石橋を叩きまくる日々


20代の頃からお世話になっているスキーショップのオーナーさんに、以前こんなことを言われたことがあります。

 

「よく石橋を叩いて渡るって言うけど、ゆっこは石橋があることすら解ってないよなぁ…」

 

ぎょ?

それってどういうこと?

 

要するに、「用心に用心を重ねて物事を進める」という意味合いに対して、私は用心するどころか、そのものにすら気づかずに邁進するってことだそうです。

一体どういう風に受け止めたら良いのかしら?

 

と、当時は悩んだものです。

 

自分自身で考える「わたし」という人間は、とても心配性なので慎重に慎重をヌリヌリ重ね塗りして挑むタイプ。

 

それなのに、「わたし」をよーく知っている人生の大先輩から見ると、大胆不敵に行動するらしいのです。

 

まあ平たく言うと、あまり物事を深く考えずに…

というより、「考える前に動いてしまう」と言いたかったようです。

 

はい。

おっしゃる通りに大正解です。

 

かのブルース・リー氏の有名なことば。

 

Don’t think, feel.  考えるな、感じろ!

 

まさに私の生き方そのものなのですが、最近、私は石橋を叩いて叩いて、叩きまくっているんです。

 

以前のブログでお伝えしましたが、8月からブランディングの実践カレッジを受講しています。

笑っちゃうほど大変だけど、めちゃくちゃ楽しくて、新しい自分(いや、知らなかった自分)を発見しまくりです。

 

そこでやっている内容が、まさに石橋を叩きまくることなんですよね←私にとっては。

 

それは何かというと。

 

「自分の思考を言葉というアウトプットにすること」

 

とにかく深く掘り下げて、頭に浮かんできた言葉をすぐにメモっています。それがやってくるのは、歩いている時もあれば、車を運転している時もあり、大忙し。

 

歩いているときは、すぐに立ち止まって携帯を出しメモメモ。

運転中は危ないので、口で呪文のようにブツブツ言って、停めたらすぐにメモメモ。

 

まさに石橋という自分の思考を端から叩きまくっている気分なのです。

ちなみに、前回の「旅ってなんだろう?」も叩いているもののひとつ。

 

さてさて、石橋をぜーんぶ叩いて壊しちゃったら、もう渡れないですよねー

 

どうなることやら?(苦笑)

 

そろそろ渡れる部分(ひとすじの道)を残す作業にとりかからないとっ



旅ってなんだろう?


最近何かと引っかかっているワードが「旅」です。

 

そもそも私は物心つく前から、あちこちの旅に連れて行ってもらっていました。

日本国内のみならず、わずか10歳でグアム島の体験プログラムのようなものに、たった一人で参加させられ(これはもう旅を越えて冒険)、13歳では45日間に及ぶヨーロッパ列車旅。

 

これは旅好きの両親のおかげ。

大切な宝もの♪

 

もちろん今でも毎年いくつかの山登りや古道歩き、バックカントリースキーのツアーを企画して、お客様を旅へと連れ出しているのですが、最近その「たび」という2文字にとっても考えされられているのです。

 

そもそも「旅」ってなんだろう?

 

まだちゃんとした答えは見つかっていないけど、ひとつ言えることがあります。

 

それは、私の中では確実に「旅行」とは違います。

うーん…違うというか「旅」という括りの中に「旅行」がある感じ。

 

「旅行」というと、「畑の宝石さくらんぼ狩りツアー」とか「名湯ほにゃらら旅館に泊まり、魚介を満喫1泊2日」とか、大義名分があって、それを遂行しに行くような感じ。

 

けれども「旅」というと、もっと身近なものでもいいし、逆にもっと壮大なものでも良いのかなと。

 

身近なもので言うと散歩もしかり。

毎日同じルートを通っていたとしても、同じことが起こることは決してないし、風景も日々変化するので、そのひとつひとつを丁寧に感じ取ると、散歩も非日常になると思うのです。

<近所の散歩道>

 

うん。

 

