2020近況報告


あ〜なんて長い時間をかけて書いているんだキリマンジャロ!

気づけば年は明けて2020年になっているじゃないか。

今年の抱負も宣言しないまま、あと一週間で一月も終わりだという。

 

残すところはサファリなんだけど。

あまりにも刺激的なことが多すぎて、どう整理したらいいのかわからないのが事実なんです。

 

ちょうど出発前のこと。

たまたまTV番組でセレンゲティ国立公園のサファリの特集をやっていました。全4回全てを録画して2回見ました。

もうイメージが湧きすぎて頭が爆発するぐらい興奮しました。

 

それを頭に焼き付け現地へ行くとなれば、全てが感動の嵐だったわけです。

 

ということで少し時間ください。

サファリは想いもあるので時間がある時にしっかり伝えていきたいと思います。

 

一番お気に入りの写真がこれ!

サファリというとライオンとか象とかがクローズアップされるけど、こんな風に水辺のオアシスがあります。

この近くにはキリンもいたのよ〜

 

さて話は現在のこと。

相変わらず毎日忙しいです。

12月は2回も本州でスキーキャンプを開催したし、年明けもゆっくりする間なくガイドが始まっているし。

その最中にスウェーデンから姉もやってきたし(もう帰ったけど)。

 

というわけでお察しの通り、風邪を引きました。

どう考えても完璧に過労です。疲労を通り越して過労。

考えてみればもう孫がいてもおかしくないお年頃。

そろそろ自分の行く末を考えなきゃなーと考えてしまうのです。あっ、今更って感じですよね(苦笑)。

 

そんな弱気な私ですが、今シーズン、雪が遅く今も少ない状況が続いているけどゲレンデ滑っていても楽しいし、オフピステに行ければ嬉しいし。

 

オプピステは笹が出ていたりブッシュに拒まれたりと、何かと苦労は多いものの新しく降り積もった雪の中を滑れるだけで幸せだ〜と痛感しています。

こんなに幸せな瞬間を味あわせてくれる「スキー」に出会えた人生に感謝しないとね。

 

うん、感謝の気持ちを持ちつつ行く末を考えよっと。



キリマンジャロ遠征その7(アフリカ大陸最高峰へ!)


朝食を食べにテントへ行くと、たっちーがかなり具合悪いという状況から始まったのが、DAY5。

 

お腹を下し熱があるという。

高山病ではなく、何か細菌にあたったようでした。

前の晩は一緒に夜景見ながら、元気いっぱいだったのに…

 

診断はできないけど、私が持ってきた抗生物質を飲むことになりました。

 

トラベルクリニックで予防接種を受けたときに、先生に持っていく薬を相談していました。私は抵抗力が弱いから、旅先で細菌にあたった時ように薬を処方してもらっていたんです。

 

「お腹壊したり吐いたりした時に熱があるようだったら、この薬を飲むように」

 

と言われた症状が全く同じだったので、望みを託して。

 

とはいえ、すぐに効く訳ありません。

しかし下山できる場所ではなかったし、上がるしかないとの判断でアタックキャンプ地まで行くことになりました。

 

いや〜相当辛かったと思います。

あの体調で4600mまで登り切ったんですから、驚くべき精神力だと思いました。

 

もう一人の女性であるSちゃんも、高山病の症状が出始めていて、辛そうです。

反対に高度障害が出ていたShigeさんは、徐々に回復し(やっぱりさすがです)、逆に体調が良さそうなのが何よりでした。

 

なんとかかんとか4時間かけて、バラフキャンプ地に全員無事に到着。

 

遅いランチを食べた後に、翌日のアタックに備えて仮眠タイムです。

しかし興奮もしているし寝れるもんじゃありません。

ブラブラしたり、またストレッチしたりとゆっくり過ごしました。

 

ここまで来て初めて現れたマウエンジ峰

 

Spo2は83 

心拍数90

 

まあこの標高ならまずまずって感じです。

 

Day6、アタックの日を迎えました。

0:45起床 さっむい!

