Svalbard紀行〜最北端のテント場からOsloへ〜


Pyramidenから戻り、最後の夜はLongyearbyenのテント場へ。

世界最北端のテント泊というウキウキな感じ(笑)。

 

しかし日本では、相当あーでもないこーでもないと相談したんですよね。なんたって、どの位寒いか解らない!しかも雨?雪?だったらどうしよう?などなど。

この後のメインランドのトレッキングが、この旅の目的な訳で、そんなに寒くないことが想定でき、この1泊のために防寒対策をガッチリやる荷物の余裕が無い訳です。

 

テント、マットはレンタルにしたんですが、結果として最高の居心地でした。テントはティピで広々〜

マットもThermarestでフカフカ〜

 

<こーんな景色を見ながらテントに泊まれちゃうんです。しあわせだぁ…>

 

翌日は歩いて飛行場へ。

「え?歩いて?」

そうなんです。飛行場の目の前にあるテント場なものだから、ザックを担いで歩いて行けるのです。どこまでも自力が大好きな私たちです(笑)。

 

さあ、次なるはOsloですよー

 

メインランドのトレッキングが最大の目的である私たちにとって、このOslo滞在は重要な意味があります。

なぜならNorway全体のトレッキングを管理しているDNT(Norwegian Trekking Association)という組織のオフィスに行く必要があるのです。

いや、絶対に行かねばならぬ!のです。

 

DNTのサイトがあるので、日本でも大体の情報は手に入れられますが、何てったってメインはノルウェー語です。一応、英語、フランス語、ドイツ語でも書いてありますが、情報量が少ないんですよね。

 

昨年も行ったので、大体のイメージは掴めていますが、とにかくルートがたくさんあるし、アクセスの問題も不安があります。

しかも今回はセルフハットという、自分たちで鍵を開け小屋を使う場所にも行く予定だったので、その鍵を手に入れなければならなかったのです。

 

さて、そんなたくさんの想いを持ちオフィス(とは言ってもお店)へ。順番を待って、係のお兄さんに相談をし始めました。すると…

 

お兄さん「そのルートは、まだ雪がたくさん残っているよ。君たちはちゃんとした靴を持ってきた?」

 

私たち「えっ?雪?えっ?」

 

お兄さん「ノルウェーでも、その辺りは一番雪が多く夏にも残っているところなんだよ」

 

私たち「げっ…(しばしの沈黙)アイゼンって必要ですか?」

 

お兄さん「無くても大丈夫だとは思うけど、ゲーターは必要かな」

 

とほほです。

まさかここにきて雪と言われるとは。

 

すったもんだの結果、少しでも雪の少ない方向へとルートを大幅に変更したのでした。

 

<悩みに悩んでいるわたしたち>

 

日本でしっかり準備をして、小屋の情報まで色々集めておいたのに…

まあ、私の人生っていつもそんなもんなのねー

 

そして、前回お伝えしていたPyramiden山に登った時に「登って良かった」と心の底から感動した気持ちをスッパリ切り捨てることになる序章が始まっている私なのでした。

 

はい、そうなんです。

とてつもない筋肉痛が私を襲い始めてきたのです。

それは筋肉痛を通り越して、肉離れと言っても過言ではない状況になりつつあり。

 

ふむ、果たして歩けるのか?

そんな不安を遮るために美味しいランチをしてみました。

 

<キヌア丼ぶり。やっぱノルウェーサーモンは美味し!>



Svalbard紀行〜廃墟の町Pyramiden〜


今回のSvalbardでは、もう一カ所行きたい場所がありました。

それは、同行者ヒロコさんが見つけてくれたPyramidenという廃墟になったロシアの開拓地。旧ソ連時代の1910年から炭坑で栄えた町なのですが、1998年に炭坑産業が下火になると一気に手を引き、すっかりゴーストタウンになってしまったそうです。日本でいう軍艦島みたいな感じだと思います。

 

しかし2007年から観光産業に力を入れ出し、今ではLongyearbyenなどからの日帰りツアーが人気だそうです。

 

で、実際どうだったかと言うとですね。

私たちは日帰りではなく、どどーんと泊ることにし、日本でホテル(唯一ここだけ)を予約しておきました。

まあ、正直ネットで検索してもあまり情報は出て来ないし、ある意味出たとこ勝負だったんですが(苦笑)。

 

一番心配は往復の船でしたが、インフォメーションセンターで何とかなりそうなことが判明したので、あとは「野となれ山となれ」的な感じ。

 

行きは日帰りツアーに乗っかっていくような感じでした。

 

途中で氷河見物をしながら3時間くらいかけて到着すると(Longyearbyenから約50km北)、まずはロシア民族衣裳チックな男性が、これまたライフル持ってお出迎え。

