくれたし、母屋は人がいっぱいだったので、私たちだけ別棟で快適でした。

 

<写真撮りたいって言ったら、わざわざDNTTシャツに着替えてくれた管理人さん>

 

ちなみにトイレは、この別棟にあったので母屋に泊っている人たちは、寒い外を歩いて来なくてはならない。

 

 

しいていえば、それまで使ってなかったらしく寒かった。

火を絶やしちゃいけないよねってことで、夜中にヒロコさんが起きて薪をくべてくれていたとか、、、

ううっ、優しい。私ったら、グースカ寝てた。

 

<一人ずつ、こんな間仕切りがあるから嬉しいよね>

 

しかしこの日は寒かった〜

気温にして約3度の小雨。

寒さとの闘いを覚悟していたSvalbardは、思ったより寒くなかったのに、ここにきて冷え冷え。解らないもんですねえ。

 

私たちの棟にもキッチンがあったけど、「母屋にきて作ってね」と言われたので、母屋へ。人も多いせいか、暖かいし「う〜ん、快適」。

 

ストックルームには、こんな感じの食材。英語のものはあまり無いので、大体勘だったり、他の人に聞いたり。

 

お水は自分たちで汲みに行く。食器を洗ったりしたあとのお水も、指定された場所に捨てにいく。使ったら、その分汲んでおくというマナーもあるのよ。

 

気になるお支払い方法はというと、記入する紙があるので、そこに何人で何泊して、何を使ったと自己申告。金庫みたいなボックスに投函すると、後日請求されるという、なんともノルウェーらしく寛大かつ、人を信じる国ならでは。

 

しかしプライスリストはノルウェー語だから、よく解らない場合は、管理人さんとか周りの人に聞くのよ。

 

ということで「旅は道連れ、世は情け」な旅も、残すところあと少しとなってきました。



ノルウェートレッキング紀行〜休養日も取ったのだ〜


翌日は休養日@Rauhelleren←どうがんばっても発音できない(苦笑)。

朝食の後、目の前にあるMidtnuten(1412m)という小高い山へブラブラ散歩がてら登ってみました。

 

小屋の標高は1221mなので、本当に朝食後のお散歩って感じ。しかし上から見るとこの景色!1200mの世界に、こんな湖が広がっているって凄くないですか?

 

 

今回のハットで私としては一番居心地が良かったのが、ここです。

なぜかと言うと、広々とした風景(まあ、これはどこも広いんだけど)の中に動物がたくさんいて牧歌的な雰囲気があるから、かな。

 

ブーもいた!しかもこの2匹、何かと人間に近寄ってくる。

 

この牛たちからのミルクなのかしら?ちなみに、私は飲めないけど。

 

夕方になると、遠くから荷馬車がゴトゴトと向かってくるではありませんか。ハットのお姉さんが一番近くの町まで買い出しに行って、戻って来たところだったのです。

確かに、食糧とかどうやって調達するのかな?って思っていたのですが、まさか馬車で買い出しとは。やるなあ〜

 

いや〜休養日っていいですねえ。

疲れた身体で到着して、また翌朝出発だと、こうやって土地の人の暮らしとかに中々遭遇できないですもんね。

 

それに、痛めた足も回復できてきたし。

 

翌日は、お天気があまり良くない中の出発。

本来なら、お天気の良かった休養日に歩いてしまえば良いことですが、次なるハットはセルサービスという所なのです。

 

DNTのハット(山小屋)は、大きく3つに分かれていて、

  • Staffed Lodges  スタッフがいて、ご飯のサービスがある。シャワーもあったりするよ。
  • Self-service cabins  トレッカーが必要なものは揃っている。薪、ガス、調理用具、布団など。食糧は缶詰、コーヒー、スープなどがあるので、自分たちで水をくみ、薪を割り、料理する。
  • No-service cabins   セルフと大体同じものが揃っているけど、約束できなく、シュラフやその他の用具を一応持って行った方がいい。

 

という感じ。

今まで泊ってきたのは、Staffedでしたが、次なるところはSelf-serviceで、初めての体験なので、そこで2泊するのはどうかな?ということで、どうしてもここで休養日だったのでした。

 