1:30 Tea & Cookie Time 

2:30出発

山頂でご来光を見る場合は、もっと早くに出なくてはならないけど、みんなの判断で少し遅い出発にしました。

 

どうやら薬が効いてきたようで、たっちーも大分回復してきています。とはいえ通常の50%位みたいですが。

 

ゆっくりゆっくり歩を進め、みんなで登っていきます。

かなり寒いと聞いていたので、最強の厚着をした私。ちなみに上は6枚、下は4枚。流石にそこまでの厚着は不要で、途中相当脱ぎました(苦笑)。

 

山頂への道は難しくありません。ほぼ砂礫帯を登っていく感じです。Pole pole〜

 

暗闇の中を登り始めましたが、だんだんと東の空が明るくなってきました。するとオレンジ色の光をまとったマウエンジ峰(5149M)の姿が現れてきました。

マウエンジは、すでに眼下にあり順調に高度を上げてきているのが分かります。

 

たっちーから言われていた「自分の楽な呼吸に歩くペースを合わせる」を言い聞かせながら、一歩一歩登っていきます。

だんだんと急な登りになり、息が上がってきました。足が重く、思うように上がりません。

でも幸いに頭が痛いとか気持ちが悪いということはなく、ただただ身体の重さがのしかかってくるだけでした。

 

最後は気力との闘いです。

 

ほんとに最後の一滴を振り絞り、ステラポイント(5756M)へ到達しました。

ここはお鉢に上がったところです。この後はお鉢をぐるっと回り最高峰を目指していきます。それにしてもお鉢の大きいことといったら!

考えてみれば富士山の1.5倍はあるわけですもんね。

 

温暖化の影響でものすごい勢いで減っている氷河

 

ほとんど横移動なので、もう息が上がることもなくみんな笑顔で一緒に歩いて行きました。

 

8:15アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ(5845M)登頂!

 

 

アクシデントは色々あったけど、ここまで来れました。

しかも全員です。

たっちーの恐るべき回復力は見事としか言いようがありません。笑顔も戻ってよかったよかった。

 

どこもそうですが、標高の高い場所に長いは禁物です。絶対的に酸素が足りない状況なわけだから、身体に相当負荷がかかっているからです。

その後は富士山の砂走りのような下山をしながら、アタックキャンプまで一気におりました。

 

それにしても私は下山が苦手。

エルブルスの時も登りは順調だったのに、降りのスキーで高山病を発症してしまいました。

まあ、これはショートターンして転んだからですが(苦笑)。

 

気をつけながら下山したけど、やっぱりだんだん頭が痛くなってきました。

アタックキャンプで頭痛薬を飲み小休止し、なんとか回復。

 

15:30ハイキャンプ(3800M)に到着です。

 

長い一日が終わりました。

標高下げたこともあり、緊張から解放されたこともあり、この日は夕食後一回もトイレに起きずに熟睡!

実に10時間以上寝続けました。

 

翌日Day7、いよいよ下山です。

朝食の後、HappyGod始めガイド、ポーターたちとお別れのご挨拶です。ガイドは下まで一緒だけど、ポーターたちはここで最後になります。

 

まずは登頂への祝福のお言葉。そして「皆さんがこうやって来てくれるから、私たちには仕事があり、生活ができます」と真剣な眼差しで語る、HappyGodの顔が忘れられない記憶になりました。

 

低木帯を抜け、樹林帯に入ると、人が生きていける大地へと戻ってきた気持ちが広がります。

 

 

 

12:30ムエカゲート到着にて下山完了。

 

こんな素晴らしい経験を積むことができた遠征、そして機会を恵んでくれたたっちー、最後まで励まし合って登ってくれた仲間に感謝の気持ちでいっぱいです。

 



キリマンジャロ遠征その6(体調との闘いが始まる)


翌日は5:45起床、7:00朝食、7:45出発という朝を迎えました。

バランコキャンプは、山かげなので寒い!

朝陽がなかなか当たってくれません。

 

しかしながら、歩いた後と朝の2回、洗面器にHOT WATERを出してくれるんです。もう天国ですよ。ありえます?