 

一通りの説明を受けた後、廃墟の町をみんなでゾロゾロとガイドツアーへ。いやいやタマゲました。小規模ながら劇場から温水プールに体育館などがあったのです。しかも木材をふんだんに使っているんですから。

Svalbardには木材はありません。どう考えても全て船で運搬してきたはずです。

旧ソ連が炭坑開発に、如何に力を入れていたのかが伺える産物です。

 

しかし考えさせられます。

今では自然や動物の保護を始め、地球規模の極地研究がされている場所ですが、その昔、私たち人間はそんな不毛の大地まで開発の手を伸ばしていたんですもんね。

 

うーむ…

 

これらの廃墟は現在一部のみ、中に入っていいそうですが、個人的に見学へ行く場合は崩落とシロクマの危険がついて回ります。

 

ガイドツアーが終わり私たちはホテルにチェックイン。宿泊者は私たちの他に、ほんの数名程度なのでガラーンとしています。

広い廊下を歩くとコツコツ音がして、ドアの開け閉めの音が響き渡り、旧ソ連の香りがプンプンしている感じ。

その昔、モスクワ経由でヨーロッパへ行った時の記憶が蘇ってきました。

あっ、シャワーはお湯が出ませんでした。冬は一体どうなるのでしょう?

 

そして翌日はPyramidenという地名の由来にもなったPyramiden山トレッキングへ。もちろんガイドさん付き〜

<この先っちょを目指します>

 

植物がほとんど無い訳ですから、ほとんどがガレ場&ザレ場。そして一番の難関が最後の100M位で、私の短い足だと上への一歩が届かずに、下からガイドさんにお尻をググッと持ち上げてもらいよじ登りました。

<笑顔の裏側には…>

 

しかし待っていましたよ、絶景が!

ありえないほど空気が澄んでいるから、距離感が解らなくなるし自分の大きさ?いや、小さささえ混乱する感じ。

アコンカグア登頂のときと似ています。

<今回はロシア人のイケメンガイド>

 

登って良かった〜

と心の底から思いましたが、その後、その気持ちをスッパリ切り捨てることになろうとは…後日説明があります(笑)。

 

5時間位の行程でトレッキングを終了し、下山後はここで一番美味しかったランチタイム。本場仕込みのボルシチは疲れた身体に最高でした!

うんうん、遥か遠いヤーパンから来たかいがありました。

 

そして夕方の船で再びLongyearbyenへ。

最後の夜は世界最北のテント場にて、テント泊です!



Svalbard紀行〜地球を考える島〜


そんなこんなで始まったSvalbard滞在ですが、驚いたのは思いのほか一般の観光客が多かったこと。

私たちが最初に到着したのは、Spitzbergen島のLongyearbyenという町です。

北限の町ですから、それなりの人(アウトドア好き)の集まる場所なのかと思っていたら、老夫婦や中高年グループなど、普通に観光を目的とした人々が来ていたことです。

 

 

メインストリートは数百メートル。しかしここはTAX FREEなので安い!お目当てのものが見つかれば買うべし。

私は残念ながら、この先のトレッキングのため荷物を増やせずに(涙)。

 

そして次に目を見張ったのは、Snow mobileの多さ。

聞くところによると町の人口約3000人に対し、mobile4000台あるとか?

1年の内、8ヶ月位は雪の生活ですから納得です。

 

<ここは綺麗にパーキングされているが、適当に散らばっているところも>

 

初日は町をブラブラしながらインフォメーションセンターへ行きました。これから先に行く予定のPyramiden(これはまた後ほど)への船の予約などなどを調べに。あっ、このあたりは仲間のお二人がやってくれたんですけど(感謝)。

 

ほんでもってカヤックツアーが多々あることを発見した私たちは、急遽申込をすることにしました。

それにしても白夜ならでは「Midnight Tour」もあるんです。もちろんフツーのにしましたよ、いくら白夜といえども夜ですからねー

<寒くないとはいえ、ドライスーツを着用。落ちたら大変ですもんね>

 

<なんとBerugaの群れと遭遇!そう、白イルカです。ガイドさんも初めての経験だとか>

 

さて、Svalbard諸島は、かつて捕鯨や炭坑の町として栄えたようですが、今ではその廃墟が観光資源になっています。そして数々のアウトドア・アクティビティがあり、夏だけではなく冬も積極的にツアーを行っているようです。

もちろん夏は白夜!