しかしゆっくり休めたからか、スタートしてからしばらくは身体も軽く、また荷物もお二人に少し負担してもらったので、中々快調。

が、風は強いしアップダウンもあるし、途中から湿地帯やら川やらがすごくて、中々ハードな行程になりました。

 

前にも書きましたが、とにかく距離が解らないんです。コースタイムによると、7時間だから、なんとなく勘だと初日と同じくらい長そうな予感だけ。

 

はい、結果長かったです。

あまりの長さに途中にあった小屋と間違えちゃったくらい。

標識もないし、あれ?って思ったけど「到着したい!」という願いから、その小屋に引き寄せられてしまったんです。

 

「よくまあ、こんな所に人が住んでいるねえ…」

と思う場所でしたが、家主が出て来て「ああ、DNTハットは、もう少し先だよ、1時間くらいかな?」だって。

 

「あ〜ん、まだ1時間も歩くの〜」と思わずため息。

そして最後は登りきって到着という、中々歩きがいのある22kmでした。



ノルウェートレッキング紀行〜標高1200m地帯をどんどん南下〜


さて翌日も歩を進める訳ですが、次の行程も予定5時間という、私にとっては嬉しいも何もありません。

しかし筋肉痛はいまだ癒えず、捻挫の痛み&腫れもあり、おまけに疲れも溜まってきているので、朝起きて入念にストレッチです。

 

とにかくですね、こちらは朝も夜もノンビリなんですよね。

日本の山というと、早朝暗いうちに起き出し、バタバタと準備をすすめ「はい!出発」という感じですが、そんな気配はありません。

もちろん早めに出発していく人もいますが、朝ご飯6時なんてことはありません。しかし乳製品と卵アレルギーがある私にとって、どの国へ行っても朝食というのは難儀です。

もちろん日本も例外ではありませんが…

 

<この日の朝食はこれ!クネッケパンという硬いパンに、チューブのキャビアを乗っけたやつと、キュウリとトマトとサバ缶っぽいのを合えたやつ>

 

ゆっくり朝食を食べ終え、出発すると本日は岩のグレーというより少し緑になり、なんとなく安心感です。

 

ノルウェーって、とにかく水が多いんですよね。

むかーしむかしそのむかし、氷河時代が終えていく過程で、氷河がどんどん溶け出して後退していったそうです。そのときに山、湖、川などができたので、標高の高いところでも湖や池がたくさんあるんです。

 

<という訳で至るところに水が存在!なので飛びます!>

 

<途中では、のんびり釣りをしている人も>

 

<自然とまったく同化した小屋。石造りなので多分古いものだと思います>

 

しかし便利なのが行動水に困らないということ。地図できちんとチェックすることは必要ですが、あまり持ち歩かなくても大丈夫です。

 

あんまり植物があるという風景に見えないけど、お花も時折咲いていました。

 

気になるお昼はというと、朝ご飯のときに各々サンドイッチを作ります。1泊3食付きというのにすれば、好きに作ってもっていっていいのです。

 

<ちなみにこれは私のじゃない、だってチーズが入っているもの>

 

それと、とにかくたくさんの人たちが犬を連れています。小屋は、犬連れの人たちが泊るための建物があるときもあるし、部屋に連れて行ってもOKの場合もあります。

トレッキングで犬連れって羨ましいなあ…

 

本日の目的地が近づいてくると、お決まりの村人たちが登場(笑)。いや〜とにかく村人たちに会うと、大自然の中で孤独を感じなくて済みます。

 

さあ、今宵の宿ももうすぐ。予定通り、約5時間で到着しましたとさ。

 



ノルウェートレッキング紀行〜船に乗って楽ちん〜


おおっ

気がつけば暦が変わり10月に。

まだノルウェートレッキングを書き上げてないと言うのに…

よし!スピードアップだ〜〜

 

という訳で続きです。

 

果たして無事とは言いきれませんが、何はともあれ1日目が終了。その晩は、泥のように眠りました。なんといってもお酒好きのこの私が、ビール1杯しか飲めなかった位疲れていたのです。

 

しかし小屋のおじさんにルートを相談すると、なんと船を使うルートもあるということ。歩きだとコースタイム6時間のところ、船ルートだと4時間半!もちろんこれを使わない手はありません。

この辺り、日本では考えもつかない作戦です。

「さすがだわ〜、やるなぁノルウェー!いえーい」

 

