ノルウェートレッキング紀行〜歩き切りました!ゴール〜


ヒロコさんがくべていてくれた暖炉のおかげで、ぐっすり寝た私は快適な起床。

さあ、いよいよ最終日です。

 

ゆっくりコーヒーを飲み、朝ご飯を食べ、出発時間は、なんと11:00過ぎ。

日本の山じゃ、ありえませんね〜

これだからノルウェートレッキングはやめられない(笑)。

 

最終日も相変わらず、どこまでも続く道を歩いていきます。かなりの湖が点在しているからか、途中ではトレッキング兼釣りという人にも会いました。どうやら、ここいらはこのスタイルがノーマルみたい。

 

あっちいって釣り、こっちいって釣り。

そこいらでテント張って寝る。

まー!自由でいいわねー!

 

そうこうしているうちに段々雰囲気が変わり標高を下げ始めました。最後の最後にきてこれでもかという岩だらけの世界。

それはまるで「岩の川」のようです。何千年?何万年?前に、一体このあたりに何が起こったのでしょう。とにかく不思議な世界です。

 

そんな岩の川を抜けていくと、その先に湖が見えてきました。

お〜〜あの辺りがゴールのはず!

 

しかしこれだけ広大だと、見えてからが長いのは周知の事実。いい加減に慣れて来たので、まだまだ一休み。

 

ゴールの湖近くになってくると、久しぶりの森です。

ずーっと岩だらけの山の中にいたので、森の香りに満たされると、すごく安心する私がいました。やっぱり人間は「森の人」なのね。

 

花々が咲き乱れた森を抜けると、いよいよゴール!のMorgenへ。

この日は約15kmの道のりで17:00着でした。

 

ここでも「小屋を建て替えてから来た日本人は、あなたたちが初めて!ゲストブックを書いてね」と感激され、つたない英語で書かせてもらいました。

 

古い山小屋なので、長い歴史のゲストブックの1ページに刻ませてもらったと思うと、胸の奥がジーンと…

 

思えば、現地に来てから急遽ルートが変わるというビックリなスタート。雪渓を越え、岩山を越え、歩くこと87.1KM

とてつもない筋肉痛から始まり、足首もくじいたし、まあまあ色んなことがありました。

 

しかし決して一人では成し得なかったこの経験は、私の山の歴史の中に深く深く刻み込まれました。

 

ありがとう〜〜

NORWAY!大好きだよ、また必ず来るよ!

 

NORWAYからSWEDENへの飛行機が、今回歩いたHardangervidda上空を飛んだので、ぱしゃり。

人間ってちっぽけだね。

 

 



ノルウェートレッキング紀行〜初体験!Self-service cabin泊〜


DNTは大きく分けて3つの宿泊システムがあります。

  • Staffed Lodge  人がいてご飯のサービスがある。けど、閑散期は人がいなくなる場合が多い。
  • Self-service cabins 寝食に必要なものは揃っている。薪、ガス、調理器具、お皿など。食糧は缶詰、スープ、紅茶、コーヒーなどでキャビンによって違う。自分たちで薪を割って暖炉をつけ、水を汲み、料理をする。ハイシーズンになると管理人さんがいる場合もある。
  • No-service cabins  セルフと大体同じ物がそろっているけど、あるかどうかは行ってみてわかる。場合によってはシュラフなど持参要。

 

と、こんな感じです。

今回の大きな挑戦はSelfに泊ること。一体何があって何がないのか?どんな状況になっているのか?なんとなくHPで雰囲気は解るけど、ある意味出たとこ勝負。

勘では、SwedenKungsladenと同じなのかなーと。

 

ふむふむ。

大体アタリでした。

 

ハイシーズンということで管理人さんがいたので、ベッドの割り振りやCabinの使い方とか、一通り説明してくれたし、母屋は人がいっぱいだったので、私たちだけ別棟で快適でした。

 

<写真撮りたいって言ったら、わざわざDNTTシャツに着替えてくれた管理人さん>

 

ちなみにトイレは、この別棟にあったので母屋に泊っている人たちは、寒い外を歩いて来なくてはならない。

 

 

しいていえば、それまで使ってなかったらしく寒かった。

火を絶やしちゃいけないよねってことで、夜中にヒロコさんが起きて薪をくべてくれていたとか、、、

ううっ、優しい。私ったら、グースカ寝てた。

 

<一人ずつ、こんな間仕切りがあるから嬉しいよね>

 

しかしこの日は寒かった〜

気温にして約3度の小雨。

寒さとの闘いを覚悟していたSvalbardは、思ったより寒くなかったのに、ここにきて冷え冷え。解らないもんですねえ。

 