そう考えると「日常から非日常へ脱出すること」なのかなぁ。。。

 

2007年に乳がんの最初の手術で入院していた時のことです。

病院の方向性として、同じフロアに一つの診療科目の人が入院するのではなくて、結構ごちゃ混ぜだったんですよね。

この意図は深くは分かりませんが、何はともあれ、私の病室(4人床)の他3名の方は鬱病患者さんでした。

 

私はこの性格だし、外へ出たくてたまらなく、先生の許可を取らずに腕に患者さん印の輪っかをはめたまま、スタバに行ったりとしていました。

しかし同室の方々にとっては、外出して散歩すること自体が治療で、すごくすごく大変でハードルの高いことだったのです。

 

おそらく日常(ベッドの上)から非日常(外出)へ飛び出すことは、大きな旅とも言えたのでは?と感じていました。

 

今なお続くコロナ禍で「旅行」には全く行けない日々が何年も続いています。

しかし非日常を味わう「旅」は、誰にでも叶うことなのかなーと。

 

まだまだ「旅」についての模索は続きます〜〜〜



山瞑想へ!


昨日は一日出かける予定が、急遽キャンセルになりました。

その予定を入れ込むために、結構スケジュールを調整していたので、なんだかポッカリと雲の切れ目ができたように、ふわふわな気分。

 

これもメッセージかなぁ…

 

 

直感に従って「山瞑想」へ行くことにしました。

 

私の考える「山瞑想」は、山で座禅を組んで心を無にするのはありません。

 

テクテク歩いて登っていると、だんだん身体が熱くなり汗が出始め、心拍も上がってきます。

「フゥ〜〜」っと深呼吸しながら、ただひたすら登っていると、いろんな雑念が消えて、ただ足を一歩前へ出すだけになってくるのです。

 

そんな時に、ふと足元に目を向けると、小さな高山植物が佇んでいて、その姿に「潔さ」を感じます。自然界の生き物(植物や動物、虫たちも)は、「こうしたい」とか「こうなりたい」という煩悩がありません。

ただ、与えられた命を全うする…その「潔さ」が心に響いてくるのです。

 

 

 

人間に生まれたからには、煩悩まみれ!

もちろん私も煩悩だらけ!!

 

あれしたーい、これしたーいetc.

 

だからこそ人間なんだし、欲がなくなったら人間じゃなくなっちゃいます。

 

でも時折、それがとっても苦しくなるので「山瞑想」へと出かけます。

 

ニセコは、すっかり季節が変わり始めました。

里はまだ夏の余韻が残っていますが、山は秋色が目立ち始め、これでもか!という勢いでグングン伸び続けていた木々も、その勢いを止め冬への準備が始まってきたようです。

 

 

色づく森の中、鳥たちの声や葉のざわめきを聴きながら、揺れる足元のバランスをとり、前へ前へと歩を進める。

「山瞑想」で、心が穏やかになった一日となりました。



やりたいこと=やれることへ


7月の初め、カメラマンの桃子さんから一通のLINEが入りました。

「ゆっこちゃん、羊蹄山に登りたい人いるんだけど、ガイド頼める?紹介していい?」

 

一瞬固まり、「えっ、どうしよう。膝の調子も良くないし、私にできるのか??」

 

その頃の私は、7月の旭岳縦走ツアーへ向けて、徐々に負荷を上げている段階で(荷物を重くしたり、獲得高度を上げたり)、まだ夏の仕事がどうなるか未知数だったとき。

正直、旭岳も膝が言うことをきいてくれなかったら、中止またはゲストガイドにお願いしようと思っていたくらいでした。

 

すったもんだ考えたあげく、旭岳が終わった時にお返事させてもらうことに。

 

いやいや悩みました。

 

日頃の私のガイドスタイルは、ほぼほぼリピーターさんで同年代の女性が多いし、体力的なことや山登りのスタイルが大体わかっています。

しかし今回は、全く面識もなく、しかも山登りの経験もあまりないというご家族グループ。しかも羊蹄山に登りたくニセコにいらっしゃるという!