あ〜いつもサービスしてくれる彼、名前忘れちゃった(涙)

もっと早くブログ書けていれば忘れてないのに←反省。

 

なんとなくなんですけど、ポーターさんの中でも順位みたいのがあると思います。英語ができれば、接客係になれるけど、喋れなければ荷物をもつ係、みたいな。

 

出発するとすぐにバランコウォールを越えていきます。一番高いところは標高4,250M。

岩が滑りやすいので要注意とのこと。

所々で三点支持がありますが、思ったほど大変ではありませんでした。

 

そして登り切ったところにはウフルピークの絶景が広がっています!

上部に少し氷河を纏い、岩と砂礫で完成された姿は、アコンカグアと瓜二つ。

アコンカグア遠征へ一緒に行った、タッチーも稲さんもみんなで「うわ〜すげぇ」と大騒ぎ。

 

そして11:45にカランガキャンプへ無事に到着。標高3,950M。

 

今回の遠征で、私は心がけていたことがあります。

それは身体をしっかり整えておくこと。

高度のトレーニングができなかったから、それならばと少しでも酸素を取り入れられる身体にしておこうと思ったんです。

 

私は、乳がんの胸部手術の影響で肋間筋が硬くなってしまいました。

肋間筋は呼吸の時に使う筋肉なので、硬くなると呼吸に影響がでてしまいます。

なので、一番気をつけていたのは、肋骨を柔らかくしておくことでした。

 

今日はかなり早くキャンプ地に入ったので、入念に体操やストレッチをして身体をほぐしました。

こういう時間がしっかり持てるのはラッキーだと思います。

 

その晩の夕景と星空は、言葉を失うほど美しかった…

天の河がウフルピークから、タンザニアの町へと続いています。

 

 

「タンザニアの人にとって、キリマンジャロは太古から繋がる大切な心なんだろうなぁ」

 

そして一夜明け。

大変なことが起こりました!

我がリーダー、たっちーの具合が悪くなってしまったのです。

 

ひゃー

Shigeさんに続き、たっちーまでも…

 

つづく←年越さないようにがんばります(笑)



キリマンジャロ遠征その5(摩訶不思議な植物の中、横移動)


DAY3の朝が明けました。

 

昨晩もお決まりのトイレタイムはありましたが、とにかく満天の星空が綺麗なので、いつもよりトイレに行くのが嫌ではありません。

 

こぼれ落ちてきそうなほど満天に輝く星空が〜〜〜

 

これが雨だったり雪だったりすると最悪なんですけどね(苦笑)。

 

今日からは2日かけて4000m〜4600mあたりを登ったり降ったりしながら横移動し、高度順応をしていきます。そして3日目に4600mのアタックキャンプへ入るという行程です。

 

まずは4600mのラバタワーという溶岩でできた大きな岩を目指します。

道は急ではなく平坦で丘を登っていくような気分。

 

 

歩き始めると摩訶不思議な植物が目に入ってきました。

「とうもろこしのサヤを剥いたら、中に黄色の粒々が入ってない!残念〜」

と言ったような植物。

 

名前はジャイアントロベリア。

下の方の葉中に水を溜め込んでいるそうです。

 

歩き出して4時間半で、最初の目的地ラバタワーに到着しました。

ここもキャンプ地ですが、我がチームはここでランチを取って先に進みます。

しかしランチというのに、ダイニングテントも用意されていて殿様&お姫様ツアー。

良いのか悪いのか…

 

 

登っている途中から、なんとなく様子がおかしかったチームメイト1名の調子があまりよく無さそうです。

どうやら高山病を発症してしまいました。頭痛と吐き気です。

 

本日の行程は、ここが一番高いので標高下げて楽になればいいのですが…

がんばれ、Shigeさん!