氷河観光ツアーやハイキング、またセイウチ・サファリツアーなどもあり観光客が多いのも納得です。

 

<炭坑の跡。まるで今でも可動しているかのように存在>

 

しかし自然や動物保護に関しては徹底していて、町の外へ出るときは必ずライフルが必携です。ちなみにライフルを持っていない私たち観光客は、ガイドさんが同行でないと外へいけません。

一番の目的はシロクマから身を守ることですが、これはシロクマを撃つためではなく、威嚇するためです。それでも襲って来た場合の最終手段としてライフルで撃つそうです。

 

<カヤックのガイドは松山ケンイチさん似のイケメン♬>

 

何が大切なのかと言うと、私たち人間が彼らの住む世界に勝手に近づいている訳です。動物が襲ってくるのには理由がある訳ですからね、近づきすぎないとか、私たちの居場所を知らせるという、あたり前の配慮が必要です。

 

「安全確保のために殺して踏み入る」などというのは以ての外。だったら行くな!です。

Respect Svalbard’s wildlife !!

 

そして私がとても興味を持ったのは、極地研究が盛んだということです。地質学、生物学、地球物理学、地球科学技術などなど。

ミュージアムでは歴史の他、たくさんの研究成果が取り上げられていました。

いや〜辞書片手に一日いたかった!

 

そうそう、「世界種子貯蔵庫」って知っています?

Microsoft社のBill Gates氏と言ったら誰でもご存知かと思いますが、彼主導のもと、世界場の種子を冷凍保存する施設がありました。

これから先に予想される気候変動や自然災害、戦争などに備え農作物の絶滅を防ぐことを目的としたものなのです。永久凍土の中、−18°で世界各国から集められた種子が保存され、世界絶滅の危機があった場合に栽培再開の機会を提供することが目的だそうです。

我が国・日本からもオオムギが保存されているとのこと。

 

そんな興味深すぎるSvalbardの滞在は、まだまだ続きます。



Svalbard紀行〜最北の島へ〜


そして再び北の国から、こんにちは!

旅の目的のひとつでもあるノルウェートレッキングから無事に戻って参りました。

とはいえ、まだまだ日本ではありません(苦笑)。

今は南スウェーデンのスコーネ地方ってとこにいます←姉んちのサマーハウス。

 

荷物事件で大変だったギリシャの島Kefalonia情報はいずれ、ということで先にノルウェーな旅のお話の幕開けです〜パチパチパチッ

 

昨年初めてノルウェーを歩いた訳ですが、それを色々調べていた時に心を強く揺さぶられた場所がありました。

それがSvalbardというところです。正確に言うとSvalbardは群島で人間が唯一住んでいる島がSpitsbergen島。ノルウェー領土の一部ですが、Svalbard条約というのがあって法制度などは本土と異なるそうです。またその条約加盟国は経済活動を行えるので、ようは暮らせるってことです。日本もサインしていますから住めるんですよね〜

 

しかし北緯約78度という北極点まで、なんと1000kmという場所です。

ちなみに北極圏じゃないですよ、点です点。North poleってやつ。

東京が北緯35度な訳だから、どれだけ北か!と想像つきますよねー

 

<TOKYO 6830kmの表示とシロクマ出るよサイン>

 

そんな訳で構想約10ヶ月←結構短いかしら(笑)。

Stockholmから、Oslo経由でブブーンと飛行機で行ってまいりました。

 

が、そんな私な訳ですからもちろん一筋縄ではいきません。

そもそもOsloの乗り換えが45分ということを、ものすごーく心配していました。なんてったって航空会社はKefaloniaで散々な目に遭わされたSAS。この旅で荷物が着かないなんてことがあったら、それこそ目も当てられません。

だって寒いんですからっ!

日本からダウンパンツだの、ホッカイロだの、暖かグッズを色々持って来ているんです。

 

Stockholmのチェックインの時に、「ついこの間lost baggegeで大変だったんだから信用できない」とか「Short transferのタグをつけて」だの、散々言いましたが「問題ないからダイジョーブ」の一言で済まされてしまいました(涙)。

 

<なので、必要最低限は機内持ち込み。荷物を増やせないからレジ袋なのだ>

 

そして心配を抱えながら搭乗ゲートで待っていると、一向にアナウンスがありません。そうそう、こっちの国って掲示板に搭乗ゲートナンバーが表示されない場合って案外危ないんですよね。

しかしナンバーが表示されていたから、少し安心していた訳です。

が、そうこうしている内にゲートが変更になっていて(アナウンスあったのかなあ〜?)慌てて新しいゲートへ行きました。

 

しばらく待っているとゲートのところで機長さんらしき人からのアナウンス。

私の英語力で理解したところによると「Osloからの飛行機がまだ到着していなくて、出発が遅れるようだ」とのこと。しかも機長さんもそれを知らされてなく、ゲートまで来てそれが解り、直々にアナウンスしていたんです。

普通は地上係員がやることですよね。

 

あーあ…

 

荷物の心配どころか本人が行けるかどうかが解らなくなってしまいました。

 

しかしここまで来たら腹をくくってIt’s a piece of cakes.