私たちの棟にもキッチンがあったけど、「母屋にきて作ってね」と言われたので、母屋へ。人も多いせいか、暖かいし「う〜ん、快適」。

 

ストックルームには、こんな感じの食材。英語のものはあまり無いので、大体勘だったり、他の人に聞いたり。

 

お水は自分たちで汲みに行く。食器を洗ったりしたあとのお水も、指定された場所に捨てにいく。使ったら、その分汲んでおくというマナーもあるのよ。

 

気になるお支払い方法はというと、記入する紙があるので、そこに何人で何泊して、何を使ったと自己申告。金庫みたいなボックスに投函すると、後日請求されるという、なんともノルウェーらしく寛大かつ、人を信じる国ならでは。

 

しかしプライスリストはノルウェー語だから、よく解らない場合は、管理人さんとか周りの人に聞くのよ。

 

ということで「旅は道連れ、世は情け」な旅も、残すところあと少しとなってきました。



ノルウェートレッキング紀行〜休養日も取ったのだ〜


翌日は休養日@Rauhelleren←どうがんばっても発音できない(苦笑)。

朝食の後、目の前にあるMidtnuten(1412m)という小高い山へブラブラ散歩がてら登ってみました。

 

小屋の標高は1221mなので、本当に朝食後のお散歩って感じ。しかし上から見るとこの景色!1200mの世界に、こんな湖が広がっているって凄くないですか?

 

 

今回のハットで私としては一番居心地が良かったのが、ここです。

なぜかと言うと、広々とした風景(まあ、これはどこも広いんだけど)の中に動物がたくさんいて牧歌的な雰囲気があるから、かな。

 

ブーもいた!しかもこの2匹、何かと人間に近寄ってくる。

 

この牛たちからのミルクなのかしら?ちなみに、私は飲めないけど。

 

夕方になると、遠くから荷馬車がゴトゴトと向かってくるではありませんか。ハットのお姉さんが一番近くの町まで買い出しに行って、戻って来たところだったのです。

確かに、食糧とかどうやって調達するのかな?って思っていたのですが、まさか馬車で買い出しとは。やるなあ〜

 

いや〜休養日っていいですねえ。

疲れた身体で到着して、また翌朝出発だと、こうやって土地の人の暮らしとかに中々遭遇できないですもんね。

 

それに、痛めた足も回復できてきたし。

 

翌日は、お天気があまり良くない中の出発。

本来なら、お天気の良かった休養日に歩いてしまえば良いことですが、次なるハットはセルサービスという所なのです。

 

DNTのハット(山小屋)は、大きく3つに分かれていて、

  • Staffed Lodges  スタッフがいて、ご飯のサービスがある。シャワーもあったりするよ。
  • Self-service cabins  トレッカーが必要なものは揃っている。薪、ガス、調理用具、布団など。食糧は缶詰、コーヒー、スープなどがあるので、自分たちで水をくみ、薪を割り、料理する。
  • No-service cabins   セルフと大体同じものが揃っているけど、約束できなく、シュラフやその他の用具を一応持って行った方がいい。

 

という感じ。

今まで泊ってきたのは、Staffedでしたが、次なるところはSelf-serviceで、初めての体験なので、そこで2泊するのはどうかな?ということで、どうしてもここで休養日だったのでした。

 

しかしゆっくり休めたからか、スタートしてからしばらくは身体も軽く、また荷物もお二人に少し負担してもらったので、中々快調。

が、風は強いしアップダウンもあるし、途中から湿地帯やら川やらがすごくて、中々ハードな行程になりました。

 

前にも書きましたが、とにかく距離が解らないんです。コースタイムによると、7時間だから、なんとなく勘だと初日と同じくらい長そうな予感だけ。

 

はい、結果長かったです。

あまりの長さに途中にあった小屋と間違えちゃったくらい。

標識もないし、あれ?って思ったけど「到着したい!」という願いから、その小屋に引き寄せられてしまったんです。

 

「よくまあ、こんな所に人が住んでいるねえ…」

と思う場所でしたが、家主が出て来て「ああ、DNTハットは、もう少し先だよ、1時間くらいかな?」だって。

 

「あ〜ん、まだ1時間も歩くの〜」と思わずため息。

そして最後は登りきって到着という、中々歩きがいのある22kmでした。



ノルウェートレッキング紀行〜標高1200m地帯をどんどん南下〜


さて翌日も歩を進める訳ですが、次の行程も予定5時間という、私にとっては嬉しいも何もありません。

しかし筋肉痛はいまだ癒えず、捻挫の痛み&腫れもあり、おまけに疲れも溜まってきているので、朝起きて入念にストレッチです。

 

