池江選手へ向けてのエール


なんだか全然ブログを更新できないまま、またもや月日が経ってしまいました。

あまりにも多くの出来事が日々起こり、頭の中では伝えたいことだらけなのに反省しかり…

 

そんな私が久しぶりに伝えたいことは、世間を驚かせた池江璃花子選手の発病のこと。

 

本当にたまたまなんですけど、前日の夜、同じ白血病で闘っているJリーガーの早川史哉選手のことを取り上げているTVを見ていました。

全くそのことを知らなかったので、驚きとともにひたむきに現場復帰を目指している姿に感動して言葉を失っていたのです。

 

彼の病気に向かう気持ちと、もう一度プロサッカー選手として活躍したいという強い姿勢には、並大抵ではない強いエネルギーを持っていると思います。

 

死を覚悟する病気に直面したときに、まず最初に向かうのが「生きる」ということ。そしてその次に「普通に生活」できるようになることです。その二つが良い方向へ向かって初めて「自分らしくやりたいことをする」のだと思います。

 

「自分らしくやりたいことをする」

 

簡単なようで決して簡単ではありません。

ましてやプロのスポーツ選手となれば尚更です。

 

抗がん剤など強い治療は、その一時だけでなく長い年月をかけて副作用が残ります。よく言う吐き気、脱毛、痛みなどではなく、本当に細かいところまで身体全体へのダメージが残ります。

 

2007年に発病した私は、12年という月日が経とうとしています。

 

当時のエビデンスでは5年間の治療だったので、直接的な乳がんへの治療が終わって7年近く経っているのですが、身体の不調は続いています。

もちろん卵巣を摘出したことがそれに大きく関与しているのはわかっていますが、左胸の硬さや違和感、そしてリンパ浮腫になった左腕のむくみや痛みは、いまだに続いています。

 

なので、池江選手に「東京オリンピックへ向けて頑張って」とは決して言いません。まずは生きて普通に生活できるようになって欲しいです。その先にご本人が強く望む姿が必ず待っていると思うから。

 

「2007年1月、発病前に訪れたニセコにて。撮影はスキーカメラマン渡部洋一氏。

いつかまたここに行くことを強く誓って…」

 

 



乳房予防的切除を考える


前回のブログで「人間も地球上の生物なのだから、微生物の力を借りて最終的には地球に帰るべき」と語った私。

声を高らかにではないけれど、そんな覚悟を決めている!と思っていたが…

実際はジタバタしているのが、まんまとあきらかになってしまいました。

 

冬に入る前の私は、いろいろと検診が立て込んでいます。

 

手術後から続く年一回の婦人科検診。

そして遺伝子診療の面談。

そしてそして乳がんの主治医の検診です。

あっ、骨粗しょう症の方の診察もあった。

 

婦人科検診の方は、今年もお陰さまでクリア!

なんだかんだと不安を抱えているので嬉しい限りでございます。

 

そして遺伝子診療の方はというと…

先生が変わりまして。

新しい先生の初めての診療でしたが、いや〜ショックなことを言われました。

 

BRCA陽性だと、今のガイドラインでは乳房切除は推奨です」

 

正直、欧米に比べ日本の遺伝子治療はかなり遅れています。私が卵巣の摘出を決意した当時、まだ乳房の切除はありませんでした。

倫理委員会の問題があるとかで。

 

しかしあっという間に今では推奨になっていたという事実。

 

卵巣摘出の決意をしたのは、祖母が卵巣ガンで苦しんでいた姿を見ていたこと。そしてホルモン陽性の乳がんだから卵巣を摘出することで女性ホルモンはストップするのだから、リスクが減るわけです。

ホルモンを阻害する治療を5年間行い、その上で卵巣を摘出したので対側のリスクはだいぶ減ったと思っていたのです。

 

もちろんそれはその通りです。

が、それを上回る治療(摘出)の効果が臨床的に認められ、ガイドラインになったということなのです。

 

卵巣を摘出した後、徐々に私は身体の変化を感じています。

もちろん大きな治療をやってきたのだから、そんなもんは、へのかっぺでしょって思うかもしれません。

が、今回、相当きついのです。理由はわかんないけど…

骨粗しょう症もそのうちの一つ。先生曰く、あきらかに卵巣摘出による後遺症の一つだそう。

 

今、私は左胸にパッドを入れているのですが、重いザックを背負うので劣化というか潰れるのでしょうね、しょっちゅうダメになってしまいます。

仮にシリコンを入れた同時再建手術を受けた場合、取り替えのきかないシリコンが潰れたらどうなるのでしょうか?