 

結局1時間近く遅れて、Stockholmを飛び立つことになりました。

そうこうしている内に機内でCAからアナウンス。

むむっ?どうやらSvalbard行き飛行機が遅れているようで、乗り継ぎできそうです。ちなみに出来うる限り耳を澄ませて聞いて、ゲートナンバーをメモしていたら隣に座っていた男性がヘルプしてくれ、「合ってるよ!」って教えてくれました。

 

旅は道連れ世は情け〜

 

そんでもって到着するや否や慌ててゲートへ向かったのですが、なんとなんとその飛行機も2時間以上遅れていたのです。

あっ、ここで落ち合う予定の仲間とも無事に合流。彼らは日本から乗り継ぎで来ていたのでボロボロでしたが(苦笑)。

 

そもそも到着時間が夜中の12時半。

結果、散々待たされて真夜中3時に到着という始末でした。

 

が!しかし!

そこは白夜の世界。曇っていたのでまだ良かったですが、普通に真っ昼間でした。ひ〜

 

 

空港についたら町行きのバスがあったので、それに乗ってまずは町へ(Longyearbean)。ここではアパートメントを借りているとのことで、一番近いであろうホテルで降り、そこから探すこと30分以上。

 

なんてったっていい加減です。日本ならアパートの番号とか書いてあるけど、それもないから画像で探し、一番似たアパートのドアを開けてみたら当たってたという感じ。

しかも使用方法やメッセージなど、なーんにも書いてない。

 

 

と、かなり長い一日でしたが、なんとか目的の場所に到着しましたとさ。



Kefaloniaに来たはいいが…


3週間のSweden滞在が過ぎ、姉たちのサマーバケーションについて、Kefaloniaというギリシャの島へやってきました。

多分聞いたことない人がほとんどだと思いますが(苦笑)。

 

エーゲ海側ではなくてイオニア海側にある、ちょっと大きめの素敵な島です。

なんつーか、ヨーロッパ的なヴァカンスって感じ〜

 

 

と今は言えますが、実は実は大変な始まりだったんです。

 

夏になるとヨーロッパ各地から、この島へのチャーター便があって、乗り継ぎなしで一気に来れます。Stockholmからは4時間くらいなので、結構気軽なんですよね。

そんなノリだったんですが、当日は、なんと嵐に見舞われたKefalonia(めったないことらしい)。ものすごーく揺れた結果、着陸できずに本土の北の街に着いたのです。

 

あーでもない、こーでもないの、すったもんだの末、その日は近くのホテルに泊ることに。

 

まあ、こればっかりは天候だから仕方なし。

とその位は余裕の私ですが、挙げ句の果てにロストバゲッジだったんです!

 

確かに変だったんですよ、Stockholmの空港の様子が。

人がうじゃっといて、どこも長蛇の列。

あとから聞いた話だと、荷物を仕分ける機会が故障していただか何だかで、ものすごい数のロストバゲッジが発生したそうです。

 

翌日はお天気もよく、午前中にKefaloniaに着きました。

とにかく暑い!常夏の島です。

 

抜けるような青い空〜

深い深い海の色と輝く太陽〜

 

本来なら「やっほーい」ですが、なんといっても荷物が無い!

北緯約60°のスウェーデンを出発した訳ですからね、着ているものはGパンにTシャツ、そして薄いトレーナーそしてスニーカーです。

 

サンダルやら帽子やら短パンやらは、全て置き去りにされたまま…

しかも困ったのはコンタクトやPC、携帯の充電器も全て荷物の中という事実。

 

とにかくすぐに町へ買い物に行ったのですが、運の悪いことにその日は日曜日なので、ほとんどのお店が閉まっているという。

 

けど、私は2回もロストバゲッジ(しかも激しいやつ)を経験しているので、その位ではメゲません。

 

なんですがね〜

届いたのが4日目となると、さすがにかなりどよ〜んと落ち込んでおりました。

 

しかし愛しの荷物ちゃんが届いた瞬間の喜びっつたら、見せたいほど歓喜の雨あられでした。

だって毎日洗濯して、コンタクトがないからメガネ生活で良く見えないし、私の場合は水着が乳がん患者専用の特別仕様だから、買って着ることもできないし…

 

それからは気持ちも上向きになり、あちこちのビーチでヨーロッパ的ヴァカンスを楽しんじゃっいましたよー!

 

 

 

Kefalonia島の詳しい情報は、また今度ね。



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