 

けどね。

 

ガイドとして認めてもらい紹介してもらった嬉しさがすごく大きかったし、初めての方々に山の楽しさを知ってもらいたいという想いが強く、結果としてお引き受けすることにしました。

 

いや〜〜〜

それからは自分で自分自身に相当プレッシャーをかけていたと思います。

 

羊蹄山は日帰りだと、相当厳しい山。

普通の行動時間を考えても最低10時間かかるし、ましてや初心者となれば、12時間はみなくてはなりません。標高すら低いけど高低差を考えると富士山と同じだし、道はもっとキツいのです。

 

久しぶりの大雨から一転、晴れ間が期待できる8/12にアタックへ。

ゲストさんたち、それはそれは頑張りました!ほぼタイムスケジュール通りに行動でき、登頂成功!

 

現在も活火山である羊蹄山は、キレイな円錐形のお鉢がありその姿は雄大です。眼下に広がる雲海、そのまにまに見え隠れする人々が生活する町並み。

 

登頂の喜びに包まれる中、山頂での素敵な時間が流れていきました。

 

下山後は、本当に感謝してくださり、私もやり遂げた感いっぱいで、心地よい疲れとともに大満足でした。

 

しかし…

 

なーんとなく、心に引っ掛かるものが残っていて、スカッと取れてくれないんですよね。

 

しかもそれがドンドンと膨らんでいき、まるで大きな風船に呑み込まれていくような気分。

 

なんだろう…

 

その時、一つのコトバが降りてきました。

 

Spilits of nature=自然を味わう

 

 

これは私が考えたコトバ。

山や自然への想いとして伝えたい信念。

 

HPに載せていますので、良ければこちらから。

http://www.activemotion.net/contents/trekking.html

 

今回のガイドで、そこができていなかったことが私の引っ掛かりだったんです。

 

ゲストさんの一番のご意向は、「全員で登頂し、無事に下山すること」なので、そこは大成功です。

けど自分が一番伝えたかったことをガイディングできたか?というと、それはNOだった。

 

思えば、膝の状態や体力的な問題で自信がなく、プレッシャーをかけることで奮い立たせていたんですよね。そのプレッシャーで一杯になり、ガイドとして自分が伝えたいことまで気が回らなかったんだなーと。

 

なんだか最近、いろんな場面でこういうことって続くなぁ…

 

なんじゃろね。

 

自分のやりたいこと=やっていること

 

バランス取れていれば、うまく行くんだろうけど、今はそうじゃない気がしてます。

そのバランスを取るためには、変換が必要なのかなーと。

 

やりたいこと=やれることへ

 

まだまだ思考の道は続くのだ!



ひらりと風に流されて


携帯のアラームが鳴り、「朝だー」と思いつつ目を閉じたままウツラウツラしていた時、ふと「あれ?今どこ?今日は何をやるんだっけ?」と全く訳がわからなくなり、不安が押し寄せてきました。
 
しばらく考えていると、だんだん頭がスッキリしてきて「そうだ!今は東京で今日はピラティスのレッスンがあるんだった」と思い出すという展開。
 
最近、とにかくやることが多過ぎて、自分が一体何者なのかが解らなくなります。考えてみれば以前作った名刺も今では活用できません。なぜなら沢山連ねている肩書きがストンと落ちないんですよね。
 
私は6月1日生まれの双子座。かの有名なマリリン・モンローと同じ誕生日です!って別に関係ないか(笑)。
双子座は二面性を持つと良く言われ、確かにその通りと合点がいく場面を多々感じます。
 
というより、その二面性の中に沢山の顔を持ってしまう私がいる気がしてなりません。一面性の中に3つだとすると、倍の計算で6つの顔。
そこまでいかなくても、訳わからなくなる事も納得する今日この頃です。
 
その瞬間、とにかく焦りました。だって、自分が何だか解らなくなったのです。
どこの誰べえさんかは解ったとしても、どこにいて、何をしているのかが解らなくなったのですから。
 