<小屋の名前クラッシャとは、ノルウェー語でこう書きます>

 

その船は1日2便あるとのことで、翌朝はゆっくり過ごし10:30に出発しました。

 

<昨日から一緒だったドイツ人父娘とワンコ。めっちゃ仲良かったよー>

 

1時間半ほどで船着き場に到着。

幹線道路沿いらしく、車もビュンビュン走っていて何やら不思議な感覚です。昨日は、ほとんど誰にも合わないところを歩いていたというのに。

 

本当に来るのか?不安だったけど、ナケナシの知識と想像で無人の小屋に貼ってある今にも飛んでいきそうなチラシを読み?

時刻を確認しつつ、ボーッと待っていると船がやってくるではありませんか!

 

どうやらお客様は私たちだけのようで、気持ちよい風を受けながら、のんびり船旅です。あまりの心地よさに、靴も脱いでデッキで寝ちゃったりして。

そうこうしている内に、船が到着したのですが、「えっ?ここ?」とビックリするような桟橋で降ろされると、目の前には岩だらけの景色が広がっています。

 

いよいよHardangervidda Nationalparkに突入なのです。

 

ちなみに調べたところによると、ノルウェーには18カ所の国立公園があります。その内のひとつであるHardangerviddaは、ヨーロッパ最大で7500平方キロメートル。標高1000~1250mに位置していますが、ノルウェー南部の森林限界は約800mなので、樹木が生息していません。By Yukiko info.

 

♬丘〜をこえ、ゆこぉよ♬

な、感じで2時間ほど、ゆるゆると歩くと今宵の宿Heinseterへ到着となりました。

ここはプライベートハットということですが、DNTハットとそんなに大差ない設備でした。

 

<シチューが、めっちゃ美味しかった>

 

PS.

本日の行程約5時間。このくらいが程よいですね〜わたしには(笑)。



NORWAYトレッキング紀行〜それはFinseから始まった〜


雪のため急遽、歩く方向を変えた私たち。

しかしスタート地点まで行く電車のチケットは、日本で予約してあったので、スタートを変えることできません。

 

その後の行程として、トレッキング中の小屋は予約できないので、こうなったら行き当たりばったり。一番怖いのは、どんな道なのか?などが全く予習できなかったことですが、仕方ありません。

あと絶対必要なのは、ゴール地点変更によるその先の予約変更などなど。

何と言っても夏休み中だから、相当混んでいることが予想されるので、一体大丈夫なのか〜わたしたち!

 

Oslo駅は、お出かけの人びとでごった返しています>

 

こちらの電車って中々快適です。なんといってもWIFIが完備されているので、その後の予約変更やら何やらが無事に完了。

いや〜綱渡りだわ(苦笑)。

 

スタート地点のFinseにはOsloから電車の旅、約4時間で到着。

お〜やはり雪がいっぱいあるねえ。

 

今宵の宿は山小屋とはとても言えないほど立派なFinsehytta

奥に広がる雪景色の方向が、最初歩く予定だったところ。

これを見れば、変更すべきだったのが一目瞭然。大変な想いをしたけど、結果オーライ(に、なってくれればいいな)。

作戦会議をしながら、素晴らしい景色をみながら乾杯です。

 

しかーし、現時点で私の足は激痛が遅い、1歩を出すにも悲鳴をあげたいくらい。とはいえ、しっかり白ワインなんか飲んでいますが。

 

翌日は、いきなり今回の行程で一番長い距離を歩くだろうの日。事前に調べたところ、17kmらしかったけど、結果は…←今は言えない。

 

さて、しばし写真にてトレッキング風景をお楽しみください。

 

<なんてったって、このTマークの存在が絶大!これを見つけながら歩きます>

 

<雪が無い訳ではなく、そんなに大変じゃないってこと。ザラメ雪になっていたので足元は安全(のはず)>

 

<雪が豊富ってことは、水がある。赤いTマークに沿って歩くので、もちろんここはオンコース>

 

<たま〜に人に会うと嬉しい(笑)みんなで情報交換>

 

<おおっ!今年も村人たちが!>

 

<行けども行けども、こんな風景がずっと続く>

 

は〜…

一体何キロ歩いたのでしょうか?