 

左胸と脇には大きな傷があります。

ホルモンの影響であちこちギスギスしてきて、その傷が悪さをして身体がどうしようもないほど硬くなってきてしまいました。

左腕はリンパ浮腫もあるので、まるで自分のものじゃないような重さを感じるようになってしまいました。

 

これ以上、身体を傷つけたくない!

 

でも元気で生きていきたい!

 

QOLの向上と大切さを深く考えさせられる毎日です。

 



骨密度改善のために


昨年ソイチェックのことを書きましたが、ある意味その続きです。

 

約4年前に受けた卵巣・卵管摘出手術により女性ホルモンに多大なる影響を受け、年齢よりも早くに骨密度が減少した私は、年に一度の婦人科検診で、その辺りはフォローしてもらっています。

 

11月に検診をした結果、ここ2年位で急激に骨量が減っているということで、より専門的に治療している病院を紹介されました。

なんでも今の婦人科診療は大きく4つに分かれているんですって。

 

  • 生理の異常とか子宮筋腫とか一般的な婦人科診療
  • 子宮ガンとか卵巣ガンとかガンに特化した診療
  • 不妊治療の診療
  • 更年期や骨粗しょう症などの女性ホルモンに関わる診療

 

私は2の対象だったので、その専門の主治医から4の病院を紹介されたという訳です。

 

検査の結果、骨が溶けでる数値が高く、やはり骨粗しょう症の懸念があるとのことで12月から飲み薬の治療が始まりました。

 

しかしここで伝えたいことは、「この歳でもうその心配なんて…悲しい」ということではなくて、カルシウムに対する認識が全く違っていたということです。

 

というのは、検査の結果では体内でカルシウムを作る数値は十分なのです。なんでかというと、「カルシウムが溶けるから、一生懸命作っている」という、いわゆる突貫工事状態なんですって。

 

その説明を受けた時に、先生にこんな質問をしてみました。

 

ゆ「骨量が減っていると言われたから、なるべくカルシウムを摂るようにしていたんですが…」

 

先生「ようはバランスを整えないとダメ。今の状態はカルシウムが十分だから摂りすぎると逆に高カルシウム結晶になりますよ」

 

なんですってー!

そういうことだったのか…

 

ということで、まずはカルシウムが溶け出す量を抑える薬を飲むことになりました。

しばらく様子を見て、その数値が低くなってきたら今度は作る量も減ってくるわけだから、そこでカルシウムを作りだせるようにするそうです。

 

骨粗しょう症が心配だから積極的にカルシウムを摂るというのは、果たしてどうなのでしょう?

やっぱりちゃんと検査を受けて、専門の先生に判断してもらうのが賢明だと痛感しました。

 

このブログを読んで心当たりあると思った方は是非専門の病院へ行ってみてくださいね。

 

ちなみに骨密度の検査は腰椎と大腿骨頭を調べました。腰椎は年齢相応より若干高めでしたが、大腿骨頭はなんと20代!

聞くとしっかり使っている人ほど骨密度は高いそうです。いえ〜い!

 

<おまけ>

治療を始める前の先生との会話。

先生「数値はギリギリのラインだから絶対治療ではないけど、どうします?」ゆ「始めます!私、よく転ぶから骨折怖いです」

先生「えっ?どういうこと?」

ゆ「あっ、すみません。私スキーを仕事にしていて、そのために転倒することがあるんです。しかも大転倒。」

先生「そういうことね<苦笑>、じゃあ始めましょう」

 

この会話をした2か月後に、この判断は正しかったことが証明されましたとさ。

 

人生いろいろあるけど、「今生きていられるということは何か意味があるんだ」と自分に言い聞かせ、雪の下から出てきた土筆のごとく…



ソイチェック!


最近、何かと話題のエクオールって知ってます?