もしや、この世を全うしてあちらの世界へ行ったとき、そんな気持ちになるのかなあ…なーんて思ったり。
まあ、あちらの世界で気づいた時には、焦りたくないですけど(苦笑)。
 
そんな私ですが、何かを変えるタイミングになっているんですね。このようにココロもそうだけど、身体の変化にも気づいています。
考えてみれば、乳がんを発症したのが42歳になるとき。女性は7の倍数で身体が変わるっていうけれど、ちょうど今が49歳で同じ7の倍数。このまま無理をすると、また何か起るよーって神さまが言ってくれていると感じています。
 
日頃身体を動かすことをしていると、どうしても変化を感じたくないと願う自分がいますが、ココロまで気づいているとなったら、逃げられません。

今年のお正月に「地に足をつけた生活」宣言もしたし、やり遂げない中途半端な自分を戒める宣言もしたけど、大分結論が見えてきた気がしています。

 
さて、ひらりひらりと風に流されてみますか。
それが一番私らしいんですよね。


千年の木の下で


 なんだかんだと年の瀬は忙しいものですねー
というか、スキーヤーである以上、冬から春の約半年は怒濤のごとく通りすぎていく訳ですけど。

大掃除は終わりましたか?

私の大掃除は、シーズン終わって梅雨入り前の気持ちよい季節にやることと決めて、年末は一切いたしません(笑)。

そんな暮れも押し迫った時に、念願のニセコLIFEがスタートしました!

どんぶらこー どんぶらこー 
と太平洋の波に揺られて19時間。

荷物満載のレガシーちゃんが、初の北海道上陸を果たし、袖ヶ浦ナンバーのまま、雪国生活をスタートさせました(笑)。

「5年の節目」

やっぱり私にとっては大きな転換期みたいです。治療中は、どうしてもココロの中に「待った!」がかかっていました。治療は終わっても、もちろん食生活の安定やココロの安定は大切なので、これにて全て終了という訳ではありません。

でも、5年という月日を過ごしてこれたんだという自信が湧いてきたんです。

食生活も少しずつ変わってきました。添加物やお肉を神経すりへるほど、摂らないように気をつけていたけど、最近ではコンビニ食もよく食べるし、お肉も牛肉以外は食べてます。

というか、身体を動かすようになったら、身体がお肉を求め始めたんですよねー

そんな私ですが、まさかまさかニセコでの生活が始まるとは夢にも思いませんでした。でも、5年という文字が見え始めたときに、この先を見据え、もう一度、雪や山や森という自然としっかり向き合いたいと感じたんです。

ここまでくるにあたり、本当にいろんな方々にお世話になりました。
いや、かなり現在進行形でお世話になっています。相変わらずのおっちょこちょいなので(苦笑)。

昨日の快晴パウラーランとはうってかわり、今日は冷たい雨。
刻々と変わる大自然の中で、私がずーっと課題として抱えているものを、感じていきたいと思います。


『人との繋がりのなかで、相手を…そして自分を信じ、愛すること。』

洋一さんが連れていってくれた「千年の木」の下で誓いました。

2012年も大変お世話になりました。
もうすぐ始まる2013年が光輝く日々になりますように♬


私が歩く理由


 まだまだ夏の雲がモクモクと元気よい毎日が続いてますね。

そんな東京でもお山はもう冬支度の始まり。
先日行ってきた大雪山系では、アラレにも遭遇!待ちに待った雪ももうすぐなんだろなー

『私が歩く理由』

なんとなくこんな言葉が頭に降りてきました。

重い荷物を担いで、不安定な足場を1歩1歩登っていくとき、足は上がらなくなるし、逆に息は上がってきます。


風雨にさらされ、びっちょびちょになると益々身体が重くなり、自然との闘いになります。


お山は別に好きでもない人から、「なんでそんなに辛いことするの?」と良く聞かれます。

私の答えは…

”ただ歩けるのが嬉しいから”