重い荷物(多分18kg位)を背負い、カメラを抱え、筋肉痛の激痛に耐えること数時間。スタート直後は、精神的に元気だったので何とか足も前に進めましたが、野を越え山を幾度となく越えても先が見えません。

 

ちなみに日本と違うのは、あと何キロという標識などは一切出て来ません。

またあまりにも広大なので、地図も50000分の一しかなく、距離表示ではなく歩行タイムしか載っていません。

その歩行タイムも北欧人の長い足で歩いたものだから、私たちには1.2倍位する必要があります。

 

そして!

なんと雪渓で足がツルッと滑り、痛みで踏ん張れない私は、足首をくじいてしまったのです。ひ〜!

 

弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂、踏んだり蹴ったり…

ああっ、もう。

 

しかし、先に進むしかないんですよね。

人生と一緒です。

アコンカグアチャレンジと同じように、心の中で呪文のように歩数を数えながら、足を前に踏み出していきました。

 

最後言葉を全くかわすことが出来ない程、疲労困憊した私でしたが、夜7時半にようやく目的地の小屋(日本語でクラッシャに到着です。)

出発したのが朝915分だったので、実に10時間15分の行動時間でした。後からゆっくり調べたら距離は、なんと24km

 

続く。



Svalbard紀行〜最北端のテント場からOsloへ〜


Pyramidenから戻り、最後の夜はLongyearbyenのテント場へ。

世界最北端のテント泊というウキウキな感じ(笑)。

 

しかし日本では、相当あーでもないこーでもないと相談したんですよね。なんたって、どの位寒いか解らない!しかも雨?雪?だったらどうしよう?などなど。

この後のメインランドのトレッキングが、この旅の目的な訳で、そんなに寒くないことが想定でき、この1泊のために防寒対策をガッチリやる荷物の余裕が無い訳です。

 

テント、マットはレンタルにしたんですが、結果として最高の居心地でした。テントはティピで広々〜

マットもThermarestでフカフカ〜

 

<こーんな景色を見ながらテントに泊まれちゃうんです。しあわせだぁ…>

 

翌日は歩いて飛行場へ。

「え?歩いて?」

そうなんです。飛行場の目の前にあるテント場なものだから、ザックを担いで歩いて行けるのです。どこまでも自力が大好きな私たちです(笑)。

 

さあ、次なるはOsloですよー

 

メインランドのトレッキングが最大の目的である私たちにとって、このOslo滞在は重要な意味があります。

なぜならNorway全体のトレッキングを管理しているDNT(Norwegian Trekking Association)という組織のオフィスに行く必要があるのです。

いや、絶対に行かねばならぬ!のです。

 

DNTのサイトがあるので、日本でも大体の情報は手に入れられますが、何てったってメインはノルウェー語です。一応、英語、フランス語、ドイツ語でも書いてありますが、情報量が少ないんですよね。

 

昨年も行ったので、大体のイメージは掴めていますが、とにかくルートがたくさんあるし、アクセスの問題も不安があります。

しかも今回はセルフハットという、自分たちで鍵を開け小屋を使う場所にも行く予定だったので、その鍵を手に入れなければならなかったのです。

 

さて、そんなたくさんの想いを持ちオフィス(とは言ってもお店)へ。順番を待って、係のお兄さんに相談をし始めました。すると…

 

お兄さん「そのルートは、まだ雪がたくさん残っているよ。君たちはちゃんとした靴を持ってきた?」

 

私たち「えっ?雪?えっ?」

 

お兄さん「ノルウェーでも、その辺りは一番雪が多く夏にも残っているところなんだよ」

 

私たち「げっ…(しばしの沈黙)アイゼンって必要ですか?」

 

お兄さん「無くても大丈夫だとは思うけど、ゲーターは必要かな」

 

とほほです。

まさかここにきて雪と言われるとは。

 

すったもんだの結果、少しでも雪の少ない方向へとルートを大幅に変更したのでした。

 

<悩みに悩んでいるわたしたち>

 

日本でしっかり準備をして、小屋の情報まで色々集めておいたのに…

まあ、私の人生っていつもそんなもんなのねー

 

そして、前回お伝えしていたPyramiden山に登った時に「登って良かった」と心の底から感動した気持ちをスッパリ切り捨てることになる序章が始まっている私なのでした。

 

はい、そうなんです。

とてつもない筋肉痛が私を襲い始めてきたのです。

それは筋肉痛を通り越して、肉離れと言っても過言ではない状況になりつつあり。

 

ふむ、果たして歩けるのか?