簡単に説明すると大豆パワーの恩恵を受ける源です。

 

大豆イソフラボンは女性ホルモンのうちの一つ、エストロゲンに似た作用があることから、私のような年代(いわゆる更年期が始まる)になると、減ってきた女性ホルモンの変わりに大豆製品が良いと言われています。

 

そんな訳で、せっせと大豆製品を取る訳ですが、実はこのエクオールが体の中に無いと、大豆イソフラボンの恩恵が受けられないそうです。

ということは、更年期がキツイから豆腐や納豆を食べても、エクオールが無いと女性ホルモンの助けにはならないってことです。

 

げげげ〜ですよね…

 

でも大豆製品には、たくさんの栄養があるから勘違いしないでくださいね。

 

私は、42歳で乳がんになり、リンパ転移から抗がん剤。そして5年に及ぶホルモン療法で女性ホルモンを止め、必然的に生理は止まりました。

まだ40代始めというのに更年期が辛く、けど再発転移しないために女性ホルモンを止めた訳だから、ホルモン補充療法なんて持っての他だし、心身ともに闘ってきました。

 

そんなこんなで。

 

せっせと大豆製品を取ることもどうか?と思いながらですが、カルシウム不足も気になり、豆腐や豆乳、納豆などは積極的に食べるようになりました。まあ、好きだったこともありますが…

もう一つの大きな原因は乳製品がNGになったことです。

 

そもそも乳製品大好きで、牛乳を毎朝500mlは飲み、ヨーグルトにチーズもバカバカ食べてたんですよね。

しかーし、乳糖、乳清の遅発性アレルギーが判明したことと、病気について色々調べていたら乳がんと牛乳の因果関係を目にしたので、乳製品は一切やめたのです。

 

んで、話を戻しますと。

 

大豆イソフラボンと乳がん発症の因果関係は無い、と言うことが最近の研究で明らかになったと聞き、それならば「エクオール」と思ったのです。

 

なんだか長ったらしい説明でしたが(苦笑)。

 

んでんで、そのエクオールが私の中にあるのかしら?

なんと、日本人は2人に1人は無いらしいし〜

 

調べましたよ、ソイチェック!というやつ。

そして昨日、その結果が出たのですが…

 

ジャ〜ン!

ありました!!

 

「あなたの腸内では、エクオール生産菌が活動しています」

 

だって。

 

が!

 

「あまり数値は高くありません。理想まであと1歩というところです。働きを良くするには、大豆製品を取る回数を増やしたり、食物せんいを摂って腸内環境を整えていくことが理想的です」だと。

 

なんだか中途半端な感じですが、まずはお腹の中にあったことは感謝しなきゃね。

 

さて、そんな私ですが実は骨密度が低くなってしまい、今度専門病院へ行くことになってしまいました。

せっかくなので、この結果を握りしめ、先生に相談してこよっと。



C-ribbonsイベント「NAビューティーFeel」お手伝い致します!


ご縁あって出会ったモデルの藤森香衣さん。

とっても素敵な方で、同じ女性とは思えないほど、佇まいが美しい方。

 

ほらね、私はアウトドアばっかりで、いつも男性の中に混じった仕事をしてきたから、どうしてもガサツってやつで(苦笑)。

同種なのかと思っちゃうほど。

 

そんな藤森さんも同じ乳がんサバイバー。

自らの体験から、見えてきた乳がんという病気や、それを取り巻く環境など様々な問題に対して強く向き合うことを決意したのです。

NPO法人C-ribbons」は、藤森さんの想いがたくさん詰まった素敵な活動をしています。

 

http://www.c-ribbons.com/archives/information/20170814

 

その活動の中で、今回ご一緒に「NAビューティーFeel」というイベントを行うことになりました。

 

9/9(土)南青山のスタジオにて、藤森さんのバランスボールエクササイズと私のPilatesを融合させます!

 

ビューティ〜〜〜

なんてイベントに私がいていいのか?

ちょっぴり不安ですが、がんばりまーす。

けど、ビューティーって言葉、心地良い〜(笑)←もしや初めて?