とにかくですね、こちらは朝も夜もノンビリなんですよね。

日本の山というと、早朝暗いうちに起き出し、バタバタと準備をすすめ「はい!出発」という感じですが、そんな気配はありません。

もちろん早めに出発していく人もいますが、朝ご飯6時なんてことはありません。しかし乳製品と卵アレルギーがある私にとって、どの国へ行っても朝食というのは難儀です。

もちろん日本も例外ではありませんが…

 

<この日の朝食はこれ!クネッケパンという硬いパンに、チューブのキャビアを乗っけたやつと、キュウリとトマトとサバ缶っぽいのを合えたやつ>

 

ゆっくり朝食を食べ終え、出発すると本日は岩のグレーというより少し緑になり、なんとなく安心感です。

 

ノルウェーって、とにかく水が多いんですよね。

むかーしむかしそのむかし、氷河時代が終えていく過程で、氷河がどんどん溶け出して後退していったそうです。そのときに山、湖、川などができたので、標高の高いところでも湖や池がたくさんあるんです。

 

<という訳で至るところに水が存在!なので飛びます!>

 

<途中では、のんびり釣りをしている人も>

 

<自然とまったく同化した小屋。石造りなので多分古いものだと思います>

 

しかし便利なのが行動水に困らないということ。地図できちんとチェックすることは必要ですが、あまり持ち歩かなくても大丈夫です。

 

あんまり植物があるという風景に見えないけど、お花も時折咲いていました。

 

気になるお昼はというと、朝ご飯のときに各々サンドイッチを作ります。1泊3食付きというのにすれば、好きに作ってもっていっていいのです。

 

<ちなみにこれは私のじゃない、だってチーズが入っているもの>

 

それと、とにかくたくさんの人たちが犬を連れています。小屋は、犬連れの人たちが泊るための建物があるときもあるし、部屋に連れて行ってもOKの場合もあります。

トレッキングで犬連れって羨ましいなあ…

 

本日の目的地が近づいてくると、お決まりの村人たちが登場(笑)。いや〜とにかく村人たちに会うと、大自然の中で孤独を感じなくて済みます。

 

さあ、今宵の宿ももうすぐ。予定通り、約5時間で到着しましたとさ。

 



ノルウェートレッキング紀行〜船に乗って楽ちん〜


おおっ

気がつけば暦が変わり10月に。

まだノルウェートレッキングを書き上げてないと言うのに…

よし!スピードアップだ〜〜

 

という訳で続きです。

 

果たして無事とは言いきれませんが、何はともあれ1日目が終了。その晩は、泥のように眠りました。なんといってもお酒好きのこの私が、ビール1杯しか飲めなかった位疲れていたのです。

 

しかし小屋のおじさんにルートを相談すると、なんと船を使うルートもあるということ。歩きだとコースタイム6時間のところ、船ルートだと4時間半!もちろんこれを使わない手はありません。

この辺り、日本では考えもつかない作戦です。

「さすがだわ〜、やるなぁノルウェー!いえーい」

 

<小屋の名前クラッシャとは、ノルウェー語でこう書きます>

 

その船は1日2便あるとのことで、翌朝はゆっくり過ごし10:30に出発しました。

 

<昨日から一緒だったドイツ人父娘とワンコ。めっちゃ仲良かったよー>

 

1時間半ほどで船着き場に到着。

幹線道路沿いらしく、車もビュンビュン走っていて何やら不思議な感覚です。昨日は、ほとんど誰にも合わないところを歩いていたというのに。

 

本当に来るのか?不安だったけど、ナケナシの知識と想像で無人の小屋に貼ってある今にも飛んでいきそうなチラシを読み?

時刻を確認しつつ、ボーッと待っていると船がやってくるではありませんか!

 

どうやらお客様は私たちだけのようで、気持ちよい風を受けながら、のんびり船旅です。あまりの心地よさに、靴も脱いでデッキで寝ちゃったりして。

そうこうしている内に、船が到着したのですが、「えっ?ここ?」とビックリするような桟橋で降ろされると、目の前には岩だらけの景色が広がっています。

 

いよいよHardangervidda Nationalparkに突入なのです。

 

ちなみに調べたところによると、ノルウェーには18カ所の国立公園があります。その内のひとつであるHardangerviddaは、ヨーロッパ最大で7500平方キロメートル。標高1000~1250mに位置していますが、ノルウェー南部の森林限界は約800mなので、樹木が生息していません。By Yukiko info.

 

♬丘〜をこえ、ゆこぉよ♬

な、感じで2時間ほど、ゆるゆると歩くと今宵の宿Heinseterへ到着となりました。

ここはプライベートハットということですが、DNTハットとそんなに大差ない設備でした。

 

<シチューが、めっちゃ美味しかった>

 

PS.

本日の行程約5時間。このくらいが程よいですね〜わたしには(笑)。



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