山も森も動物も自然も大好き!前回のブログでは、森の大切さを書かせてもらいました。
けど根底にあるのは、

歩くこと=元気になること

だと痛いほど感じているからなんだと。

ちょうど5年前の今頃は、抗がん剤治療のまっただ中でした。
ほんとうに辛かった。先の見えない不安な状況の中、身体の調子がどんどん悪くなり、一体私はどうなってしまうのだろう?という希望が持てない日々でした。

そんな時に書いていたブログがこちら

「そして同じく回を重ねるごとに、身体の痺れや関節の痛み、そして漬物石が頭の上に乗っかったような身体の重だるさが増してきました。とにかく歩くのが遅くなり、坂道などでは”なんでぇ〜”という位、人々に抜かされてしまうんです。歩幅も小さくなるし、足の運びも良くないしって感じです。どんどん抜かされていくと”ちくしょー”とも思うのですが、心に相反して身体は言うこと聞かずに歩いていた記憶があります。」

今回、黒岳を目指して登り始めました。標高差400mくらいを一気に登って行くので、結構キツい登りです。次の日は、途中から天気が悪くなり雨風強い時間は、自然と自分との闘いにもなりました。

でもですね、私は全くツライとか苦しいという気持ちにならないんです。

4−5歩進んだだけで、息があがり苦しくて立ち止まってしまっていた自分。小さい子供やお年寄りに次々に抜かされていく…

あのときの想いが蘇ると、どんなにツライ状況でもココロから楽しいんです。

だって、そんなところに歩いて行けるということって、その瞬間しか無いのだから!

まだまだ歩ける!まだまだ進める!
GO TO NEXT STAGE!!





みんなみんな、ありがとね。


 東京都スキー連盟の担当行事が先週末無事に終了しました。

私の中では、これでハイシーズンが一段落。
それにしても駆け抜けているシーズンでしたねー

旭岳が終了したあと、ちょこっとココロが病んでしまい(苦笑)、ココロの内を明かしているこのブログを中々書けずにいましたが、、、

こんな行動をしちょりました←カーネーションの岸和田弁??(笑)

旭岳から東京へ→
ピラティスレッスンをこなし、再びニセコ入りして9日間ステイ→
荷物を抱えて東京へ帰り、その夜中に荷物をまとめて翌日のために車で運び→
朝一番で病院で検査して、終了後ピックアップしてもらって戸隠へ→
黒姫駅でドロップしてもらい電車&バスを乗り継いで、湯ノ丸へ→
ピラティスレッスンをこなし再びニセコ入り→
東京へ戻ってピラティスレッスンして、菅平へ

んな感じ。

そりゃあココロにも余裕がなくなる訳ですよねーって言い訳(苦笑)

もう大丈夫。

あのあと羊蹄山へ登り、手つかずの大自然に悪戦苦闘したり、考えられないほどの静けさの中に身を置くことをしたり。そんな時間が固まっていた私のココロを少しずつ溶かしてくれました。

このお話は次回に、、、

日本中を悲しみのどん底に突き落とした”東日本大震災”から、先週末で1年を迎えましたね。
あの日は金曜日、同じ行事の準指導員検定のために菅平入りしていました。
紆余曲折しながら、順延→延期となり、今シーズンは2回の検定を行なうという異例な事態。

迎えた開会式で検定委員長が述べたコトバ、、、

「今ここでスキーができるという幸せを噛み締めて」

病気になり死と向き合う人生になったときに、ココロの奥底から感じているはずのこと。
ありがたいことに忙しくなり、欲が生まれ、薄れていってしまっていたあたり前のこと。

襟を正しました。

今ここに生きているという奇跡
大好きな雪たちの中に身を置き、五感を研ぎすませる本能
大宇宙の中の地球に存在しているからこそ感じる、重力の中のスキー
photo Yoichi Watanabe