 

女性ならサバイバーさんじゃなくても、ご参加OKですよっ

お土産つき〜

Kirarageスポーツブラの使用感や効果などもお話させていただきますので、当日はどうぞよろしくお願いいたします。



そんな温泉事情


今年もまた暑い暑い夏がやってきました。

無事?にスウェーデンから帰国したのはいいですが、いきなり猛暑で、ヘキヘキな毎日…

だけんども2ヶ月いなかった昨年に比べると今年は楽ちん。

すぅ〜っと普通の毎日に戻っています。

 

昨日は、お友達と日帰り登山へ。

下山後はたっぷりかいた汗を流すべく、温泉へ寄りました。

 

手術後はあたり前のように温泉が苦手になり、数年間は貸切風呂がある温泉しか行けなかった私。

そう、行かなかったんじゃなく行けなかったんです。気持ちがどうもダメで。

<ニセコ昆布温泉・幽泉閣>

 

<ニセコ駅前温泉・綺羅の湯>

 

乳がん患者専用の着衣着を置いてある温泉もありますが、まさに「私は乳がんです。手術しました。」と声を大にして言っているのと一緒な気がして、ますますダメ。

 

結果、温泉へ行くことがほぼ無くなったのです。

 

が、今じゃスッカリ変わりまして。

 

左肩からタオルをぶら下げて、普通に入るようになりました。

なぜそうなったかと言うと…

 

私の回りにいる大勢の女性の方々が、お風呂に入る際に、私を囲むようにシャワーを使ってくれるし、左端に座りたい私をさりげなくサポートしてくれるので、いつの間にか「共同のお風呂に入る」という行為自体に慣れてきたんですよね。

 

それがいつの間にか、ステップアップ(苦笑)して、今じゃタオルぶら下げて入れるようになったのです。

 

もちろん色んなことに気を遣っていますよ。

 

例えば、頭洗うときは前屈みになるので、胸を隠してくれているタオルがブランと浮いちゃうから、そそくさと洗うし。

腕を高くあげると見えちゃうから、身体の左側はあまり洗えないし。

湯船への出入りではギリギリまで胸を隠して、スッと湯船に入り、すぐさまタオルを頭の上に乗っけるし。

ゆでだこになっても肩まで浸かっているし。

中でも一番苦労するのが、脱衣所へ行く際に身体を拭くこと。シャワーブースがあるときは、つかさず使うし、さもなければ端っこでササッと拭いてあとはごめんなさいで出ちゃうし。

 

けどですね、

気がついたのか、もしかしたらご自身もサバイバーで気になるのか解りませんが、タオルを肩に下げ身体を洗っている私を遠目からじーっと見る人もいる訳です。

 

実は昨日もそうでした。

身体を洗っていたら、視線を感じ、鏡越しに見ると湯船に入っている年配の方が私の方をずっと見ているんです。

 

なんだかな〜

 

湯船にタオルをつけるとかマナー違反をしている訳ではないんだから、そんな目で見ないで欲しいです。

気づいたら、何かあるのかな?と逆に気遣って見ないフリしてください。

 

と、そんな私はこれからも肩からタオルをぶら下げて、どんどん温泉に入るのでした。

よろしくお願いしまーす。



乳がん定期検診につき帰京中


東京に帰ってきています。

 

今シーズン、12月にNEWアウトバックちゃんと共に海を渡り、北海道へ上陸したのはいいのですが、本州へ帰る事なんと4回目。

理由は月1回のピラティスレッスンと、本州でのキャンプ開催のためです。そして今回は乳がんの定期検診付き。いや、「付き」ではなく一番大切なこと。

 

2007年に発症して、今年で10年経ちましたが(気分的には、ヤッター!という感じ)、私には終わりはありません。

何故なら、遺伝子異常による「乳がん卵巣がん症候群」というお墨付きをもらっている訳ですから…

 

私の主治医は虎の門病院の川端先生ですが、昨年から川端先生の検診は年に一回になりました。しかし半年に一度だった検診が三ヶ月に一度になり、他の3回は「恵比寿門脇ブレストクリニック」に通っています。

 

理由はというと、

  • 乳がん卵巣がん症候群の人で、反対側にガンが見つかる人が増えていること。
  • 多くの患者(現在治療中)さんを抱える川端先生は、時間的に制約があるので、どうしても丁寧な経過観察ができない。

 

という理由でした。

 

そんなこんなで、元々、虎の門病院で川端先生と一緒に働いていた門脇先生が、自分でクリニックを開業したことをキッカケに、紹介されたのでした。

もちろん、虎の門病院とちゃんと連携しているので、電子カルテも共有されているから安心です。

 

患者にとっていいことは、なんてったって待ち時間が少ない!