そんな不安を遮るために美味しいランチをしてみました。

 

<キヌア丼ぶり。やっぱノルウェーサーモンは美味し!>



Svalbard紀行〜地球を考える島〜


そんなこんなで始まったSvalbard滞在ですが、驚いたのは思いのほか一般の観光客が多かったこと。

私たちが最初に到着したのは、Spitzbergen島のLongyearbyenという町です。

北限の町ですから、それなりの人(アウトドア好き)の集まる場所なのかと思っていたら、老夫婦や中高年グループなど、普通に観光を目的とした人々が来ていたことです。

 

 

メインストリートは数百メートル。しかしここはTAX FREEなので安い!お目当てのものが見つかれば買うべし。

私は残念ながら、この先のトレッキングのため荷物を増やせずに(涙)。

 

そして次に目を見張ったのは、Snow mobileの多さ。

聞くところによると町の人口約3000人に対し、mobile4000台あるとか?

1年の内、8ヶ月位は雪の生活ですから納得です。

 

<ここは綺麗にパーキングされているが、適当に散らばっているところも>

 

初日は町をブラブラしながらインフォメーションセンターへ行きました。これから先に行く予定のPyramiden(これはまた後ほど)への船の予約などなどを調べに。あっ、このあたりは仲間のお二人がやってくれたんですけど(感謝)。

 

ほんでもってカヤックツアーが多々あることを発見した私たちは、急遽申込をすることにしました。

それにしても白夜ならでは「Midnight Tour」もあるんです。もちろんフツーのにしましたよ、いくら白夜といえども夜ですからねー

<寒くないとはいえ、ドライスーツを着用。落ちたら大変ですもんね>

 

<なんとBerugaの群れと遭遇!そう、白イルカです。ガイドさんも初めての経験だとか>

 

さて、Svalbard諸島は、かつて捕鯨や炭坑の町として栄えたようですが、今ではその廃墟が観光資源になっています。そして数々のアウトドア・アクティビティがあり、夏だけではなく冬も積極的にツアーを行っているようです。

もちろん夏は白夜!

氷河観光ツアーやハイキング、またセイウチ・サファリツアーなどもあり観光客が多いのも納得です。

 

<炭坑の跡。まるで今でも可動しているかのように存在>

 

しかし自然や動物保護に関しては徹底していて、町の外へ出るときは必ずライフルが必携です。ちなみにライフルを持っていない私たち観光客は、ガイドさんが同行でないと外へいけません。

一番の目的はシロクマから身を守ることですが、これはシロクマを撃つためではなく、威嚇するためです。それでも襲って来た場合の最終手段としてライフルで撃つそうです。

 

<カヤックのガイドは松山ケンイチさん似のイケメン♬>

 

何が大切なのかと言うと、私たち人間が彼らの住む世界に勝手に近づいている訳です。動物が襲ってくるのには理由がある訳ですからね、近づきすぎないとか、私たちの居場所を知らせるという、あたり前の配慮が必要です。

 

「安全確保のために殺して踏み入る」などというのは以ての外。だったら行くな!です。

Respect Svalbard’s wildlife !!

 

そして私がとても興味を持ったのは、極地研究が盛んだということです。地質学、生物学、地球物理学、地球科学技術などなど。

ミュージアムでは歴史の他、たくさんの研究成果が取り上げられていました。

いや〜辞書片手に一日いたかった!

 

そうそう、「世界種子貯蔵庫」って知っています?

Microsoft社のBill Gates氏と言ったら誰でもご存知かと思いますが、彼主導のもと、世界場の種子を冷凍保存する施設がありました。

これから先に予想される気候変動や自然災害、戦争などに備え農作物の絶滅を防ぐことを目的としたものなのです。永久凍土の中、−18°で世界各国から集められた種子が保存され、世界絶滅の危機があった場合に栽培再開の機会を提供することが目的だそうです。

我が国・日本からもオオムギが保存されているとのこと。

 

そんな興味深すぎるSvalbardの滞在は、まだまだ続きます。



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