 

しかし私も、ここまで登ってくる最中、若干頭が重い感じがあったので要注意です。

 

そこからは下りです。

下りが苦手な私がポールを準備しました。

メインガイドのHappygodから「ポールが長すぎるよ」と指摘されましたが、「アタイはプロのスキーヤーだい!」と反抗しながらも、超慎重に降りて行きました。

 

 

しばし降りて振り返ると、ラバタワーが見えます。

横から見る姿はタワーではなく、そそり立った断崖。

地球の創世記、この地ではどれだけの噴火が繰り返されたのでしょうか。

想像しただけで震えがきてしまいました。

 

 

今日のキャンプ地・バランコキャンプが近づいてくると、切り立った岩山の合間に巨大な植物が見えてきました。

 

予習のために見ていたDVDで知ってはいたけど、その存在感に言葉を失いました。

 

ジャイアントセネシオ(キク科)

見た目は木のようだけど、日本でもお馴染みのキクの仲間です。びっくりです!

幹の中が空洞になっていて日中に温められるため気温低下にも耐えられるとか。

また葉は枯れても落ちないので、それも断熱材の役目をしているそうです。

 

標高4000mなのに、なぜこんな巨大な植物?

 

それにしてもキリマンジャロの豊富な山容は、驚きの連続です。

石がゴロゴロして砂だらけでひたすら歩くだけ、というイメージを持っていた私が恥ずかしい。

 

百聞は一見にしかず

 

肝に銘じました。

 

本日の行程

3,750m〜4,600m〜3,940mのバランコキャンプ地

移動距離 10.75km

行動時間 7時間45分



キリマンジャロ遠征その4(森林限界を越えた先の絶景!)


シラ2キャンプに到着後、まずはtea time。

毎日このtea timeというのがあって、お茶とおやつを出してくれます。とにかく水分を取ることは必須なので、暖かいお茶は助かります。

 

そしてその後はHot lunch!

いや〜かなり有難いし何よりシェフの腕前は完璧。めっちゃ美味しいんです。

贅沢ですよね、歩いた後に何もしなくてもお茶や食事のサービスがあり、ましてや暖かいものとなると。

幸せ度100%です。

 

休憩したあと、夕方に高度順応のため標高約4000mあたりまでプラプラと散策しました。とにかくゆっくりゆっくりpole pole〜

段々ペースがわかってきて、歩くことだけじゃなく色んな動作にリズムが出てきた感じがします。

photo:Shige

 

ふむ、よしよし。

 

ちなみにKilimanjaroは山脈に属さない独立峰では世界で最も高い山です。

東西約50km、南北約30kmというとてつもなく大きな山で、西から東へシラ峰(3962m)、キボ峰(5895m)、マウエンジ峰(約5149m)の3つの成層火山で成り立っています。

 

私たちは西側から登ったので、シラ峰も間近で見ることができました。

が、あまりにも広大で説明してくれたけど、どれがpeakだか解らなかった(苦笑)。

photo:Shige

 

1時間ほどでテントに戻ると、今回のガイド始めポーターたちと自己紹介タイムとなりました。

一人一人名前を言ってご挨拶。

全員で19名ものスタッフなので、さすがに名前は覚えられないけど、できるだけ顔は覚えようと努力せねばです。

なんたって共同装備はもちろんのこと、自分の荷物まで持ってもらっている訳ですから。

 

自己紹介の後は誰からともなく歌が始まりました!

Kilimanjaro〜♪Kilimanjaro〜♪

 

みんなで手拍子しながら大合唱!いや〜楽しかった。最高です。

 

どうやらWelcome songな感じで、その後はキャンプ中にこの歌が響いてました。

ちなみに私はだいぶ覚えましたよ(笑)。

 

他のパーティですが、こんな感じ。

photo:Shige

 

前の晩はまだ熱帯雨林の中だったので、景色はあまり見れませんでしたが、森林限界を越えたので景色はまさに絶景!

 

午後から曇が広がり姿を隠していたキボ峰も夕景のなか、輝いていました。

 

雲海の下にはアフリカのサバンナが広がる〜

 

 

遠くのお椀みたいな山は、アフリカで5番目に高いMt.Meru(4562m)

ちょっと登ってみたい気もする。



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