私は幸せもんです。

みんなみんな、ありがとね。
そこにいてくれるから、気づけることがたくさんある。

おうちのベランダには、寒い冬の中咲き乱れる白い花々が、今日も元気に風に揺れていました。

未曾有の災害で亡くなられた方々に、改めてお悔やみを申し上げるとともに、被災され未だに先が見えない生活を余儀なくされている方々に、今ある自分を感謝しながら寄り添っていきたいと思います。




伝えるということ


 雪降りな1日になりましたね。
私は東京の雪も好きです。なぜなら見たくないものも隠してくれるから…

『汚れない白い雪も時間の流れとともに

いろんなゴミや埃と混じって黒く汚く変わってゆく
やがて溶け始め姿を消してゆく』

伝えるために生きている!というブログを書き始めて、4年半という月日が経ちました。そもそものキッカケは、トレーナー仲間で大親友でもあるゆきぷうが、闘病生活で凹んでいた私をみるにみかねて「ゆきこさん、書いてみなよ。何かが始まるかも」と言ってくれて、全てお膳立てをしてくれたから。

私はいろんなものに興味を持つ性格で、これ!と信じたらとことん追求。そして、それを人々に伝えたい!と強く想うようです。

ピラティスしかり
雪遊びしかり
音楽しかり

なんでしょね、ここ数ヶ月”伝える”ということについて色々と考えるようになってしまいました。
私自身大好きで楽しくてしかたのないことを伝えると、それが人々の気持ちや手によって、いろいろなものを産み出してしまう。

もちろんそれが悪いということではありません。
それは当たり前のことだし、むしろそうあるべきなんだと思うこともあります。

でもですね、辛いんです。とっても…

多分、私はココロがちっこいんです。変わってゆくものを受け入れられない。
人と強く向き合いすぎるんですね、、、多分。

『姿を消した雪たちは、大地に飲み込まれ、大海原で浄化され天空に昇る
また再び地上に舞い降りることを願って』

いつの日か、受け入れられるようになりますようにと願いつつ、
またココロを整理してブログを書きます。



キラキラ輝きますように


 2012年辰年が始まって早3日たちますが、どんなお正月をお過ごしですか?


私ゆっちんはというと…
お伝えしたように姉たちと東京で食っちゃ寝ー生活(笑)の予定が、姪っ子のショッピングに散々つき合わされている日々でございます(苦笑)。

それでも新年早々考えること、想うことがたくさんあって。

まずは、箱根駅伝で悲願の優勝を果たした柏原くんのコトバ。
「僕の走る1時間ちょっとの距離の苦しさなんて、震災で苦しんでいる人に比べればたいしたことない」と…

感動しました。

1年生のときからの大活躍で、ちやほやされ、訪れたスランプ。苦しんで苦しんで乗り越えたからこそ、自然に出てきたコトバなんだろうなーと。

そして生まれ故郷・福島県を想う強い気持ちなんだろうなーと。

そんな最中に、姪っ子にせがまれて出かけたイチマルキュウ。
2日の初売りだったんですが、ビルの地下に並んで入る規制!8階までのフロアは若者でごった返して、音はがんがん、売り子の叫び声はわんわん。

眼はチカチカするし、耳鳴りはするし、まったくどうしようかと思った3時間。

柏原くんは大学4年生、イチマルキュウな年頃は卒業しているけれど、そんなに違わない年齢。全く正反対のところに位置しているなーと。

世の中、柏原くんのような人はごくごく少数で、イチマルキュウ的(若者だけじゃなくね)な人が大多数。
でも両方が共存しているからこそ世の中なんでしょうね。

さて私はどっちだろう?

若い時にはイチマルキュウにやっぱり通っていたし、だからこそ今があるのだし。そう考えるといろんなことを経験して、少しずつ色が塗り重なって”自分”というものが出来上がってくるんだろうなー。

そのさまざまな色を地道に塗り重ねるということを止めずに、少しずつキラキラ輝いて過ごしていきたいなーと想った2012年の始まりでした。

みなさまの2012年もキラキラ輝きますように♬
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


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