そして説明も丁寧で解りやすいし、質問や相談にもきちんと答えてくれますしね〜。そうそう、先生美人なのー!

 

せっかく半年に一度になった検診が、三ヶ月に一度と言われたときは、若干ショックだったけど、裏を返せば短いスパンできちんと診てもらえている訳ですもんね。

 

あっ!

酒飲みの私にとって心配なのは、肝臓ちゃんですが、先日のエコーでは、綺麗でした〜

ふふっ調子にのって飲み過ぎないように、気をつけるべし(笑)。

 



そんなリハビリ


さてさて、その後どうしているのか?と言いますと。

もっちろーん、リハビリの日々でございますー!

なんたって術前もがんばっちゃってたくらいですからね。
恐らく「有明がん研」史上、初と思われることをしていました。
それは何か!?

じゃじゃーん。
中庭でジャンピングスクワッドをやっていたのです。

えっ!ピンとこないって?
じゃね、イメージしてくださいね。

まず、入院しているからパジャマを着ている訳です。
そして中庭は、病棟からしか入れないので一般の方は、まずいません。そこにいる方はというと、点滴つけてたり、車いすに乗っている方もいます。
そんな中、端っこでピョンピョン飛んでいる私がいる訳です←どう見てもフツーじゃないですよね。

もちろんベッドの上ではピラティスもやってました。
過去2回の大きな手術経験がある私としては、どうがんばっても身体が曲がることが推測できるのでね。
しっかり自分のセンターを意識することを重視するべしです。はい。

そんなこんなですが、術後はどうしたかと言うと、、、

痛いし、どよーんとするしでリハビリの気力もありません。
そんなときは焦らずに〜
ケセラセラでおりました(笑)。

でもですね、この先に大きな目標があるので、計画を立ててました。
まずはともあれ歩き出すこと、そして筋トレを開始すること。

退院後は50%位のスピードで歩くことから始めたけど、10分も歩くとお腹が痛くなるし疲れるので、とにかく休み休みです。
そしてスクワッドです。
その糧となったのがピラティスなんですが、センターをとって姿勢を整えた後だと余計な負担がかからないので
そのものに集中できるのです。

今更ながらにピラティスの奥深い力に感動しちゃいました。
「ジョセフ〜 ありがと〜」

そして本日は第一目標に置いていた「高尾山」へ登って来れました。
下腹に力があまり入らないので、降りが心配だったけど、トレッキングポールも活用しながら無事に下山です。
やったー!


実を言うと月曜日に少し体調を崩してしまいました。
前日、気合いいれて90分のウォーキングをやったのがオーバーワークだったのか?
お水を飲み過ぎたのがダメだったのか?
解らないけど、お腹が痛くなって、お小水地獄にはまり30分おきにトイレという始末。しかも夜中ずーっとです、、、とほほ。
辛かった〜

なので、どうなるか心配だったんですが、今のとこ無事です。

ピラティスの先生であり、スキーヤーである私。
リハビリは任せとけ!と思うでしょ、けど実際はこんなもんです。
右往左往しながら、自分を甘やかしつつやってます。
私は超人じゃないけどさー
がんばるー


rebirth


さて、重い腰をあげてようやくご報告です。

5月27日に「遺伝性乳がん卵巣がん症候群」による「卵巣卵管摘出手術」を受けました。

いや〜
本当に悩み辛かった、、

遺伝子異常が発覚し約2年。
ブログには気持ちの移り変わりを書いてませんが、頭から離れることが片時もありませんでした。

受けるなら、いつ?
受けないとして、発症したときどう思う?
本当に取らなきゃだめなの?
etc.

病気が発覚した訳ではないから、治療を受けるのではありません。なので、最初の1歩から自分の選択しかないのです。自らの選択で自分の身体にメスをいれ、臓器をとるという選択を、、、

受けようと思ったキッカケは、乳がん主治医・川端先生のコトバでした。
「ホルモン療法のエビデンスが変わり、5年治療から10年での効果が認められてます。けど、宮野さんはタイミング的に5年で終わりとなりました。この先、対側の乳房も考えると、今回卵巣を摘出するというのは、ホルモン治療をしているより有効な訳だから勧めます。とくにおばあさんを卵巣ガンで亡くしている訳だし」。

そして悩みに悩んだこの冬。
3月に東京へ戻り、川端先生はじめ遺伝子診療の新井先生、婦人科の執刀医、主治医とたくさんの方に会い、手術の方法、予想される経過、復帰への道のりなどを相談しました。

それでも悶々とした時間が流れ、最終的に決断したのはリンパドレナージュの木部先生のコトバです。
「受けなさい、そしてやるなら早い方がいい。少しでも体力があるうちにやれば復帰は早いし、あなたなら深部筋がしっかりできているから大丈夫」。

そう、卵巣がんの発症は50代前後が一番多いと言われているのです。

こんな風に理路整然とブログを書いていると、「自分の気持ちを整理できてすごいわ〜」なんて思われがちなんですけどね。決めてからも揺れに揺れまくってたんです。
気持ちを奮い立たせるために、身近にいる方へ伝え、逃げ場ないようにしたり、、(苦笑)

GW始まる前に術前検査を受けたんですけど、その際に訳もなく、どどーんと落ち込んじゃって、、
そのときに最後の背中を押してくれたのが親友のコトバ。
「ゆっこがまたガンになって苦しむ姿を私は見たくない!いつまでも元気でいて、一緒に旅行しようよ!」。

一人じゃないって本当に素晴らしいことだと思いました。誰かに支えられ、そしてまた誰かを支え生きていくということ。
不完全な私は、その素晴らしさに気づかずにここまで生きてきちゃったのかな。
でも、今気づけてよかったね。

入院後は、できるだけ何も考えずにいました。
そして不思議なもんです。入院したら、どんどん自分を受け入れることができたんです。
すると前向きな気持ちが湧いてきて、手術後にいち早く元気になるために、これやっておこうなど忙しくなるんですよね。

手術も無事にすみ、今は自宅で療養かねながら再びリハビリ生活です。
まだ痛み止めが必要ですが、こうやってPCの前にも長く座れるようになったし、乳がんの手術のときに比べ格段に動けてます。

さあ、2014年私はまた生まれ変わりました!
この先、自分の人生を元気に生き抜いていくために、、、

これからもよろしくね♬


そんな中の乳がん検診


いやいやシーズン駆け抜け過ぎ!って位な勢いが続く日々でございます。

そんな中、体調崩すこと3度、、

実をいうと、ようやく書き上げた「インカトレックの旅」シリーズの追い込みは、家で幽閉生活を送っている最中なのでした(苦笑)。

昨年から続いていた咳が落ち着いてきていたと思いきや、お正月空けのキャンプで泊ったホテルの乾燥にやられ、喘息発作を起こし。吸引をしつつ向かった東京でインフルエンザにやられたらしく(多分)、ニセコに戻ってすぐに発症。
久しぶりの40度の高熱、頭痛、吐き気にうなされてからの幽閉生活6日間!

痛み続けすっかり弱くなった気管が、何かとすぐに騒ぎ出し。
先週再び悪化して鼻水もプラスされるという始末。

そんな中の「乳がん定期検診」が昨日だったので、かなり怖かったです…

5年が過ぎた私は、現在半年に1度の検査になっています。
先生の問診、触診、エコー、血液。
それにプラスすることマンモと肺のレントゲンが1年に1回。

昨日はフルコースでした。

とにかく1番のドキドキが「マンモ」と「肺」の画像を先生と一緒に見ているときです。

ゆのココロ「う〜、、何か言われるのかなあ。あの白いのは何じゃ?」

そんな揺れ動く気持ちの中の先生のコトバ「問題ありませんね」

どれだけこのコトバが私の中の影を払拭してくれるのか、、、
曇りガラスの向こうに見ていた景色が、キラキラと輝きだし、ガラスがどんどん綺麗になっていくような感覚なんです。

私の中に常につきまとう不安の影。
考えてしまうと居ても経ってもいられない時がある。

けどね、、

こんな景色に出会えたり、みんなの笑顔に囲まれたりすると、ココロのざわつきがスーッと治まるときがあります。


私って幸せもんだね。

ありがとう!


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